香水Bizブログ

日本の香水メーカー武蔵野ワークス
香水創りのブログ (誤字脱字多し、気になる方は近づかないで欲しい)

#ScentMemories 香りの思い出を語ろう
香りの記憶はリアル (2020/08/03)


( #ScentMemories )



香りと記憶


ハッシュタグ「セント・メモリーズ」という企画を紹介します。

これは The Fragrance Foundation UK (英国フレグランス財団)というNPOによる企画。

セントは「聖~」のSaintでなく、「香り」のScent。

サイトも、ずばり「scentmemories.org」


プルースト効果


香りと記憶の間には、強い関係があることが知られている。

香りの記憶は、情報としての記憶ではなく、時としてフラッシュバックのような映像や感情を伴う感覚的な記憶として呼び出されることがある(凄い)。

一般にプルースト効果とか言われる。

とはいえ、プルースト体験となると、ちょっとテーマが大きすぎるので、自宅の香りの思い出、小さい頃の話が多くなると思うが、それを聞かせて、という企画らしい。

そんな投稿が、世界中の人によってアップされている。

偶然見つけて、みんな、どんなことアップしてるかな、と眺めてみた。


香りの思い出


では、さっそく2、3ピックアップしてみよう。


But the smell of croissants reminds me of my erasmus stint in France - we used to live above a bakery and the smell would fill our flat from 4am. It would seep into our dreams and wake us like an aroma-alarm! Confusing but we never tired of it…

クロワッサンの香りでフランスでの生活が蘇る。フランスで暮らしているとき、パン屋さんの上の階に住んでいて、午前4時から匂いがお部屋に充満し、夢の中に出てきて、まるで「アロマ目覚まし」みたいに起こされました。ちょっと複雑だけど嫌だと思ったことはない


実は「my erasmus stint」を辞書で引いても意味が出てこないので、前半は空想訳だが、後半は正しい翻訳。

パン屋さんの上で暮らすって、悪くないかも。

アロマ時計ってカッコよくない?

ちなみに、ボクの知人に銭湯の上のマンション(昔の銭湯を建て替えて銭湯付きマンションになった物件)に暮らしていた人がいたが、常時、お風呂の匂いだったらしい。



My home smell is of cake which my mother was baking all the time. It was a wonderful smell and it is still with me today. I feel at home whenever I smell a baking cake.

母が、いつも焼いてくれていたケーキの香りが、家の匂い。大人になった今でもその記憶はくすぶります。ケーキを焼く香りは自宅のような安心感


やはり、小さい頃の記憶って、お母さんの存在は大きい、偉大である。

この投稿者だけでなく、香りの記憶にとって、お母さんの存在は大きい。



As my mother was using carnation cologne my first memory of scent is the smell of carnation. It stayed with me as the scent of my home.

The first time when I went to a museum in 1985 in London a woman passed next to me with a beautiful smell. I ran after her and asked what perfume she was wearing and asked her to write it down for me.

母がカーネーションのコロンを使っていたので、カーネーションの香りで小さい頃の家を思い出します。

1985年、ロンドンで博物館に行った時、すれ違った人の香りがあまりにもすばらしく、追いかけてしまいました。そして、どんな香水を使っている紙に書いて下さいとお願いしたわ。


カーネーションの生花には、あまり香りがなかったと思う。なので、どこかのブランドさんの香水なんだろうな。

それと、博物館の中ですれ違った人を追いかけて、その香り、教えてといういう行動力、凄いですね。

この方の場合、たんに「教えて」でなく、「write it down」(紙に書いて!)だ、やるな。

ちなみに、この方は、このとき聞き出した香水は今でも自分のお気に入りで、使い続けているとか、この後、文面が続いていた。



Mauritius is a sunny and tropical country and the smell of these countries next to the sea is a mixture of earth, sea and tropical smell. Perhaps these smell are indescribable and only people who have been brought up in sunny countries will know that. My first memory of odour is the mixture of this smell.

モーリシャス島は、南国の島で海に囲まれているので、地球と海と南国の匂いがする。ちょっと説明できない香り。そういう場所で育った人ならわかると思うけど


海辺で育った人間って、潮の香りに独特の感性が生まれる気がする。

こちらの方は、インド洋に浮かぶモーリシャス島出身で、南洋のトロピカルな香りは、そこで育った人間でないと、わからないと、少しばかり鼻高な言い方がいい。

しかし、南洋でなくとも潮の香りに、ある種の感覚を抱く人は、日本にも世界にも多いじゃろ。

あと、この人はロンドンで暮らしているようだが、この後、ロンドンの匂いは不自然で公害臭であると言い放っているところが爆笑な投稿だった。

海外の人ははっきり言うからね、だけど、毒気がないので、ロンドンっ子が読んでも怒りは出ないだろう。


(2020-08-03)
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