香水Bizブログ

日本の香水メーカー武蔵野ワークス
香水創りのブログ (誤字脱字多し、気になる方は近づかないで欲しい)

ルームフレグランスと香水の違い

用途違い


使用用途が違うために「ルームフレグランス」と「香水」と呼ばれています。

ルームフレグランスは文字通りお部屋を香らせるためのフレグランスです。香水とは一般的に人につけるフレグランスを言います。


薬事的な違い


「肌に付ける」という点で、薬事法的には香水は"化粧品"、ルームフレグランスは"雑貨"となります。


香水とは?


香水は厳密な意味ではパルファンを指しますが、広くは肌につけるオーデコロン、オードトワレ、オードパルファン、パルファンなどをひっくるめて指します(オーデコロン、オードトワレ、オードパルファン、パルファンの違いは濃度)。

いずれにしても化粧品と見なされますので、薬事法の対象になります。つまりそれなりの厳しい製造規制を受けます。


フレグランスとは?


ところが、単にフレグランスといえば、香水もルームフレグランスも指すためモノによっては法的には化粧品であったり、雑貨であったりします。

ルームフレグランスと明記すれば明らかに「雑貨」です。こうなると薬事法の対象になりませんので自由に製造できて使用可能な香料の種類も増えます。

成分の違い


たとえば、当社では同じベルガモットの精油を使用するにも香水の場合は、特にベルガプテンフリー(WITHOUT BERGAPTEN)と呼ばれるタイプを使用します。

圧搾方式の柑橘類の精油には「光毒性」があることが知られています。光毒性とは文字通り直射日光(特に紫外線)と反応してシミ(色素沈着)や水疱などお肌へのトラブルを発生させます。

この発生原因の成分がベルガプテンです。ベルガモットのベルガプテンは有名ですが柑橘類の精油には広く見受けられます。

ルームフレグランス用途であればわざわざ高価なベルガプテンフリータイプは使用しません。


結論


「ルームフレグランス」と「香水」は似たような香料を使用していますが、お肌に直接つける香水は、より厳しい基準の原料と製造規制があります。

香水をルームフレグランスとして使用することはコストの面を別にすればまったく問題ありません。

一方、ルームフレグランスを香水として使用することはお勧めできません。何かしらトラブルがあったというニュースは聞いたことはありませんが、メーカーサイドはそのような使い方を想定していないためです。

もし気に入ったルームフレグランスがあり、どうしても自分に使用したいときは、ハンカチやティッシュなどにしみこませてポケットなどに入れるのはどうでしょうか?



(2006-07-29)
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