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( 香水工場の )

香る生活


香水タンクの話、ネロタンクでピンと来る?
昭和生まれの読者さんにニヤリしてもらおう (2021/04/28)

ネロタンク
( 「ネロタンク」でピンとくる人は・・あなたもお仲間 )


香水の原料を入れる容器


香水やその原料を入れる容器は、1kgまでなら、ガラズ瓶が圧倒的に多い。

一般的な素材の中で、ガラス(硝子)は、中身の成分による変質が、もっとも少なく、かつ酸素を通しにくい物質。

実験室のビーカーや試験管が、ガラスであることも納得ですね。

プラなどの樹脂は、材質そのものが溶けたり変質しやすい上に、酸素も通しやすい。

食品や飲み物の容器も本当は、ガラス製がいいのですが、ガラスの欠点として割れやすい、重い、そして価格が高い。

そんな理由で、食品容器は圧倒的にプラスティック製がメインですよね。

しかし、香料や精油など、香水やコスメ・医薬品の原料は、今でもガラス製が頑張っています。

とくに紫外線に強い茶や青の「遮光瓶」(しゃこうびん)が愛用されます。


輸送用には、アルミボトル


1kg以上の場合は、アルミ製のボトルや容器が多くなります。

割れるリスクを避けるため。

とくに道中激しい扱いを受けるであろう海外輸送では、アルミ製ボトルが多用されます。

ちなみに、精油などの輸送に使用する容器には「UN規格」という国際的規格に準拠する必要があります。

写真の下の方に微かに「un 1B1/Y1・・」という印字が見えますが、それです。


なぜ、"ネロタンク"?


写真は、社内で使用している5kgアルミボトル、「ネロタンク」と呼ばれています。

ネロタンクとは、一般的な用語ではなく、当社用語、とくに日本のある世代に共感する言葉なんです。

もしわかるとしたら、あなたも、昭和な方ですね。

ミルクは入っておりませんよ、念のため。


(2021-04-28)
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