Home > ブログ
リスト表示 | (edit)
( 香水工場の )

香る生活


ソーシャルギフト (香水ミニ)
(2014/09/15)

ソーシャルギフト(ベータバージョン)始めました。武蔵野ワークスの香水ミニボトルを、誰か贈ってみたい人がおられたら、ぜひ!(2014/09/15)
ソーシャルギフト(香水ミニボトル)

(発送はメール便のみ、税込み300円、お好きな香水をお選び下さい)



日常的に小さなギフトをしあう文化


「ソーシャルギフト」。はじめて耳にしたのは数年前。ちょっと気になるニュースでしたが、もうずっと前から海外を中心にツイッターやフェースブックのブームとともに成長した分野だそうです。

海外ではクリスマスなどにプレゼントしあうギフト文化があります。日本ではお中元やお歳暮があります。一定のタイミングでギフトをしあう点は似ていますが、海外ではさらに日常的に小さなギフトを贈る人が多いようです。そのためソーシャルギフトも日本より一歩早く成長したのでしょう。


相手の住所を知らなくても贈れるソーシャルギフト


ソーシャルギフトとは、ツイッター・フェースブックなどインターネット活動で知り合った人に小さなギフトを贈るためのサービスの総称です。

リアルな人間関係なら相手の顔も氏名も住所もわかっていて、ギフトを贈る際は直接贈るか手渡すかが多いと思いますが、ネット内で知り合った人々の場合、住所も氏名も知らないという間柄も珍しくありません。よって、ソーシャルギフトの特徴として、相手の個人情報を知らずにモノやサービスを気軽に贈ることができるように工夫されています。

ソーシャルギフトという考え方自体、目新しさもあって日本でも数年前からチラホラ話題に。同時にソーシャルギフト専門サービスも次々に生まれました。


企業側のホンネ


企業側からすれば、ギフトっておもしろい。というのは、ギフトですと、通常プライスよりワンランク上の商品が選ばれる傾向がありますので、ギフト市場は企業にとっておいしい市場なんです。

しかし、ソーシャルギフトに限っていえば、ソーシャルネットを通じて「ゆるく繋がっている人々」へのギフトなので、相手に心理的負担を与えない程度の安価なギフトの方が需要があると思われます。


広告の媒体として


そのため、ソーシャルギフトに収益的な期待はできません。しかし、自社の商品やサービスを知ってもらう広告媒体としての価値があります。たとえば、新商品をリリースする際、多額の広告費をテレビ局や広告会社に払うより、その一部を割いてソーシャルギフトとして配布した方が、喜ばれるし印象もよさそうです。


リアル店舗への呼び込み


さらに実店舗を展開している企業にはお店に人を呼び込むための集客手段になる点も見逃せません。業界用語では「O2O」(オンライン・ツー・オフライン)と呼ばれています。

ソーシャルギフトに熱心な企業といえば、百貨店・コンビニさんですが、O2Oとしての効果が期待されているためでしょう。私もスターバックのソーシャルギフトを使ってみました。おしゃれでクールで便利でした。ギフトはメールできましたが、実際にコーヒーを受け取るには店舗に足を運ぶ必要があります。これが企業サイドにはうれしい構図なんです。当社も実店舗があったら「商品の交換は実店舗で!」とアナウンスしたいところです。


ソーシャルギフト専門サービス


ソーシャルギフト・サービスは、それぞれ企業が個別に行うケースもありますが、ソーシャルギフト専門のサービス会社も多数あります。

大手のソーシャルギフト・サービスでは、参加企業の様々な商品がギフトとして購入できますし、その発展系として共同購入で特定の人に贈るサービスなどもあります。こうなるとギフトというより、エンタメ感覚の楽しさもあります。


ソーシャルギフトに死角はないのか?


フェースブックも2012年に「Facebook Gifts」を米国限定でリリースしました。ギフトカードやチョコレート、テディーベアなどが扱われていました。この発表は株価を押し上げるほどの期待の新サービスでしたが、2014年8月、わずか2年後、ひっそりとクローズされました。

日本でソーシャルギフトサービスが次々とリリースされたのは2012年。それから2年。去る者もあれば、来る者もあり、大きなブームのうねりは聞こえきません。しかし、それなりに浸透してきた印象を受けます。


武蔵野ワークスのソーシャルギフト(ベータバージョン)


当社の場合、ギフトとして取り扱いたい商品はミニボトルだったので、単価的に外部のソーシャルギフト・サービスベンダーに参加せず自社システムを開発しました。

サービスは開始されましたが、実運用でシステムをブラッシュアップしたいので正式リリースではなく「ベータバージョン」としてスタートしたいと思います。


ミニボトルのみがギフト対象の理由


ギフトとして香水を贈る場合、相手の好みがありますので、香水は「繊細なギフト商品」と当社では判断しています。オブラートに言いましたが、要はギフトとして香水は難しい商品と感じています。

香水文化が浸透しており、日常的に香水が愛用されている欧米では、香水はギフト商品として非常に人気があります。たとえば、クリスマスプレゼントの人気ランキングでは毎年上位に入ります。

しかし、贈って失敗するケースも多いようです。彼らでさえ香水ギフトは難しいと言うほどですから、前向きに「香水をギフトに!」と大声では言いにくい状況です。というころでミニボトルのみが対象です。

武蔵野ワークスのソーシャルギフト(ミニボトル)



5月にプレリリース済み


今回、当社オリジナルのソーシャルギフト・サービスをリリースしますが、実は5月にプレリリースをしてみました。対象ギフトは「5月の贈り物ミニボトル」のみで、商品は選べませんでした。今回のベータリリースでは、現行販売しているすべてのミニボトルが選択可能です。

もちろん、贈り先の方の住所・氏名などは不要。ギフトを贈られた方が自分で申請することで商品が発送される仕組みです。



今後の予定


みなさまに喜ばれるのか、需要はあるのか、まだ見えませんが、好評だったら正式リリースへと進めたいと考えています。



(2014-09-15)
search
月一メルマガ

TOP