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( 香水工場の日常 )

香りの花:フジバカマ
クレオパトラ級の優雅さ (2021/10/03)

フジバカマ( 秋の七草、藤袴 = フジバカマ )


フジバカマの季節


フジバカマの季節がやってきた。

この「香りの花」シリーズは、著者・国分が、自分で見て、自分で香りを確かめ、自分で撮影した花をメインに掲載しているが、残念、今回のフジバカマは、自分で見てきた花ではない。

もちろん、見たことはあるが、今回の記事では、写真はフォトライブラリー ( photolibrary.jp )さんから購入した。

記事の元となるストーリーは、作家・岡崎英生さんの記事に触発されてである。

フジバカマ そこはかとなく漂うはかなげな・・(日刊ゲンダイDIGITAL 2021/09/30)

記事を読み、いやーフジバカマの季節だな~と思いました。


フジバカマの思い出、初のフジバカマ体験


私がこのビジネスに入る前、フジバカマは名前も姿もまったく認識なかった。

はじめて認識したのは、20年くらい前、お香の老舗「松栄堂」(京都)さんのお店でのこと。

かすかな風に花を揺らしていた鉢植のフジバカマに「これがフジバカマです」と説明されたとき。

雑草?と思う程度の普通の草に見えた。

(七草とはそういうものである)

しかし、その香りをイメージした松栄堂さんのお香は、和的で懐かしかった。

聞けば、奈良や平安時代の宮廷で愛されていた花・香りとのこと。

生花には香りはなく、「花穂を刈り取って束ね、しばし陰干しにしてドライフラワーにすると、にわかに上品でみやびな香りを放つようになるのだ」

「源氏物語の薫の君や匂宮は、近づくとこんな匂いがしたのだろうか」

という一文が空想をかき立てる。


クレオパトラとの共通性


女王クレオパトラ7世は、宮廷をバラの花の香りで満たし、自身もバラ風呂に入り、バラの香油を全身に付け、その香りは多くの権力者たちを魅了したと伝えられている。

日本の平安貴族たちも、フジバカマで宮中や自身を香らせたのではないか、と思ったりする。


香水「フジバカマ」復活プラン


実は、20年前、当社にはオードパルファム「藤袴(フジバカマ)」なる香水が存在した。

いつしかひっそりと天に召されてしまった。

原料調達問題で止めたのか、それもと人気不足でそうなったのか、定かでない。

しかし、人気がなかったことは確かだ、製品が早すぎたのだと思う。

今ならどうか?・・人々の心の中に宮廷時代への郷愁が生まれてきた可能性は?

(眞子さま人気は、宮廷時代への郷愁と関係があるのではないかとボクは勝手に空想している)

次回の新作ミーティングで提案しようか、どうしようか・・


(2021-10-03)
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