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( 香水工場の )

香る生活


香りの花:沈丁花 (1)
沈丁花の名所は少ないかも・・ (2022/02/23)

沈丁花、瑞香、七里香( 香り麗しい )


切ない香り、プルーストエフェクト


今年も沈丁花の季節が来ようとしています。

この花の開花は、多くの地域で3月初旬。

この時期、日本では卒業や転職、転勤が多い、何かと気持ちが揺れる時期なんですよね。

たとえば卒業シーズン。その学校での生活が終わる頃、校門の周囲に咲き誇る沈丁花の花があれば、その頃の気持ちが、花の姿や香りとともに記憶されるかも。

とくに香りは、その時の心理状態を記録する効果があり、何年か経過して、花の香りで、思わずリアルな記憶がフラッシュバック・・心理学的に有名なプルーストエフェクトを体験することもありうる。


沈丁花で有名な名所?


現在、梅が全国的に満開の季節ですが、梅には有名な公園・庭園・寺院・神社などが数多く。

桜・・こちらも全国に名所だらけ。

水仙、藤、薔薇など季節を彩る花には、有名な名所や公園が多いですが、「沈丁花寺?」「沈丁花公園?」「沈丁花屋敷?」
などの「沈丁花の名所」はほぼ聞かない。

どこで咲いているかと言えば、「そのへんに咲いている」が、みなんさんのイメージではないでしょうか。

おそらく見栄えが今ひとつということか?

花の姿はかわいいのですが、低灌木ですから。

全体のぱっと見に”華がない”ところが弱いのかな・・

(人材も似ていると思う、こういう目立たない人々の中に本物の天才が隠れている)

沈丁花の芳香は、見栄えだけ品種改良された薔薇などと比較すると、よほど魅力的な花に思えますが、沈丁花の名所を作ろうなんていう酔狂な人は、多くないようです。




お客様コメント:

沈丁花ですが、木の割には短命で、十数年であれよあれよという間
に枯れていくそうです。
病気にもなりやすいらしいので、名所も難しいのではないでしょうか。
・・ Pなつこ

(国分) そうなんですか、知らなかった・・


(2022-02-23)
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