香水biz ブログ

( 香水工場の日常 )

試作中、香りのシャワージェル・ラベンダー

現行シャワージェルの終了予定


現行シャワージェルは今年10月いっぱいで終了し、新バージョンに移行予定です。


断念、香りのシャンプー案


新バージョンは、香りの保留性が高い髪の毛用のシャンプー案もでました。ラベンダーの香りを長く楽しめるはずです。

しかし、シャンプーにする場合、避けがたいことの一つが髪毛の表面に施すコーティング剤の配合。

コーティング剤が悪いというわけではありません。

シリコンなどコーティング剤については、出所の怪しい意見も乱立して混沌とした分野です。そこにあえて手を出すだけの体力が残されていない当社にとってはハードルが高いと判断しました。

また、シャンプーにする場合、コンディショナーなどシリーズで欲しくなるもの。その点も当社にはハードルになりました。


今回も素朴な液体石鹸シャワージェルで


アルミパウチ版のみで容器もつけずに中身だけの製品化で方向性はフィックスしました。形状だけからすれば、現行シャワージェルとあまり変化ありません。

現在、シャワージェル基材の試作を重ねています。

シャワージェル基材が完成すると、次は香料との相性試験に入りますが、現状プレテストでは、ラベンダーとの相性はとてもよく、香りは思いの外、立ちます。最高です。あやうく昇天しそうなくらいステキナな香りです。


社内テストの結果


社内テストをしました。こんな意見が聞かれました:

・ラベンダーの香りは立つけど、洗い流せば香りがなくなる->天然ラベンダー精油の証。
・ラベンダーなのに紫色じゃないんですね?->はい、着色はしない予定です。
・泡立ちがイマイチ->アミノ酸系洗浄剤は肌に優しいけど泡立ち・洗浄力が弱い。
・泡切れが弱い->これもアミノ酸系洗浄剤の特徴か。


大人のセンスとバランス感覚で決める


不思議ですけど、高価な原料を使えば残り香や泡立ちが弱くなる傾向に。つまり、シャワージェルの基本性能が落ちるという皮肉な状況です。

その狭間で「もっともほどよい妥協点」(落としどころ)を模索するしかありません。

現実的でバランスのとれた妥協点をチョイスするセンスが、現在ではトイレタリー製品の商品開発のポイントになってきています。

開発者とスタッフとお客様の意見を聞きつつ、大人のセンスで処方を決定していくことになります。

(2011-09-14)
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