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( 香水工場の )

香る生活


新聞三昧、日曜日の朝の贅沢な過ごし方
名古屋タイムズが先月末に休刊しました。10月初旬「名古屋タイムズ休刊へ/創刊62年の夕刊紙」というタイトルがにいろいろなニュースサイトで踊りました。

「ついに来たか」という感じです。

米国では一歩先に中小の新聞社の休刊やネット特化型への移行がかなりのスピードで進行しています。キーボード文化が伝統的に普及している欧米ではPCも日常生活の中にすんなり受け入れられ、インターネットでニュースを読む人が急増していることが理由です。

日本はまだまだ大丈夫。紙媒体愛用者がはるかに多いと思います。

しかし、若者のテレビ離れ・新聞離れが確実に顕在化しており、米国と同じ方向を向いていると多くの人が感じています。

新聞社からすればネット媒体の最大の悩みは「無料」の部分。

ネットは黎明期の頃から「無料文化」が際立っていました。無料ブラウザでフリーソフトを無料ダウンロード。捜すときの検索エンジンも無料で利用できます。

ニュースのネット配信も基本的に無料です。消費者にとってありがたい無料も、反面、新聞社にとっては死活問題。

インターネットのニュース配信で収益を上げる方法はいかに?

ニューヨーク・タイムズは去年、それまで有料だったアーカイブサービス(過去の記事検索・閲覧サービス)を無料化しました。ウォール・ストリート・ジャーナルも無料化へと検討中とのことです。検索エンジン対策がその背景にあるようです。生き残りの方策はやはり広告収入モデルのようです。

朝、通勤電車の中で読まれていた新聞も今ではケータイに取って代わられた印象があります。


朝、喫茶店で新聞を読むのが好きでした。

とくに、私にとって日曜日の朝、喫茶店でさまざまな新聞を読むのが贅沢な過ごし方の定番でした。

ページをめくる指先が新聞のインクでかすかに汚れていたあの頃が今となっては懐かしい。


(2008-11-16)
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