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( 香水工場の )

香る生活


詐欺メール・詐欺電話
体験談です。ときどき怪しい電話やメールが公私ともにきます。

会社にかかってくる怪しい電話の特徴の一つは開口一番「社長さんをお願いします」です。いきなり頂上決戦といこと。

自分が騙される分は仕方ありませんが、他人や会社に迷惑をかけないよう詐欺話には注意しなければと心を引き締めています。笑える失敗談もまた別の機会にお話したいと思います。

インターネットメールは、ビジネスや日常生活に欠かせないツールです。しかし、長年同じメールアドレスを使用していると毎日たくさんのスパムメールが来るようになります。

プロバイダ内のメールサーバにてフィルタリングを掛けて95%のスパムが自動的に削除されていますが、ときどきスパムでないメールまで切り裂いてくれるので、ちょっと悩ましいところです。

一方、ケータイの方は、ほぼ一年ごとに電話機も番号もメールアドレスも変更してきたせいか、今のところ静かです。それでもワン切りや詐欺らしき電話は何度か。

明るくハリのあるい声で「こんにちわ!工藤です。お久しぶりです」

と始まったその電話は、???・・・疑問符だらけ。

私の知り合いで「工藤」という人間は、5年くらい前まで、仲良くしていた取引先の一人だった工藤さんくらい。

仕事が変わって、連絡したことはありませんが、その工藤さんかどうか、にわかに判断できませんでした。

「こんな声だったけ?」と不思議に感じると同時に何年も会っていないので自信がないのです。

ようやく下火になりましたが、ここ数年振り込め詐欺が流行していました。

確かに電話の声だけでは本人かどうか案外わからないものです。しかも泣き声などで「おばあちゃん、オレ事故起こした」というような電話では、ご高齢の方が自分の孫と間違えるのはありえることです。

私の場合、素朴に「どちらの工藤さんですか?」と聞き直しました。

「工藤です。お久しぶりです」

これを繰り返すばかりです。ここでちょっと怪しいと感じ始めました。

この詐欺師は次の文言を準備していませんでした。案外ガッツが足りません。電話は一方的に切れ、はじめて「もしや、これが世に言う振り込め詐欺だったのかも?」と。

一方、昨夜もらった【重要なお知らせ】というタイトルのケータイメールはこうです:

「認可ネットワーク認証事業者センターを介入し、(中略)登録料金が発生し現状未払いとなった状態(中略)。本通達から翌日の正午までにご連絡を頂けない場合、身辺調査をさせて頂いた後、利用規約に伴い法廷書類を作成の上、法的手続きに切り替えさせて頂きます。(強制執行対象者となります)」

なんか専門的で権威のありそうなコトバがいっぱい。

「認可ネットワーク認証事業者センター」・・・なぞの機関
「身辺調査」・・・意味不明
「利用規約に伴い法廷書類を作成」・・・意味不明
「強制執行対象者」・・・意味不明

不特定多数を相手にしている詐欺行為の特徴は、とにもかくにも相手を「急がせること」。

時間をかけるとボロがでて、成功率が格段の下がるでしょう。私が軽くやられた詐欺もどき商談もとにかく急がされました。昔の話ですよ。

このメールにもその特徴がよくでていて「本通達から翌日の正午までにご連絡」という督促がそれです。

これでも日本はまだまだ平和で親切な人間が多く国だと思います。


(2008-02-29)
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