香水biz ブログ

( 香水工場の日常 )

ミニ勉強会:チュベローズの匂い
たまに知らない香料をスメリングしてみる・・ (2021/07/01)

チュベローズ ポマード( チュベローズ・ポマードの瓶。みなさまにお見せするには、古くて劣化したセロテープが微妙ではありますが・・ )


香料のスメリング


パフューマーは、毎日が香りの勉強なんですが、我ら一般スタッフは、日々の雑用に追われ、香水の勉強をする機会がない。

そこで、たまに市販香水や珍しい香料をスメリングさせてもらえる。

今日は、スタッフの要望で、チュベローズを試した。

昔のあるブランドさんの香水でチュベローズをテーマにしたものがあり、その香水と本物のチュベローズがどう違うか試したいという要望で、今回チュベローズのミニ勉強会。

なのだが、当社にはチュベローズ製品がないので、ちゃんとしたチュベローズ精油の在庫がない。

チュベローズは、非常に高価な天然香料で、その高価さは天然香料の中でもトップクラス、使用予定がないと、なかなか在庫できない。

そこで、昔~し買ったチュベローズの小さなポマード(天然香料生成の中間生成物)瓶を棚の奥から引き出してきて、嗅いでみた。


発酵が進んだ赤味噌のような匂い


うわー、発酵しすぎた赤味噌のような酸っぱい甘い香り。

よい香りと思えないところが新鮮。

これを希釈して他の香料と合わせると豊艶な香りになるのだが、その前のこのクササがいい。

みなさまにも伝えしたいが、伝えられないもどかしさ。

ムエットの紙切れの先っちょが香料を付けた部分、変色しているでしょう、このシミ具合も本物らしさがでている。

チュベローズ ポマード( この紙切れはムエット。チュベローズがリトマス紙風に展開されているところ )

濃厚な天然香料はこんなシミ具合のものが多い。

匂いもこんな感じのシミぽいクササなんです。

以上、社内ミニ勉強会からの報告でした。




(2021-07-01)
search
月一メルマガ

TOP