香水Bizブログ

日本の香水メーカー武蔵野ワークス
香水創りのブログ (誤字脱字多し、気になる方は近づかないで欲しい)

*香水の保管期限、いくときは行くよ
(2012/04/05)

案外よくいただく質問が今日のテーマ(2012/04/05)



香水ってどれくらいもつの?


「保管期限」か「賞味期限」か「消費期限」「使用期限」「有効期限」か・・・ちょっとややこしくなるので厳密には区別せずにお話ししますね。要は香水ってどれくらいもつの?というお話。

化粧品の大敵は「腐敗」と「酸化」。香水にはさらに「揮発と目減り」があります。

最初に結論を言えば、3年や4年は問題ないことが多いようです。

保管環境によって違うので断言はできませんが、香水は比較的長持ちします。ときとして引き出しの中で忘れ去られ、10年や20年後使ってみたら「使えた!」という話は珍しくありません。


痛んでいるのか、そうでないのか、どう判断するの?


簡単です。食品と同じくニオイと見た目です。ニオイがよくて見た目も変化していなければまずは大丈夫。

え?そんなに単純なの?

人類誕生以来、人は鼻と目を頼りに食品の安全を確認してきました。そして、時々失敗して下痢などに襲われ、個人の体験として、あるいは民族の経験や文化として学習していったのです。

人為的に製造された毒や日常的な体験ができない有害物質でない限り、食品の安全性を確かめる手段は、現在でも鼻と目がもっとも頼りになり信頼できます。


香水を痛める原因・・・腐敗


香水は滅多なことでは腐敗しません。香水は、通常エタノールに香料を混ぜて作るからです。香料もエタノールも通常、殺菌効果が高いもの。よって、香水は、多くの環境で「腐らず」保管できます。それゆえ防腐剤などは必要ありません。香水製造のために当社では防腐剤を使用していません。


香水を痛める原因・・・酸化


酸化は若干影響を受けます。香水の原料となる香料やエッセンシャル・オイルには酸化しにくいものと酸化しやすいものがあります。

たとえばローズオイルの耐酸化力の強さは有名です。ホホバオイルも酸化しにくいと言います。ある知人は「ローズオイルとホホバオイルが最高に抗酸化力がある」と言っていました。

ローズオイルは100年しても使えるという人もいます。

反面、柑橘系のオイルなどは酸化しやすいと言われます。しかし、多少酸化したからといって使えないかというと別問題。酸化もいろいろですから。多かれ少なかれ、食品も化粧品も完全に無酸化状態のモノは存在しません。


香水を痛める原因・・・揮発と目減り


香水は揮発しやすい製品です。たとえば、海外輸入物で日本到着後コンテナを開けてみたら「10%くらいの商品で液体の目減りが」といったインポート業者さんの話は珍しくありません。

ひどいときは全体の5割が目減り品だったというような話もあります。香水を取り扱っているわれわれとしては、これは実話だから笑えない話ですが、笑ってしまいます。このレベルの目減りですと、香水そのものではなく、生産工程に問題がありそうですね。



香水の保管期限の結論


香水の有効期限は一概に言えないのが現状ですが、実状数年は楽勝で持つモノがほとんど。

成分の酸化のしにくさやボトルの密封度の高さがあれば10年以上余裕で持つケースも考えられます。

以上のような状況を総合的に判断して当社では未開封・未使用で3年、使用しはじめて1年程度を目安に使い切ることをお勧めします。見た目やニオイがよければ、もっと長い時間使われても問題ないでしょう。



(2012-04-05)
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