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( 香水工場の )

香る生活


外国人のおみやげ、日本の香水
お客さまからのメールをご紹介します。下記がその内容です。

 外国人から「奥さんへのお土産に日本製でこれぞ日本の香りという香水を探している」という要望を受けました。
 「香水の文化は日本になく、みんなフランス製を使っている」と答えましたが、御社の香水でオススメがありましたら・・・


私も海外旅行で現地のレアな香水など見つけると買うことがあります。そして、持ち帰ってみると近所のおしゃれな雑貨屋さんに案外並んでいたりしてショックを受けた経験もあります。

ある程度のものはだいたい日本のバイヤーさんが世界中からめざとく発見し輸入しているものです。

どうせ持ち帰るなら日本では入手できないものがいいですよね。「帰国後では手に入らない」という希少性が、その「おみやげ」の価値を一段と高めてくれます。

海外の方が「日本の香水」をおみやげにと考えるなら、やはり、日本以外では入手できないものが欲しいと思うのも道理です。

当社の製品は海外ではいっさい販売されていません。海外展開に野望がないと言えばウソになりますが、まだまだですね。

はるか昔モスクワで販売しようとテスト販売したことがありましたが正式販売には至りませんでした。

その他、香港や韓国のバイヤーさんからお話をいただいたこともありますがすべて時期尚早とご返事しています。

そんなフローラル・フォーシーズンズですから、外国人のおみやげには、希少性という意味でオススメできます。

ただし、モスクワでのマーケティングしたときも感じたことですが、香水は世界的にライト志向に向かっているとはいえ、フローラル・フォーシーズンズは外国人には、やはり濃厚さが足りないと感じる人が多いのかもしれません。

水彩画のように淡くサラっとした香り立ちに彼らのお鼻が合いますかどうか、それは別問題です。

が、とりあえずフローラル・フォーシーズンズから私の独断で日本的な香りを下記のようにご紹介しました:


金木犀」、「沈丁花」は日本らしい香りでオススメです。ただし、金木犀はオスマンタスという名で海外でもそれなりにあるようです。

その他、梅系、桜系、香木系はどれも日本的でオススメします。

梅系には「ろうばい」「白梅」「枝垂紅梅」などがあります、どれも日本的な香りで海外では入手不可と思います。

桜系には「さくら」「八重桜」があります。桜は近年海外でも「ジャパニーズ・チェリーブロッサム」として人気の花で製品も多く出回っていますが、海外製の桜の香りは日本人の感じる「さくら」のイメージとは少し違うと感じていますので、当社の「さくら」は海外の方には新鮮かもしれません。

香木系には「サンダルウッド(白檀)」「沈香」などがあります。これらは近年ヨーロッパでも香水の原料として注目されていますが、まだまだ使用されておらず、エキゾチックな雰囲気を体験できます。ただし、香木系は個人ごとに好みが激しく分かれますので難しいかもしれません。好きな方はとことん好きになります。


(2008-09-25)
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