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摩天楼、ブラックベチベル、ヘルシンキ空港、ポロヌプリ
Date: Thu, 18 Sep 2025

●投書:
初回購入。説明と中の人の語りを読み、気になったものを送料ラインをチラ見しつつ選抜した。普段使いはローズサルティフォリアやペンハリガンのローズなどローズを中心とした香りが多く、そのほかでは最近はジョーマローンのウッドセージアンドシーソルトがおきにいり。

・摩天楼
新宿に長く居たため摩天楼の景色に憧れがあること、そしてローズが使われていることから真っ先に購入決定した。

買って大正解、今まで持っていたローズにはなかったエネルギッシュな都会派ローズできちんと個性ある一役をこなしてくれる。オードパルファムなだけあり香りがかなり持続するので寝香水として胸元にひとふきすると次の日までしっかり香ってしまい少し焦った。


・ブラックベチベル
説明を読みよく分からなかったので好奇心で購入。直で胸元にかけたらあまりに力強い未知の香りがして驚いてしまった。湿った肥沃な土壌とそこに根ざした木々の香り。霧雨の後の腐葉土の森に寝転んだような体験をベッドの上で得られるのは中々面白さがある。

これはローズ系と合わせると面白そうだと閃き、ブラックベチベルを下腹に、摩天楼をより高い位置にひと吹きずつ使用してみる。するとまさに、昨晩の雨が嘘のようにあがった新宿中央公園で朝日を浴びながら都庁を横目に散策するような心持ちになる。懐かしい心象風景に大満足。ブラックベチベルの加減を誤ると文明荒廃後に森に侵食されたポストアポカリプスな世界になってしまう。


・ヘルシンキ空港
これはここでしか手に入らないだろうということで購入。針葉樹とハッカという説明その通りの清潔でひんやりとした北欧イメージそのままの想像しやすい香りだった。

これにまた、摩天楼を追加。ヘルシンキ空港をより顔に近い鎖骨付近に2プッシュ、摩天楼を胸下に1プッシュすると洗練された未来都市の情景が浮かぶ。これは普段使いとして出かける時用の主力に加えられそうなほど好みになった。


・ポロヌプリ
自宅の仕事机の上にアロマストーンを置き、ラベンダー精油を垂らすことで作業の気持ちへの切り替えを行っている。香水でもそれは可能かどうか試したくて購入。今のところ自分のデスクに座る機会に中々恵まれず本来の目的としては試せていないが、香りとしてはラベンダー+ウッディーというザ北海道のイメージそのままであり、私自身が歩く北海道になりたい訳ではないためこれをつけて外出することはなさそうである。だが嫌いな香りではないのでのんびりと消費していく。

摩天楼との重ね付けは大喧嘩しそうな気がしたので試していない。


結果として摩天楼は確実に、決心が定まったらヘルシンキ空港やブラックベチベルもフルボトルを買ってみたいと思った。
今回はあえてオフシーズンを連想させる香水は選択肢から外したので季節の移ろいに合わせてまた試してみたいと思う。

●ハンドル:



(国分) 「普段使いは・・」なかなかお高い香水をお使いですね。『摩天楼』の「都会派ローズできちんと個性ある一役」は私が感じるイメージであり共感される方の存在はうれしい。好奇心で購入の『ブラックベチベル』をいきなり「直で胸元に」「あまりに力強い未知の香り」に吹き出しました。「この方はチャレンジャーなんだな」と読み進めると「新宿中央公園で朝日を浴びながら都庁を横目に散策」など絵になる描写も美しい。全体的に香水の躊躇ない使い方がすがすがしい読後感


(2025-09-21)
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