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( 香水工場の )

香る生活


「香りの悩み」・・・取材に答えて、その2
(Q)自分に合う香りはどのように選べば良い?
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(A)当社は希に「身だしなみのセミナー」などにスピーカーとしてお呼びいただくことがあります。こそで香りについてお話させていただくと、よくでてくるご質問は「加齢臭」や「香水の選び方」です。

エクゼクティブの男性陣が案外気にしていることが、オフィスでの女性社員やご自宅の娘さんからの評価や評判です。

「香水選び」はこのスタートラインが、スタートラインなだけに「彼女たちに受ける香水」を選ぼうとされるケースも見受けられます。そのため雑誌などで「人気の○○」や「売れ筋NO.1」を百貨店の売場ではよく試しもせず指名買いされる方も少なくない模様です。これはオススメできません。

香水選びの大原則は、・・・

(その1)
自分の好きな香りを選ぶ。これが一番大切な判断基準です。

しかし、注意も必要です。香水売場のカウンターで、店員さんに香水を吹き付けてもらったムエット(匂い紙)を気に入り、その場で購入を決めていませんか?香水の香調は時間とともに変化します。トップノートだけではなく、1時間後、半日後と経過してからもみてください。

可能ならムエットではなく自分の肌につけて体臭との混じり具合もみた方がよいでしょう。つまり、香水売場に行ったその場で購入しないことが香水選びの賢いやり方です。

他人に同伴してもらっても、このように時間と手間が掛かりますので、ご本人で出向き店員さんと会話を楽しまれるくらいの気持ちがよいかもしれません。

そして、時間が経過した後の香りを奥様や親しい知人などに意見を聞いてみるのが賢い選び方です。

(その2)
他人とかぶらない香水。注意が必要なことは、オフィスなどで同じ香水を使用している人がいるとバツの悪い思いをしますので、かぶるリスクが高い香水は選ばない方がよいかもしれません。

欧米人はこの辺の心得がうまくできていて、パーティなどでは一緒に参加する同僚などがわかっていると「どの香水つけていく」などど事前調整を行う女性の方々も少なからず存在すると聞いています。

(その3)
香水は実際に使用する現地で確認。香水の香りに対する印象や感じ方は案外気候や湿度に影響を大きく受けます。そのため海外で気に入ってお土産として日本に持ち帰った香水が、日本ではまるで違った印象を受けることは少なくない話です。

よって、香水は実際に使用する現地で確認してご購入を決定されることをオススメします。

(その4)
可能なら数種類の香水を揃える。香水ショップでよく聞かれる質問の一つに「10年間使える香水を捜している」というものがあります。香水のプロの中には「それはムリ」と断言する方もおられますが、私どもも同じ意見です。

人は時間とともに変化します。人の嗜好も体質も年齢とともに変化しますし、一日のうちでも朝と晩、オフィスと自宅では気持ちも意識も違います。

香水も「その場のシチュエーションにふさわしい香り」もありますし「その年齢」や「その時の心境」にぴったりのものがあります。

同じ香水で「いつでも・いつまでも・私はこの香り」という考え方はせず、ファッションや服装と同じようにいろいろな香りを試して自分の香りのレンジを拡げていくという考え方で香水ともお付き合いいただければ楽しいかもしれません。

「香りの悩み、お答えします」・・・取材に答えて、その6
「香りの悩み、お答えします」・・・取材に答えて、その5
「香りの悩み、お答えします」・・・取材に答えて、その4
「香りの悩み、お答えします」・・・取材に答えて、その3
「香りの悩み、お答えします」・・・取材に答えて、その2
「香りの悩み、お答えします」・・・取材に答えて、その1 (2008-05-30)
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