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( 香水工場の )

香る生活


大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#3
ゴマの仕入れ先が変動することは、味や風味の変動を意味します。大半の私たちには微々たる変化ですが、熱い熱い「かどや」ゴマ油ファンなら、ちょっとした違いが、許せないものです。

「今年のゴマ油はキレがイマイチ」とか「香りがいつもと違う」というファンも出てくるでしょう。

一日に80トンものゴマ油を生産し日本全国だけでなく世界中の市場に送り出しているだけに、それは恐るべき熱い消費者の評価にさらされるわけで、どのように毎年品質を一定に保たれているか、担当者のコトバの端々から雰囲気も伝わってきます。

よいゴマの目利きと買付・仕入れ、最適な比率での産地間ブレンド、そして、特に焙煎の仕方は、現在ではコンピュータ制御された釜で煎られるにしても、職人芸的なカンとノウハウがあるようです。

料理と同じです。ますは材料がよくないと最高の料理はできませんが、最高の材料でも腕が悲惨だと食材の本来のパワーは引き出せません。それどころか逆に最高の食材を空しくスポイルすることもあります(たまにやります)。

すべてに通じることですよね。香水作りも同じで、まずはよい原料の仕入れが大切ですが、腕が悪いとせっかくの材料を台無しにしてしまいます。

よいゴマからよいゴマ油が製造されていく過程の話は非常におもしろく満足しました。

ハッピーな気分でジリジリとした炎天下をフェリーが待つ土庄港へと戻っていきました。


大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#3
大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#2
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(2009-09-20)
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