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藤(フジの花)

武蔵野ワークス(香水工場)


ヘリオトロープ、バイオレットなどのフローラルな甘さ。紫の香調、パウダリック感あり。

a129 『藤』(ふじ)。フジ。Fuji Blossom。

藤(フジ)の花とは?

藤(フジ)はマメ科の落葉樹。ノダフジとヤマフジは日本の固有種で日本的なイメージの樹木です。園芸用に植えられた藤からは想像しにくいのですが『ジャックと豆の木』のように巨木になる性質を備えています。

藤の花は日本人にこよなく愛されてきた特別な花です。各地に「藤」がつく地名が多いこと、平安時代の大貴族「藤原氏」とその系列の伊藤氏、後藤氏、加藤氏など「藤」のつく名字が多いことがそれを物語ります。

香りの特徴:パウダリックな甘さ

F4香水シリーズ「藤」は、藤の花のパウダリックで甘い香りに感動したときの思い出をもとに調香しました。パウダリックな甘さにヘリオトロープ、バイオレットなど紫をイメージさせる香調の香りを重ね合わせた香水です。

開発背景と内容

日差しが日ごとに厳しくなっていく初夏、藤棚が作る日陰でホッと一息すると、藤の花の甘い香りが漂ってきます。香りに誘われてふと見上げると、藤棚から房状のたわわと垂れ下った藤の花が木漏れ日と戯れるようにキラキラと輝いていました。輝く姿が季節の移り変わりを物語るようです。

全体の印象が淡紫色の藤の花は、よく見ると薄い紫から濃厚な紫まで紫色のグラデーション、紫のうねりを描く鮮やかな色彩と形状が印象的です。「和的に豪華」という表現が似合います。花には甘美な芳香があり、その香りは人の心に深い感動と記憶を残します。

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