香水Bizブログ

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香水創りのブログ (誤字脱字多し、気になる方は近づかないで欲しい)

香水の原型、ハンガリーウォーター伝説#1
ハンガリーウォーターとは?
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香水とは、極めて単純に言えばアルコールに香料を溶かしたモノです。代表的な香料と言えば植物から採れるエッセンシャル・オイル、すなわち精油。アルコールに精油を溶かしたモノが、香水なのですが、その原型が「ハンガリーウォーター」です。ハンガリーウォーターは、当時香水とは呼ばれずに「若返りの水」と呼ばれました。アンチエイジング・ウォーターということでしょうか。興味あるな・・・と調べてみました。

日本では「ハンガリアンウォーター」と呼ばれることがあるこの水のレシピーは様々。「ハンガリアンウォーター レシピー」で検索するといろいろなレシピーが出てきます。

ある人は

・エタノール50%
・水50%
・精油数滴

またある人は
・エタノール25%
・水75%
・精油数滴

さらにある人は
・エタノール5%
・水95%
・精油数滴

といった具合に配合比率が極端に違います。

海外の人はどうかというと似たような感じです。ちょっと違うのはエタノールの代わりに「ウオッカ」や「ビネガー」を入れる人、「グリセリン」を加える人などのページがでてきました。

共通している部分は、精油候補に「ローズマリー」が必ず入っていることです。ローズマリー以外にもタイムやラベンダー、カモミール、レモンなどいろいろありますが、ローズマリーは必須のようです。

なるほど、ハンガリーウォーターとはレシピーがいろいろ解釈されて確定した製品ではないようです。いくつかの文献を読む限り、本来のハンガリーウォーターは「アルコールとローズマリー」だけで作られているように読み取れるのですが、香水として使う分にはよいのですが、お肌に擦り込むローションとして使用(ハンガリーウォーターはアンチエイジング・ローションの評価が高い)するにはややきついと思われます。

日本のレシピーに「水」が多く含まれる理由は、本来のハンガリーウォーターから解釈拡張で次第に水が多くなり、一方海外ではグリセリンなどを入れて刺激緩和を図ったのではないと推測されます。現代的にはアルコールゼロが好まれるのですが、これは水がすぐに腐敗しますので不可能でしょう。

では、さっそくハンガリーウォーターの歴史を見ていきましょう。ハンガリーウォーターを考案した人はハンガリー王妃エリザベートさんと言われています。


続く・・・

この記事は#1
香水の原型、ハンガリーウォーター伝説#3
香水の原型、ハンガリーウォーター伝説#2
香水の原型、ハンガリーウォーター伝説#1

(2009-03-23)
<香水の原型、ハンガリーウォーター伝説#2 | 新冊子『プロダクトラインアップ』>
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