Date: Fri, 12 May 2023

●投書：
武蔵野ワークスさんとは６年くらいのお付き合いですが、すごく興味が湧いて初めて期間限定商品を購入しました。(２年ほど同居猫の看病のため香水から離れていました)

黒文字は、和菓子を食べる時に使うあれですよね。けれども香りを意識したことはなく、そもそもあまり使う機会もなく……。

ですので黒文字の匂いの記憶はないはずなのですが、嗅いだ途端「あっ、これ知っている…？」と、ときめくような懐かしさを覚えました。

雑木林に踏み入って生木の枝を折った時のような、青っぽく瑞々しい生命力にあふれた樹木の匂いです。ほのかに、爽やかな柑橘とお花の気配も。

トップの、体の細胞に染みいるようなフレッシュさがお気に入りですが、ラストのスパイシーなウッディノートもパンチがきいていて、ちょっと憂鬱な時にも元気をもらえます。

まさに５月の新緑の息吹を思わせる素晴らしい香りだなと感じました。

スプレーだとすぐに無くなりそうなので、軸ボトルに詰め替えて大切に使っています。大好きな香りです。

また何かの機会に再リリースされると嬉しいなという願いを込めて。


●ハンドル：
蛍石


(国分) クロモジは「和菓子を食べる時に使うあれですよね」は、クロモジ香水案が持ち上がったときの、私の第一印象、心中発せられた最初言葉です。「え～あの楊枝にそんな香りするか？」と思いました。「体の細胞に染みいるような」が凄い表現、生物学者さん風ですね、お気に召していただき光栄です


(2023-05-19)