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( 香水工場の )

香る生活


映画『パリの調香師』
調香師を描いた映画 (2021/02/01)


( まだ見ていない私には、期待高まっているところ )


香水関連の小説や映画


調香師(パフューマー)と言えば、暗い実験室のような部屋、壁や机に、所狭し並べられた大量の薬品瓶、そんなイメージです。

調香師って、他のすべての仕事と同じく、地味で地道な作業の連続と思うんですが、よく知られていない職業だけに、ちょっと怪しげなイメージ。

錬金術師のような・・・

そこが小説や映画の題材になりやすい部分。

世界的に有名になった小説と映画『パフューム ある人殺しの物語』(Perfume: The Story of a Murderer)は、怪しさ全開でした。


( Perfume: The Story of a Murderer 迫力の映像美だったが、生々しかった・・ )


人生ドラマ


今回紹介する映画は、そういう怪しい調香師ではなく、挫折人生からの再起という内容、明るい映画のようです。

嗅覚を失った調香師と人生崖っぷち運転手という設定がいいですね。

私自身は、まだ見ていないので、空想ですけどね。

挫折から再起までがストーリーの骨格と思うんですが、ボクらのような香水関係者にとっては、香水業界の内情に、どれくらいリアルに触れているか、を期待しちゃう。

それに、調香風景のちょっとしたリアリティも期待ですね。

たとえば、調香師とブランドとのエグい力関係とか、あるいは、細かいところでは、調香台にある器具なども細部までリアルに描いて欲しい。

私自身は、調香師でないので、この世界のことは知りませんが、本場フランスでも、調香師として食べていくことはたいへん厳しいとのこと。

リストラで所属するブランドや香料会社から出される人々の話はよく聞きます。

(2021-02-01)
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