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高幡不動〜浅川〜土方歳三生家を歩く
新宿から京王電鉄で高幡不動駅(たかはたふどうえき)まで1時間もかかりません。東京西部の近郊は多摩地域とよばれ、簡単に言えば多摩川を中心に北は所沢、南は田町あたりまで河岸段丘的に丘陵や平地が広がっています。

富士山の火山灰でできた地層は田圃に不向きで開墾が遅れたことで多くの魅力的な原生林を残しました。これが武蔵野とよばれる森林ベルトです。

高幡不動は、京王線「高幡不動駅」から数分。地理的には浅川(あさがわ)という多摩川の支流が、ちょうど多摩川に合流する地点の南側丘陵に立つお寺です。土方はこのお寺で少年時代遊んだことでしょう(いや、あの時代は農作業の手伝いで少年といえども遊んでいる暇はなかったかもしれません)。

現在は土方の菩提寺となっており、新選組に関する資料も数多く残るそうです。浅川を渡り川沿いを多摩川方面に10分程度歩けば、土方歳三の生家に辿り着きます。

高幡不動から浅川を渡って生家まで20〜30分。よい運動になります。川沿いの開かれた展望からは、快晴で北風が強い日には富士山も見えるに違いありませんが、きのうは見えませんでした。

オードトワレ新選組の構想があり下調べをしていますが、ようやく土方歳三資料館に来ることができました。この資料館の開館日は月2回。タイミングを逃してなかなかこれませんでした。

土方歳三の実兄のご子孫が暮らされているご自宅の一部を資料館として開放されています。

私が到着したとき、ちょうど団体客の到着と重なり、日曜日の資料館は予想外にも観光客でごった返す盛況ぶりした。

「観光客」というコトバを使用しましたが、文字通り観光気分で来られている方もおられるでしょうし、中には繰り返し通う方や熱い思いを抱いて来館される方もおられるでしょう。

中年のおじさんグループや初老のご夫婦が目立ちますが、明らかに20代くらいと思われる女性(一人の方や数人連れの方)も少なくなく、土方人気の幅の広さに驚きます。

お目当ては「和泉兼定(いずみのかみかねさだ)」やキズだらけの「鉢金(はちがね)」かもしれません。

和泉兼定とは土方が身につけていたといわれる日本刀です。やや小柄で無駄な装飾がありません。鉢金とはヘルメットのようなもの。ヘルメットは頭をすっぽり覆いますが、こちらはおでこにあてる鉢巻きみたいな鉄板です。

「こんなもので何を守るんだ?」という疑問は湧きますが、太刀跡が数カ所見えることを考えると土方は何度となくこの鉢金に命を救われたかもしれません。

私の興味を引いたのは、土方が若い頃行商に歩き回ったという「石田散薬」。葛籠(つづら)と黒焼きにした薬草などが展示されていました。多摩川の川岸に自制しているある種の野草を摘んできて乾燥、黒焼きにしてお酒を混ぜて粉末状につぶした薬です。熱燗日本酒と服用すれば打撲・筋肉痛などに効果があるそうです。

今風に言えばハーブ製剤ですね。黒焼きとは木炭の製造と同じで、酸素を遮断して蒸し焼きにし成分を炭化させたものです。現代人の感覚からするとふしぎな気がするのですが、江戸時代では一般的だった漢方の製薬方法です。石田散薬は地元では人気のある薬だったそうです。


高幡不動尊
高幡不動尊。京王線「高幡不動駅」から数分。

土方歳三資料館
土方歳三資料館。小さな出店がでており「歳三まんじゅう」が販売されていました。

(2007-12-17)
<香水ボトルの会社も激動の時代 | 容器デザイナーさん #2>
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