トップ > F4リスト > 香水「サンダルウッド シルクロード」

サンダルウッド シルクロード

武蔵野ワークス(香水工場)

ユーラシア東西文明の大動脈シルクロードを渡るエキゾチックな白檀。

k1001,シルクロード。『白檀』(びゃくだん)。サンダルウッド。Sandalwood。

白檀(サンダルウッド)とは

ビャクダンとは、ビャクダン科の熱帯性常緑樹。インドや東南アジアなど熱帯地方やニューカレドニア、ハワイなどの太平洋諸島などに生育する白檀の樹木で、甘い芳香の精油を含みます。ビャクダン精油は他の香木と違って熱することなく香るため古来より宗教関連の調度品や仏像などの資材に用いられてきましたし端材や切りくずはお香の原料として、精油はアーユルヴェーダやアロマテラピーのオイルとして、また香水の原料として非常に重要です。

白檀の香りは世界中の人々から愛されるオリエンタルな香り。白檀の精油は、インドからインドネシア、ニューカレドニアなど熱帯地方に生育する白檀の樹木から水蒸気蒸法にて抽出されます。白檀の精油は香水の原材料として大変ポピュラーですが、白檀そのものをテーマにした香りは多くありません。

香りの特徴:

ユーラシア大陸を東西に貫いたシルクロードは、中東からインド・中央アジア、そして中国を結ぶ文明の大動脈でした。標高5000メートル級の「世界の屋根」パミール高原やそこに連なる険しい山岳地帯、特に広大な天山山脈、そして南部タリム盆地のタクラマカン砂漠は過酷な自然環境であり、古来旅人や商人達の行く手を阻み続けましたが、乾燥した広大なステップ(草原)と砂漠地帯に点在するオアシス間を網目状に結ぶシルクロードには途絶えることなく人と物が行き交いました。運ばれる物は、当時の重要な交易品である絹・香辛料・宝物類など。インド南部を主産地とする白檀が現在のパキスタン・アフガニスタンを越えシルクロードの大動脈に乗って西は中東・ヨーロッパへ、東は中国・日本へと運ばれました。「サンダルウッド シルクロード」は、白檀の香り中心にシルクロードのイメージを調香した香りです。落ち着いたオリエンタル調の香り、深く豊かな甘さのあるウッディノートです。クローブやカルダモン、墨の香りを加えシルクロードのエキゾチックで神秘的なイメージを表現をしました。トップノートの透明感あるレモンの香りは、草原に続く広い空を連想させます。ラストノートでは砂漠の乾いた印象をもたらすサンダルウッドとムスクの香りが穏やかに訪れます。

開発背景と内容

白檀は精油自体、多くの香水の隠し味、また香りの保留効果をもたらす成分として使用されます。しかし、白檀(サンダルウッド)は、F4香水シリーズの中で大切なテーマで、隠し味的な使い方意外に白檀の香りをテーマに全面に押し出した製品を取りそろえています。4 ストーリーズ・オブ・サンダルウッドの一つ。

4 ストーリーズ・オブ・サンダルウッド
  • 「サンダルウッド ブルーモスク」(ブルーモスクに漂う白檀)
  • 「サンダルウッド ステイ」(ピュアな白檀)
  • 「サンダルウッド シルクロード」(シルクロードを渡る白檀)
  • 「サンダルウッド 白檀」(和のテイスト)


>[back]