Home > ブログ
リスト表示 | (edit)
( 香水工場の )

香る生活


いつの日かテレビで香水CM?
きのうは「香水CM『金木犀』完成」というタイトルで、動画制作のロケ具合を書かせていただきました。

映画に憧れた高校時代


話し出すとキリがないのですが、映画にはちょっとした思い入れがありまして、高校時代は将来は映画関係に就きたいなんて平凡な空想を描いていました。

で、実際に日本大学芸術学部映画学科を受験したりしました。結果は落選です。仮に受かっていたとしても映画を含め映像ビジネスの構造を考えれば、当時自分が描いていた仕事内容と実際の仕事のギャップの大きさは限りなく、就職したらすぐに失望していたでしょう。

映画製作は今では投資マネーが乱舞するマネーゲーム、投資活動の様相は激しさを増しています。


最終的にテレビで香水CM


「香水」というテーマ限定ながら今は形を変えてほんの少しだけ動画制作に関われる機会があり、高校時代の夢が再来したようでラッキーと感謝しています。

動画制作の最終目標はテレビで香水CMを流すことです。

いまどき人々のテレビ離れは激しさを増すばかりですが、それでもテレビのマスコミにおけるプレゼンスは今後も圧倒的ですので、やはり目標にしたい媒体です。

とはいえ、テレビCM枠の広告費用は、ローカル局や深夜枠以外、中小企業には永遠に高嶺の花であることはもちろんです。

そして、それ以前にテレビで香水の広告を流す行為自体、広告の本質的な問題があります。


テレビにはニッチすぎる香水


全国民をターゲットに想定して見てもらうには「香水はニッチすぎる商材」なのです。

これがラーメンや自動車なら、誰もが食べて誰もが乗るものだから、全国民向けメディアとの相性がバッチリです。

しかし、香水となると・・・香水に関心がある人の割合は、100人に1人くらいでしょうか?

極端な例ですが、テレビを見ている100人のうち香水CMが流れてその香水に意識を止める人の割合が1人ということになります。


トントンならやりたいが・・・


1億円かけてテレビCMやって1億売り上げたとしたら、多くの場合、成功です。売上が多少のマイナスでも成功といえるケースが多いのですが、しかし、これでは赤字の幅は「多少」では済まないように予想されます。

テレビでCMやるなら、石鹸やシャンプーやスキンケアなどユーザーの裾野ベース広く、市場規模も、そもそも大きなマーケットでないと前提条件からして厳しいという印象を抱いています。

これが化粧品品内シェア2%の香水をテレビCMで流すハードルの一つになっています。


時代は変化し始めているか?香水のテレビCM


実際、世界のブランドさんも日本では香水のテレビCMを流すところは多くありません。私の個人的な記憶では過去5年間テレビで香水CMを拝見したことはないように思います。

・・・と、これが私の持論だったですが、数日前、ある有名なブランドさんが新作香水のテレビCMを流されていました。驚きました。

時代の機を見るに敏なマーケッターがひしめく有名ブランドさんの行動だけに、時代の変化を告げる警鐘だったかどうか気になるところです。


(2010-09-22)
search
月一メルマガ

TOP