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( 香水工場の )

香る生活


挙体芳香・・・ミルクのような女
あなたにも一人か二人は記憶がある思います。ミルクのような香りのする「女の子」。子どもの健康的な姿が目に浮かびませんか?

一種の芳香体質ですが、もしミルクではなくバラの香りがすると、ミルクより、よほど色っぽくなって女性として魅力的かもしれません。

私自身体験がありませんが、体質的にバラや花の香りを放つ人間は存在するようです。有名どころでは、中国の3大美女とされる香妃、楊貴妃、西施。からだ全体からかぐわしい香りを発した女性として有名です。

資生堂中村祥二さんの本からの受け売りですが、香妃の体臭は、沙棗(さそう)の香りだったそうで、棗(なつめ)の花の香りです。1980年代、この香妃の香りを求めて、資生堂は探検隊をウイグル自治区に派遣し花を発見します。精油が採れないので、花の周囲の空気を採取し日本の研究所で香りを分析、成分を特定して、それらの成分で香水を開発しました。『SASO』という商品です。当時は大変な人気でビジネスとしても成功した例です(余談ですが、この際ヒトフェロモンも添加したそうです。資生堂さんにしては意外です。おそらく愛嬌のつもりでは。。。)

カラダから生まれながらにして芳しい香りを発する芳香体質のことを「挙体芳香」と呼ぶことがありますが、ミルク臭の子どもも挙体芳香ですね。健康の証です。誉めてあげたいところです。

しかし、年齢とともに挙体芳香は失われます。行き着く先の話は・・・今日はやめておきましょう。

次回はローズの挙体芳香になるための手法について。
(2006-03-11)
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