香水Bizブログ

日本の香水メーカー武蔵野ワークス
香水創りのブログ (誤字脱字多し、気になる方は近づかないで欲しい)

Bon Scent ハンドクリーン
手のためのアルコールリキッド (2020/11/05)

ハンドクリーン
( 「Bon Scentハンドクリーン」(右)と、9月に制作した「Bon Scentヘアオイル」を並べて。この記事をYoutubeで解説してみようと動画撮影したときの一コマ、あまりにも喋り下手で公開をあきらめた )


一年の終盤シーズン到来!


あれよと11月に突入。

当社の場合、11月1日から「ダブルベタ」というキャンペーンを毎年開催していて、このイベントが来ると、一年の終盤シーズン感が増す。

さらに「来月は"年末キャンペーン"」。

年末キャンペーンだけに投入する「サンタの贈り物」「ローズの贈り物」の準備も進んでいる。


12月キャンペーン・プレゼント


今年のプレゼントは、アルコールリキッドになった。

コロナの影響で消毒用アルコールやアルコールリキッドをお使いの方も多い。

これらは、まずは実用性が一番なので、香りはどうでもよいものが多い。

ドラッグストアで販売されているものは、香り付けはないか、逆にちょっと強すぎる香り付けの製品もある。

香り付けがなければ、純粋にアルコールのニオイ、あまりよい香りではない。

そんなわけで、ちょっとだけ香りに気を遣ったアルコールリキッドがあってもいい・・

"アルコール臭をちょっと抑制し"、"お料理にも食事にも邪魔をしない香り"がテーマ。

ハンドクリーン
( 試作中のモックアップ )


精油による香り - バレンシアオレンジ


お料理や食事に不自然でない香りとなると、天然の精油が一番素直だろう。

数種類の試作を行い、誰もが嫌いでない柑橘系統の香りでまとめることにした。

ちなみに試作で試した精油は、柑橘系以外に、ローズウッド、ラベンダー、レモングラスなどがあった。

レモングラスとは、レモンとは無関係なイネ科のハーブ。

意外にもアルコールのニオイ抑制効果が強く、おしゃれな香りだった。

しかし、まれに嫌いな人もいるので、ここは誰からも好感度が高い柑橘系のバレンシアオレンジ精油をメインにした。


Bon Scent ハンドクリーン


製品名は「Bon Scent ハンドクリーン」。

容器は、9月に制作した「Bon Scent ヘアオイル」と同じもの。

アルコール濃度は、70%。

香水で使用するアルコールは、95%以上を採用するブランドさんが多い。

しかし、殺菌効果という点では、WHOガイドラインが示すように、60%~80%程度がよい。

「Bon Scent ハンドクリーン」では70%を採用した。


ほどよい濃度70%


上げすぎるとアルコールのニオイがきつくなるし、下げると精油が溶けなくなる。

いくつかの相反する条件の一番良い妥協点が70%だった。

とはいえ、アルコールのニオイがなくなるわけではない、市販の製品よりよいレベル。

そんなわけで、驚異的かつエクセレントなプレゼントとは言えない、これはやや心残りだが、それなりに喜ばれるのでは、と期待している。

フルボトルを購入されたお客様のお買い物に付いてくる。


アルコール製品、注意いただきたいこと


アルコールは、いちおう可燃性物質、火気にはご注意いただきたい。

また、アルコールには、一部のブラスティックや油脂などを溶かす能力があること。

たとえば、皮革製品、皮の財布やスマホケースなど。

アルコールは皮表面の油脂性皮膜や染料を溶かす場合がある。

アルコールを拭きかけスリスリすると、ボロボロになる確率が高いので注意してほしい。

聞いた話だが、自動車教習所の車のハンドルは、最近、ボロボロに痛んでいるとか。

入り口でアルコールを設置しているお店は多いが、床がボロボロになっているところもある。

ニスや塗装は、アルコールで溶けるものがあるので、ご自宅の床もご注意いただきたい。


香水工場の人間も失敗することあり


日常的に大量のアルコールを使用する我ら香水工場の人間でさえも、こういう失敗はたまにやってしまう。

ぜひ、みなさんも気をつけてほしい。

あまり神経質になる必要はないし、少量なら、たいていのものはビクともしない。

しかし、繰り返しアルコールと接する場合は、ちょっとだけ気を遣って欲しい。


(2020-11-05)
<2020年 サンタの贈り物 | トレペたとうし、活用事例>
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