( 香水工場の )
香る生活
パウダリーな香り、復権なのか?
(2026/07/09)
( 当社のパウダリー3姉妹 )
「パウダリーな香り」の「パウダリー=powdery」というワードは英語圏でも日本語と同じニュアンスで使われる(と思うのだが、詳しくないので、Geminiに裏を取ってもらうと、この理解で問題ないようだ)。
パウダリーの語源は、英語「パウダー(powder:粉、白粉)」に由来すると誰もが空想するが、これも問題ないとのこと。
とくに米国でベビーパウダーが大量生産(1890年代、ジョンソン・エンド・ジョンソン)されるようになって以来、「ベビーパウダーのような甘くて粉っぽい香り」という意味で「パウダリーな香り」は使われるようになったのだろう。
※日本では「パウダリー」以外に「パウダリック」という表現を使う人がいる。私もときどき口から出るが「powderic」という英単語はないので和製英語のようだ。
ところで、日本のコスメも海外のコスメも古い時代は伝統的にパウダリーな香り、いわゆる「おしろいの香り」が多かった。
ところが1980年代からコスメの香りは急速に多様化する。さらに当時の世界的なアロマセラピーブームが香りの多様性に拍車を掛け、1990年代以降、コスメの香りはビッグバン状態と化した。
香水のトレンドも、それまでの眩しいばかりのパワフルな香りから、水や海の香りや大地、野草、野菜の香りなど自然回帰的なトレンドが世界的に大いに盛り上がりを見せることとなる。
(そして、その最中に当社は生まれたのだ・・余談だが)
そんなわけで2000年代になると、パウダリーな香りはコスメでも香水の分野でも下火となり鳴りを潜めていく。
当時パウダリーな香水に対して、お客様からは「おばあちゃんの鏡台の香り」などと評価されるケースも少なくなかった。
それだけ古くさいイメージの香りとなってしまった。こんな状態がつい最近まで続いてきたように思う。
今でもパウダリーを「鏡台の香り」という意見は聞くことがあるが、ニュアンスは違ってきている。
やや否定的だった雰囲気から、「懐かしい」「やさしい香り」など肯定感が伴うようになった。
他社さんの動向を見るとパウダリーな香水の新製品がここ数年、増加傾向だった。
当社でいえば、今年に入り『藤』の売上が急速に上がってきていることに最近気づいた(これがこの記事を書くキッカケなのだが)。
売上ランクを見ると『藤』は昨年上半期「30位」から、今年上半期「8位」へと躍進していた。
これは日々の発送作業をやっているスタッフの肌感覚とも合致している。
そういえば今年年初、当社は『すみれ』が火を噴き、大盛り上がりで一瞬にして在庫切れとなる事件が起きた。
これはネットのあるインフルエンサーさんの影響が直接の理由ではあるが、下地として香水のパウダリー・ブームがあるのではなかろうか。
パウダリー系列に属する当社製品内と言えば・・
『すみれ』『ミモザ』は年に一回しかリリースしない年一商品。
年一商品は、需要がちょっと弱め、つまり『すみれ』『ミモザ』は、あまり売れていなかったから年一になったわけだが、少しトレンドが変動しているようだ。
古くさいと言われてきた香りが、現在の若い世代には新鮮で心癒やされる香りに変化したのだろうか、香りのトレンドも、生ものみたいで興味深い。

(2026-07-09)

パウダリーな香りとは?
「パウダリーな香り」の「パウダリー=powdery」というワードは英語圏でも日本語と同じニュアンスで使われる(と思うのだが、詳しくないので、Geminiに裏を取ってもらうと、この理解で問題ないようだ)。
パウダリーの語源は、英語「パウダー(powder:粉、白粉)」に由来すると誰もが空想するが、これも問題ないとのこと。
とくに米国でベビーパウダーが大量生産(1890年代、ジョンソン・エンド・ジョンソン)されるようになって以来、「ベビーパウダーのような甘くて粉っぽい香り」という意味で「パウダリーな香り」は使われるようになったのだろう。
※日本では「パウダリー」以外に「パウダリック」という表現を使う人がいる。私もときどき口から出るが「powderic」という英単語はないので和製英語のようだ。
古き良き時代のパウダリー
ところで、日本のコスメも海外のコスメも古い時代は伝統的にパウダリーな香り、いわゆる「おしろいの香り」が多かった。
ところが1980年代からコスメの香りは急速に多様化する。さらに当時の世界的なアロマセラピーブームが香りの多様性に拍車を掛け、1990年代以降、コスメの香りはビッグバン状態と化した。
香水のトレンドも、それまでの眩しいばかりのパワフルな香りから、水や海の香りや大地、野草、野菜の香りなど自然回帰的なトレンドが世界的に大いに盛り上がりを見せることとなる。
(そして、その最中に当社は生まれたのだ・・余談だが)
そんなわけで2000年代になると、パウダリーな香りはコスメでも香水の分野でも下火となり鳴りを潜めていく。
「○○の鏡台の香り」
当時パウダリーな香水に対して、お客様からは「おばあちゃんの鏡台の香り」などと評価されるケースも少なくなかった。
それだけ古くさいイメージの香りとなってしまった。こんな状態がつい最近まで続いてきたように思う。
覚醒するパウダリー
今でもパウダリーを「鏡台の香り」という意見は聞くことがあるが、ニュアンスは違ってきている。
やや否定的だった雰囲気から、「懐かしい」「やさしい香り」など肯定感が伴うようになった。
他社さんの動向を見るとパウダリーな香水の新製品がここ数年、増加傾向だった。
当社でいえば、今年に入り『藤』の売上が急速に上がってきていることに最近気づいた(これがこの記事を書くキッカケなのだが)。
売上ランクを見ると『藤』は昨年上半期「30位」から、今年上半期「8位」へと躍進していた。
これは日々の発送作業をやっているスタッフの肌感覚とも合致している。
そういえば今年年初、当社は『すみれ』が火を噴き、大盛り上がりで一瞬にして在庫切れとなる事件が起きた。
これはネットのあるインフルエンサーさんの影響が直接の理由ではあるが、下地として香水のパウダリー・ブームがあるのではなかろうか。
当社のパウダリー3姉妹
パウダリー系列に属する当社製品内と言えば・・
『すみれ』『ミモザ』は年に一回しかリリースしない年一商品。
年一商品は、需要がちょっと弱め、つまり『すみれ』『ミモザ』は、あまり売れていなかったから年一になったわけだが、少しトレンドが変動しているようだ。
古くさいと言われてきた香りが、現在の若い世代には新鮮で心癒やされる香りに変化したのだろうか、香りのトレンドも、生ものみたいで興味深い。


