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フェロモンのホント#2・・・ワキガもタメになる
米国モネル化学感覚研究所(Monell Chemical Senses Center、フィラデルフィア)の実験によれば、男性のわきの下の汗匂い成分のひとつアンドロステノールを生理不順な女性12人に嗅がせたら、13週間後には全員生理周期がほぼ正常にもどりました。

アンドロステノールは男性の腋の下や陰部に存在するアポクリン腺という汗腺から汗とともに分泌しています。通常の汗はカラダ全身を被うエクリン腺から主に温度調整のために分泌しますが、アポクリン腺は寒くても暑くても汗をかきます。女性のアポクリン腺からはアンドロステロンという物質が分泌されます。

アンドロステノールもアンドロステロンも体内で生成されるホルモンの一種ですが、それが他個体にまで影響を及ぼす「フェロモン」としての機能もあるのではないか!と期待されています。そして一部すでにそういう主張をしている人々がいますが、学会や研究会において現在までそれらがフェロモンであると認められたことはありません。

しかし、仮にアンドロステノールをフェロモンと仮定してこの実験結果を見ると驚くべきヒントがあります。

それは「ワキガもチカラ」という事実です。だから、ワキガプンプンOK!という開き直りのススメではありません。清潔を追求するあまり体臭を取り去るのは本来ヒトがもっている自然なチカラを奪うことになるかもしれないというヒントです。

それと、自分のホルモンが他人の生理機能に無意識に影響を及ぼすという事実を考えると人工的に合成したアンドロステノールを香水に混ぜるような行為にはリスクを感ぜずにはいれません。それは、環境ホルモンと似た構図です。

合成アンドロステノールをカラダにつけたお父さんが小さな女児をだっこしている姿など恐ろしくて考えたくないですね。

(2006-08-19)
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