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( 香水工場の )

香る生活


香水マン&香水マダムのイメージ

取材、ありがとう!


先日、コミュニティ誌から取材にこられた来社の記者さん。多摩西部の地域情報を掲載しているミニコミュニティ誌で新聞に折り込まれて配布されているそうです。

ありがたいことです。

ワレラには広告予算は豊富にとれません。創業10年くらいは広告なしできました。近年ようやく多少の予算が割けるようになってきた状態です。

だから、このように第三者のメディアに取材いただけることは何よりの広告になります。


緊張の香水企業へ潜入


さて、その記者さんですが、一通りインタビューが終わり、打ち解けてきたところで言われたことはちょっと印象に残りました。

「香水業界の方はもっと煌びやかで華やかな、キラキラしたものをつけて、マダム相手に営業されているイメージだったので・・・」

なるほど。香水は、そういう世界のイメージなんですね。


今時ブルボン朝スタイルの香水人は少ない


確かに、香水業界には歯も浮くようなブルボン朝スタイル(ルイ16世スタイル)のお召し物で、お上品な宴の世界のようなイメージがないこともないかもしれません。

記者さんの話では、会社から「地元企業でおもしろいことをしているらしい」ので取材に行くように言われたけどイメージがイメージだけに腰が引けていたそうです。

しかし、ジーンズ姿のワレラを見て、ほっとされている様子が妙に心に残りました。ジーンズ姿は、当社の平均的に多いスタイルです。

これに作業中はキャップ・帽子にエプロン姿。どんなときでもマダム風情のスタッフは皆無ですから安心ください。

あと、原形をとどめない厚化粧のスタッフもいないと思います。


海外でも上品なイメージの香水人


ところで、香水に関するこのお上品なイメージ、実は日本だけでないのです。日本はかなり特殊なイメージですが、欧米でも、香水といえばやや上品なイメージがつきまといます。

香水の原料である「香料」は、世界のメジャーな香料会社わずか数社が世界の市場を寡占しています。日本の高砂香料もその一社に入ると思います。

香料の用途は、圧倒的に「食品香料」です。

残り数割がファインフレグランス、つまり香水やフレグランス。そして、化粧品・医薬品香料、トイレタリー・ハウスホールド製品香料に利用されます。

ファインフレグランスからトイレタリー香料まで、これらすべてを「香粧品香料」と呼びます。

ゆえに世界のメジャーな香料会社内では大きく「食品香料」と「香粧品香料」の2大部門に分かれます。

これがおもしろいことに、そこで働く人々のイメージまで分かれているのです。同じ香料会社なのに。


フレーバーマン vs フレグランスマン


外資系香料会社の人間から聞きました。

・「食品香料」のスタッフのイメージは作業服姿。

・「香粧品香料」のイメージはスーツ姿。

この現象をジョークとして楽しんでいる外国人スタッフの話も聞きました。その外国人のジョークとは格好次第で相手のことをこう呼びます。

ヨレヨレの服を着ているスタッフ->
「You are a flavour man」(フレーバーマン、食品香料部門)

スーツなどきちっと着込んでいるスタッフ->
「You are a fragrance man」(フレグランスマン、香粧品香料部門)

(2011-04-28)
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