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( 香水工場の日常 )

ワセリンパワーを実感してほしい
(2013/01/17)

ワセリン、凄い!と感じています。ワセリン・ハンドクリームの新製品開発で感じたワセリンの薬効とは?(2013/01/17)
ワセリン・ハンドクリーム

ワセリンの一番好きな部分・・・「薬効がない」


ワセリン・ハンドクリーム ベタガードの開発は一昨年からやっていますが、この間にワセリンの勉強やテストもいろいろやって、自分なりの結論は「薬効がない」という点がワセリンの凄さかなと感じるようになりました。

薬効がないということは、刺激がないということですが、そういう物質は案外少ないんですね。だから、口内炎の基剤や目薬の基剤として体内や粘膜に触れても無害で非常に安定しています。

スキンケアの分野では、ワセリンは「保湿成分」のような言われ方がされがちですが、間違っていないにしても正確ではありません。ワセリンは保湿成分ではなく、皮膚から水分を蒸発されないだけの物質です。

わかりやすく言えば、ラッピング効果だけあって自分自身は皮膚や細胞に対して水分補給を行うことはありません。


人が本来持つ自然治癒力を引き出す


ワセリンは水にほとんど溶けず、流されることも少なく、皮膚からの水分蒸発を防ぎ、外界からの刺激をシャットアウトするだけの無口で無骨な兵士のようなイメージを抱いています。

ワセリンは、傷口に塗布する軟膏薬として非常に多く使用されますが、原理的には薬効がありませんので、傷口を保護するだけの役割であって、傷の補修は人が本来持つ自然治癒力で直すしかないという考え方の薬です。

人の自然治癒力を引き出すためワセリン、医薬品としても化粧品としても、かなりおもしろい存在ですね。


ワセリンの副作用、100%無害という物質は存在しない


ワセリンが治療薬やスキンケアの成分として使用されるようになって100年以上の歴史があります。しかも現在でも、スキンケアや皮膚科ではもっとも利用頻度が高い成分、使用量は、おそらく世界の皮膚科御用達ナンバーワンの成分と思われます。

それだけ長い時間かけて、それだけ多くの人々によって実証されてきた成分だけに安全性は高いと思われますが、しかし、「すべての人に100%安全」という成分は存在しません。

ネットで検索するとワセリンを塗ってアレルギー反応が起きたという人もいれば、私自身は、直接は見たことも聞いたこともありませんが、紫外線による油焼けの副作用を指摘する方もおられます。ワセリンは原油精製で作られますので、微量に含まれる硫黄分や有機系成分に対する光線過敏症と思われます。

そもそもワセリンが石油成分の一つということ自体、問題にされる方もおられます。

「石油の成分をお肌に塗るなんて・・・」


なので、すべての人におすすめできるわけではありませんが、ワセリンの実績の高さを超えられるこの種の成分は他にありません。

ワセリンのよさ、見直してみませんか?

もうすぐワセリン・ハンドクリーム ベタガード、リリースです(2013年2月1日)。


(2013-01-17)
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