新作香水「摩天楼」、 香りのテーマ
「摩天楼」とパチュリ
今日からパチュリについて書き綴ります。パチュリは、2011年新作香水「摩天楼」(スカイスクレイパー、都会のクールなローズ&パリュリ)の特徴的な成分です。
「摩天楼」のテーマは(都会のクールなローズ&パリュリ)ですが、ローズはあまりにも語り尽くされた感がありますので、今回はパチュリにスポットライトを当てます。
私が最初にパチュリについて聞きかじったとき「パチュリ」と覚えたので、パチュリと呼んでいますが、改めてインターネットを検索すると「パチョリ」と表記される方が多いようです。
パチュリの表記
英語は「Patchouli」。英語の発音は「パチュリ」が近いようです(アクセントが後ろにあり日本語の発音とは雰囲気が違いますが)。フランス語もどちらかというと「パチュリ」に近いようです。
パチュリの語源は、wikiさんによるとインドのタミル語で「パチャイエライ(緑の葉)」という意味らしいです。その発音は知り由もありません。
パチュリ、パチュリー、パチョリ、パチャイといろいろありますが、とりあえず、この記事では「パチュリ」で統一したいと思います。
似た香りのパチュリとベチバー
パチュリが新作香水「摩天楼」の特徴的な成分なら、一昨日まで書いていた「ブラックベチベル」の特徴的成分はベチバーです。
パチュリ(シソ科)とベチバー(イネ科)では、まったく違う植物ながら、何かと共通点があるところがおもしろいです。
何が似ているか?
まずニオイです。ベチバーの香りの「土臭い」独特な芳香について繰り返し書いてきましたが、パチュリも一言で言えば「土臭い」です。
パチュリ&ベチバーを並べて嗅ぎ比べれば違いはわかりますが、地と場所を置いて香りを嗅ぐと、パチュリを「えーとこれはベチバー」、ベチバーを「これはパチュリにそっくり」と言うかもしれません。香り初心者には案外同じ香りと認識されることもあるでしょう。
同じウッディ系統の香りですのでありえます。
どちらも、樹木(ウッディ)でないのに香水業界では、ウッディな香料に分類される点も。パチュリとベチバーの似たもの同士のゆえんです。
パチュリは「土臭い」というより「墨汁」の香りと表現されること多いようです。ほかに「カンファー」の香り、「仁丹」の香り、「龍角散」の香りという表現もインターネットで見つけました。
【製品販売サイト】
2011新作香水「摩天楼」Skyscraper(都会のクールなローズ&パリュリ)
※この記事は「香りのテーマ」
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(2011-05-06)