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( 香水工場の )

香る生活


フェイス用スキンケアは特別
コンシンのジェルの一周年。まずまずの販売数でほっとしている部分と苦しんでいる部分があります。


そもそも興味をもってもらえない実情


リピート率が予想よりよかったことは商品に対する自信に繋がっています。しかし、そもそも興味を持ってもらったり手に取ってもらえる比率が、予想より明らかに低かったのです。この点は未熟でした。

香水なら、どんなものでも多くの女性が比較的簡単に試してくれます。練り香水も問題ないでしょう。ハンドクリームもそれほど抵抗はないようです。

しかし、フェイスクリームやフェイス用のジェルとなると、ある程度の信用と安心感がないとそもそも試すことさえしていただけません。

なぜ?

女性のみなさんに「そんなの当たり前!」と言われそうです。


フェイス用スキンケアは特別なスキンケア


保湿や肌細胞再生など、特に機能性が重視される昨今のスキンケア化粧品ですが、それは「ブランド = 安心感 & 信頼」があってこそ、という事実。

アンケートや統計が語る結果は「フェイス用スキンケアに関して、女性は特定メーカーの特定製品を繰り返し使用する」傾向にあることを示しています。

つまり、ブランド・ロイヤルティ(*1)が強い。そして、ブランド・スイッチング(ブランドの乗り換え)が起こりにいのです。フェイス用スキンケアは、強いブランドがあってこそ、成立する特殊な製品と言えます。

これは化粧品業界のマーケティングでは常識。

(*1) ブランド・ロイヤルティ(loyalty=忠誠心)とは「銘柄忠誠」と訳されることがありますが、ブランドに対する愛着心程度にお考えください。


素朴な反省


それを知っていたら化粧品の中で一番の激戦区フェイス用スキンケアに実績のない当社があえて新規参入したかどうか、ちょっと考えさせられます。

まさに脳裡をかすめるコトバは・・・「Fools rush into where angels fear to tread」」(愚か者は、賢者が近づかないところへ突進)。


(2007-05-16)
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