香水biz ブログ

( 香水工場の日常 )

香りのシャンプーを創りたい!

次世代シャワージェル開発中


「シャワージェル素朴な液体石鹸」の次べージョンの開発入っています。これでシャワージェルは、初代から3世代目になります。


現行バージョンの失敗、その1


現行バージョンは、容器としてポンプフォーマー(泡ポンプ容器)を想定したシャワージェルでしたが、しばらくして冬場、目詰まりが発生するケースが報告されました。

泡を発生させるポンプ内のメッシュ状フィルタに香料成分(精油などの天然成分と推測される)が詰まることが原因です。

シャンプー容器のように液体で出てくるタイプの容器なら問題ありません。しかし、泡タイプを想定していたのでサラサラの液体が使いにくい点が断念の理由の一つ。


現行バージョンの失敗、その2


商品の一つ「柑橘系」でオリが発生しました。現在、液体内にやや白濁が見られます。香り・洗浄力に問題ありませんが、販売休止となりました。

白濁は、溶解していた精油天然成分の一部が再生成したものと思われます。シトラス系のエッセンシャル・オイルは白濁やオリが出やすいことが知られています。


訳ありプレゼント中


販売休止になった「シャワージェル柑橘系」は、現在「訳あり シャワージェル柑橘系」としてお配りしています。

Facebook当社ページを「いいね!」してくれた方限定ですが、ご興味がある方はぜひ!

パウチ3枚を送料も含め無料でお送りしています。さわやかな柑橘系の香り石鹸をお楽しみください。なくなり次第、プレゼント企画は終了します。


香りシャンプー?


さて、新シャワージェルは「香りのシャンプー」も検討項目に入っています。

ボディソープとしてのシャワージェルより、香りのシャンプーの方が明らかに希望者が多いからです。


香りが楽しみやすいシャンプー


髪は香りを吸収する性質があります。シャンプーでしたら香りを吸収しやすく、残り香(のこりが)として香りが残りやすいので、洗った後も香りを楽しめます。

(残り香は「香りのシャンプー」の「香り」のゆえんとして説得力が増します)

ここが、「香り石鹸」より「香りシャンプー」人気と分析しています。


素朴な石鹸のメリット


石鹸は処方が簡単で、しかも実績のある素材、石鹸素地やグリセリンなどを使用します。

無理してハイテク原料を採用しれなければ、安全性が高く生分解性も高いものができます。カラダにも環境にも負担が少ない(環境持続性)点が魅力です。


ハイテク原料のシャンプー


しかし、シャンプーはハイテク原料を使うことになります。ここが悩みです。とくに私が気にする原料がコーティング剤です。

有名なシリコーン(シリコン)はお聞きなったことがあると思います。コーティング剤には、シリコン以外のコーティング剤もあるかもしれません。


髪サラサラ・ツヤツヤは、コーティング剤で簡単に


シャンプーやリンスの成分には、たいていジメチコン、シクロメチコンなどの表記があります。これらはシリコーンオイルの仲間です。

髪をサラサラ・ツヤツヤにするコーティング剤です。プラスティック系被膜で髪を覆うことでサラサラ感が出ます。しかし、問題があります。

・髪自体が健康になるわけでない。
・頭皮もいっしょにコーティングされる。

髪が傷んだ人とシリコン系シャンプー・リンス・コンディショナーの関係については、昔から美容師さんの間などで問題提起されてきました。

消費者にもシリコーンに対する意識が高まってきました。今日では「ノンシリコン・シャンプー」も発売されています。

しかし、ノンシリコンといっても何らかのコーティング剤なしには、髪サラサラ・ツヤツヤの実現は厳しいものがあるでしょう。


有用で安全なシリコーンオイル


シリコーンオイル自体は、ケイ素原子を中心とする有機物質です。耐寒・耐熱・耐酸化性があり環境変化に対して驚くべき安定性を示し、外部に対しては非活性性のため他の基剤や原料を酸化・劣化などさせにくい特徴もあります。

非常に安定した有用なオイルで、産業全体に対する貢献度は非常に高いものがあります。しかも毒性はほとんどないとされ、一方的に悪者にされるような物質ではありません。


減シリコン製法「香りのシャンプー」?


もし「香りシャンプー」を開発するとしたら、コーティング剤を使わないという発想ではなく、より少なく使うという発想で開発するしかないように感じています。

減農薬栽培と似た発想でしょうか。

成分表記は配合比率が高いものから順番に記述しますので、ジメチコンやシクロメチコンが後ろの方に来ているシャンプーほどシリコン配合率は低くなります。

減シリコン製法で「香りのシャンプー」か、それとも「香りのジェル状石鹸系」か、まだまだ社内のミーティングは続きます。



(2011-08-16)
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