Date: Tue, 4 Nov 2025

●投書：
少し大人でクセ強めな香りを試したく、キューブボトルを購入しました。

◯ブラックベチベル
一番最初に感じたのは、苦味。黒くて苦い飲み物。

たんぽぽコーヒーやリコリスを連想したのは、根の仲間だからでしょうか？

土を思わせるような力強い香りには、まさに大地を踏み締めるような感覚があり、地に足がつくような癒やしがあります。変化する香り立ちは、まるでさまざまな風景に出会う旅のようです。

雨の道、山の中の古い家、晴れ渡った空の清々しい空気など。どれもが優しく、包みこまれるかのようです。

最後は最初から寄り添うように香っていた爽やかな柑橘の香りが美しい余韻となり、消えて行きます。

最初から最後まで心から愛せる素晴らしい香りで、とても気に入りました。

ベチベルというネーミングも、チェック模様のようなラベルのデザインもとても可愛いです。

使い切ったら25mlボトルでの購入を検討します。


◯摩天楼
香水を吹きかけた瞬間は全部混ざったような不思議な香りですが、そこから香り立ちの変化があまりにドラマチックで驚きました。

始めは爽やかで可愛らしい親しみやすい香りが立ち、
ローズをはじめとする華やかな香りが出てきて、
後に残るのは重厚なウッドノート。

まるで、朝から夜へと時間の経過とともに変化するビル群の情景を見るようでした。

ただ、そこまで香り持ちはせず、私の肌の上だとミドルまでの香りがあっという間に飛んでしまい、ウッドノートがかなり長く香りました。まるで寺院に迷い込んでしまったような…。

あまりにドラマチックでめまぐるしい香り立ちの変化なので、好きなタイミングの香りを長く楽しめないのが少し残念です。変化を楽しむ香水ですね。

いつも楽しませて頂いています。ありがとうございます。

●ハンドル：
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(国分) 「地に足がつくような癒やし」はどういう癒やし？と感じました。私は夏山を裸足で登ることがあります。周囲からは変人を見る眼差しを浴びますけど、気持ちいいんですよね・・あんな癒やしかな？・・　全体的に香りがビジュアルに感じられる方ですね、香りを「香り＋物語」でお楽しみいただければ幸いです


(2025-11-26)