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( 香水工場の日常 )

香水の日持ちはどれくらい?
(2011/12/08)

香水のまとめ買い、香水は悪くならない?


本日いただいたご質問は、これ。

「香水の日持ちはどれくらいでしょうか?」

現在リリース中の「サンタの贈り物」をお気に召していただき、期間中にまとめ買いご検討されているお客様。

私がズバリ、おこたえします。

「香水は、防腐剤や保存剤など使用していませんが、常温保管でも数年間は大丈夫です。法的には、未開封で3年間以上、問題なく保管できることを想定して製造しています」


ワイン同様、消費期限が明記されない香水


ここからは、当社製品に限らず香水一般のお話です。香水は腐敗や劣化する確率が非常に低い製品です。香水たるもの、通常未開封で数年はOKです。

では開封後は?・・・というご質問も当然でると思います。

開封後は、個人それぞれに使い方が違いますので(中には想定外の使い方の方も)、一律決めにくい事情があり「何年」や「いついつまで」という切り方をしないのは、他の化粧品と同じです。

しかし、一般的なご使用方法・ご使用環境なら、開封後もそれなりに丈夫なものがほとんど、場合によって10年やそれ以上という事例もあります。

そんなわけでワイン同様、香水は消費期限を明記しません。

消費期限が明記されない理由は、いろいろあるでしょうが、本当のところ香水は「いつまで使えるかわからない」という事情も大きいでしょう。


消費期限の両面


香水も消費期限を明記してほしいというリクエストもあるでしょう。

しかし、逆に消費期限を切って、まだ安全に使えるのに廃棄されるのも悲しいものです。使えるものは使うという発想が、現在のエコ的な発想にかなうと思いますが、みなさんはどう感じられるでしょうか?

商業的には、消費期限を切ってどんどん廃棄・買い換えいただくのも景気浮揚、世の中の経済を回すために悪い話ではありません。

食品の厳しい消費期限は、食の安全性対策ですが、大義名分の部分もあって、ホンネの部分では、経済を回すための人為的かつ政治的な政策という部分もあるのではないでしょうか。

究極のマーケティングにも見えます。それも正論なので消費期限問題は深く複雑です。



香水が傷みやすい部分


香水は、このように、香水そのもの悪くなるケースは多くありません。

むしろ、スプレー部分のプラや金属が痛むことやごく微量の揮発で内容量が減少する事例の方が多いかもしれません。

あるいは、香水メーカー泣かせですが、オリです。

製造後、時間の経過に伴い、溶けていた香料成分が再生成され異物として出てくる現象です。オリは香水の品質にはだいたい問題ありません。

しかし、見た目がアレですので、不良品扱いになりがち。

天然香料を使うほど、このリスクは高くなる傾向にあります。

武蔵野ワークスでは「オリも天然の一部」となるべく受け入れてもらえるようにお願いしきりといった状況です。

現在販売中の期間限定「ローズの贈り物」はローズオイルが濃いだけに、オリオリのリスクを抱えています。


(2011-12-08)
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