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日本の香水、国産香水・・武蔵野ワークス
香水創りと香水ビジネスの日常

スパイス系香水はお好き?
どんな地方に行っても酒屋さんやスーパーのお酒コーナーにワインが置かれている光景は普通になりましたが、昔、周囲でワインを飲んでいる人は少なかったものです。

私は小さい頃ちょっと貧血気味で、学校の先生に勧められて小学生の頃から赤ワインを飲んでいました。もっともそのころの日本人にとって赤ワインとは「赤玉パンチ」のことでしたが、ちょっと病みつきかけてものです。

チーズは、本物が手頃な価格で流通するに至っていない印象がありますが、香辛料(スパイス)はチーズよりも早く日本人の食生活に溶け込んでいきそうな気配です。

そういう私はカレーが好物。特にクローブがガンガンに効いているカレーは何杯でもおかわりしたくなります。食後一日くらいかけてスパイス臭がカラダから漂うのは、ちょっとインドやスリランカのようなあちら人になったような気がして、生理的異国情緒も味わえます。実際スパイスの香気成分が皮膚から放出される現象は科学的に実証可能です。

私の場合、業務用食材店でクローブを大きな袋で買い込んできて、圧力鍋で肉もの抜きオール野菜の「野菜だけカレー」を作りますが、我ながら惚れ惚れする味で自画自賛します。いつの日か、武蔵野ワークスファンのみなさんをカレーパーティにご招待できる日があればいいのですが・・・と身の程知らずの空想をしたりします。

ところで、こんなに好きな香辛料(スパイス)ですが、これをフレグランスに使用すると・・・

「香辛料(スパイス)を香水に?」

と疑惑をモクモクと抱かれる方のために簡単に説明すると、香水の原料である香料と食品・医薬品の元となる香辛料(スパイス)は、実はかなりオーバーラップします。実際古い時代、10世紀くらいまで香料と香辛料(スパイス)は言葉の違いさえなかったと推測されます。

中医では「医食同源」(実は日本で作られた和製中国語らしい)という考え方がありますが、食べる香り・付ける香りも含めて「医食香同源」と言ってもよさそうです。そうなんです。「医」「食」「香」は、三位一体なんです。アロマテラピーなどやっておられる先生方にこの辺の話をさせると延々と行きそうですが、細部はさておき基本的に同感です。

本題に戻ります。香辛料(スパイス)をフレグランスに使用すると、これが案外「行けている」のです。ところが納豆やチーズのように、ある程度の割合の人々や慣れていないはじめての体験者には若干ハードルがあり、好きになれない香りのようです。一方好きな人は深く好きになる不思議さ。

スパイス系フレグランス、あなたはお好きですか?

こんなニュースがありました。やはりスパイス系フレグランの人気の火は、まだまだつかなさそうです。

「苦手な香り、1位はスパイス系」のチャート図
「苦手な香り、1位はスパイス系」



(2008-06-24)
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