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菩提樹の花(ボダイジュ/リンデン)

武蔵野ワークス(香水工場)

ライラック・ヘリオトロープ・マンダリン。菩提樹の花の香り。

k108,『菩提樹の花』(ぼだいじゅ)。ボダイジュ。リンデン・ブロッサム。Linden Blossom。

菩提樹の複雑な呼び方事情

菩提樹の「菩提」は仏教の開祖ゴータマ・ブッダの別名・ボーディからきています。ブッダはボダイジュの根本で悟りを得たとされ、ボダイジュは仏教では神聖な樹木と考えられています。 しかし、日本でいうボダイジュ(シナノキ科シナノキ属)は、インド本来のボダイジュ(クワ科イチジク属)とは別種類です。仏教が伝来した中国では寒さのため本来のボダイジュが生育できずに葉の形状が似ていたシナノキがボダイジュと呼ばれるようになり、そのまま日本にも伝えられました。 シナノキは西洋ではリンデン・ツリーと呼ばれます。リンデン・ツリーはヨーロッパで古くから植樹され楽器・家具などに利用される一方、樹皮から採れるは繊維は人々の生活を豊かにしてきました。

香りの特徴

F4香水シリーズ「菩提樹」は、リンデンの花の香りをイメージして制作しました。さらにライラック、ヘリオトロープなどの香りを合わせ、カルダモンやブラックペッパーでアクセントを加えた香水です。イメージカラーは藤色・クリームイエロー。穏やかさと甘さが特徴の香りです。

開発背景と内容

リンデンのリン(Lin)は「繊維」を意味します。リンデンは黄色の可憐な花を咲かせます。その独特な芳香は昔から東西問わず私たちを魅了してきた香りです。花の芳香が魅力的な樹木の一つです。芳香の花を付ける樹木には「木蓮」「白梅」「ろうばい」「さくら」などがあります。

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