男性香水・女性香水・ユニセックス香水

( 現代のトレンドは性別が薄れる傾向 )

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男性香水の歴史

男性香水が一般に広く認識されるようになったのは仏ウビガン社(Houbigant)が1882年に発売した「フジェール・ロワイヤル」(Fougere Loyal)からです。

「フジェール・ロワイヤル」は合成香料のクマリン(桜餅のような香り)が配合されており樹木の香りを感じさせるまったく新しい香りでした。

「フジェール」以降、この系統の香りは「フゼア系」(オークモス、ラベンダー、クマリンなど)と呼ばれるようになります。

それまで男性が好む香りは重くヘビーな動物性香料の香りが多かったのですがライトで爽やかにアレンジされた香りは当時としては大変新鮮な香りでした。

はじめて香水をつける男性でも、香りがライトで、その付けやすさが受けて男性に広く受け入れられました。

特徴

男性香水の香りの特徴は女性が好むフローラルな香りとは一線を画してきました。

男性香水に多い香りの系統は樹木系(シプレー系)やレザー系(なめし革)、タバック系(タバコの香り)などです。渋く・爽やか・趣がある・重厚感があるなどが特徴です。

またレザー系統はおそらく男性の本能に眠る狩猟の記憶をくすぐる香りではないかと推測されます。

フローラル・フォーシーズンズ男性香水

下記はフローラル・フォーシーズンズ男性香水の事例ですがすべてユニセックス(男女専用)としてお使い頂けます。

女性香水の歴史

「世界初の香水」は15世紀ころハンガリーで生まれたハンガリアンウォーターを最初の香水とする説が有力です。

ハンガリアンウォーターは当時のハンガリー王妃のために作られたものです。

その後、ゆっくりとした足取りで香水文化はヨーロッパで成長していきますが香水そのものはおもに女性用として発展しました。

女性香水の特徴

ハンガリアンウォーターはローズマリーなどのハーブ類を、当時アラブ世界からヨーロッパに伝えられたばかりのアルコールに溶かすという手法で制作されました。

ハンガリアンウォーターは香水というより、おそらく薬品として開発されたものと考えられていますが薬効を越えてその香りが女性の心を掴んだことは間違いありません。

その後、女性香水は女性の食べ物(スイーツのような甘いもの)や香りの嗜好(お花の香り)の延長線上にあり現在でもその傾向が続いています。

ただし、現代では女性が男性香水を使用することも一般的になっており(国や文化圏によってはタブー視されることもあります)、女性の香りの嗜好の許容範囲は拡大中です。

当社の香水

当社のフローラル・フォーシーズンズ・シリーズは女性香水がメインで、一部男性を想定した男性香水がありますがすべてユニセックス(男女専用)としてお使い頂けます。

香水における男性・女性の違い

世界初の香水という説があるハンガリアンウォーターはエリザベート王妃のために制作されました。それ以来、香水 = 女性用というイメージが生まれます。

香りも女性に好まれるフローラルなもの、甘いもの、優しい香りが香水の主流で利用者は女性が圧倒的に多かったと思われます。

男性も香水を使うようになると、男性が好むフゼアやレザー(皮革)やタバコなどの香り感じさせる香水が作られるようになりますが男性用と女性用は明白に区別されていました。

好みと言うより文化的な違いが大きかったと空想されます。昔の衣装を思い出してみると文化的な性の違いは明白です。

ファッションにおける性の違いは男性はより男性らしく、女性はより女性らしく見える造形が求められました。この違いはそのまま香水の性の違いにも反映されていたわけです。

しかし時代の経過とともにファッションも香水も性の違いは縮小していきます。

ユニセックス香水

「ユニセックス」とは「男女兼用」という意味ですが英語のニュアンスとしては「性はない」とか「一つの性」になります。

「男女兼用」の素朴な英訳なら「bisex」(バイセックス)がより近いと思われますがファッションや香水界では世界的に「ユニセックス」が普通になっています。おもしろいですね。

当社のユニセックス度

フローラル・フォーシーズンズは女性香水がメインで、一部男性を想定した男性香水がありますがすべてユニセックス(男女専用)としてお使い頂けます。

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