香水Bizブログ

日本の香水メーカー武蔵野ワークス
香水創りのブログ (誤字脱字多し、気になる方は近づかないで欲しい)

ローズウォーター#3

使い途未定のまま仕入れたローズウォーター


現在、当社の倉庫には大量のローズウォーターが眠っています。暗い部屋の片隅にタンクがドンと鎮座している感じです。

今年、取引先が大量のローズウォーターをトルコ(*1)から輸入した際、品質がよかったので便乗して仕入れたものです。

使い途未定原料を仕入れるというのも、またまた会計事務所の先生から嫌みが入りそうですが、天然原料とは「いいものがいつも入手できるわけでない」ので、ついつい気が緩みます。


本当によいものはときどきにしか手に入らない


逆に言うと大手のブランドさんや化粧品会社さんでは、こういう仕入れ方はやりません。安定供給に不安がありますので。カネの問題より安定的供給性の問題です。

本当においしいコーヒーや本当に質の高いローズウォーターを使えるのは、むしろ小さな会社と言われますが、そうだと思います。

しかし、こういう買い方は、継続してその「最高品質」を出し続けられないところが弱点です。

いいネタが入ったときだけメニューに出す寿司屋のようなものです。製品化など、とてもとても・・・


(*1)トルコは、ブルガリアに次ぐダマスクローズの産地でローズオイル、ローズウォーターともに生産が大変盛んです。



シリアのダマスカスとダマスクローズ


ダマスクローズの原産地は、トルコからシリアの地中海沿岸だっと考えられています。

シリアのダマスカス(Damascus)はダマスクローズの語源になったと考えられており、歴史的にダマスクローズの産地だったことが伺えます。

現在世界の頂点に立つブルガリアのダマスクローズも、もともとトルコより導入されたものです。1500年代前後と言われています。

現在ローズのエッセンシャル・オイルを、とくに別名「ローズ・オットー」と呼びますが、これはオスマン帝国(Ottoman Empire、現在のトルコ)のオスマンから来たものではないか、と勝手に解釈しています(確信ナシ)。

トルコは現在、ダマスクローズから採れるローズ・オットーより、センティフォーリア種バラによるローズアブソリュートの方が有名かもしれません。

・・・(続く)
(2010-11-09)
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