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漂う黒伽羅の香りに衝撃
Date: Sun, 7 Dec 2025

●投書:
沈香を随分前に購入して、軸タイプの瓶を開けては嗅ぐと言う使い方をしていました。瓶を開けた時に漂う香りがとても自分の好みに合い、嗅ぐとホルモン由来以外の腹痛が和らぐ為、薬の役割も果たしてくれていました。他の御社製品と違ってタオルにつけて使う訳でもありませんでした。開閉時に多少揮発はするでしょうが、嗅ぐだけなので減りません。使用頻度(嗅ぐ回数)は高いのに。

そんな、数年間嗅ぐだけだった沈香を、何故か手首の内側につける気になりました。瓶の入り口で滴を落とした軸の先端を、一度だけ軽く手首の静脈上に触れさせるだけの使用量です。

それを嗅いで、余りの香りの豊かさに衝撃を受けました。幼児期は祖母が所属していた老人会に混ざって、香道や花道茶道園芸等に親しんだ為、高騰する前に流通していた香油や香木の香りにも、接する機会が多くありました。

その時に嗅いだ黒伽羅が、自分の手首に置いた途端に立ち上りました。私の肌だと、伽羅の甘さと僅かなスパイシーさが表出て苦味や渋味は感じ難くなります。瓶から嗅ぐ渋味と苦味のある匂いとは完全に違う、香木の匂いでした。焚いたお香より、燃えていない分だけ癖がないのも衝撃です。もっとはやく自分の手首につけて見ればよかった。懐かしい黒伽羅の香りにまた出会えて嬉しいです。これからは嗅ぐ以外にも使うので、量が減ります。

生き物と関わる仕事(看護、カット、訓練)なので、自分に匂いをつける事はなるべく避けています。その為、御社の製品も、タオルにつけて使うのがメインでした。

手首に沈香をつけた日に、タオルには逢魔時をつけて寝たのですが、なんとも落ち着いた気分で眠れました。土の匂いと名高いブラックベチベルとも合いそうなので、そちらも今後購入したいです。


素敵な沈香をありがとうございました。多角的に活躍してくれる香りに感謝致します。

●ハンドル:
まひろ


(国分) 「黒伽羅」なる伽羅があることは知りませんでした。当社『沈香』が黒伽羅を思わせる香りとのこと、光栄です。「手首の静脈上に」・・こと細かい描写にニヤリ。はたと自分の手に浮き出ている血管は動脈?静脈?と考えました(ほぼ静脈)。幼少より「香油や香木の香り」に接しておられたとのこと、私より格段に本物をご存じのことでしょう。「私の肌だと」・・香りや香水は、相性といいますか、使う人の肌を選ぶことをご存じの方ですね。今後とも末永く当社『沈香』をお楽しみ願います


(2025-12-11)
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