香水Bizブログ

日本の香水メーカー武蔵野ワークス
香水創りのブログ (誤字脱字多し、気になる方は近づかないで欲しい)

弱者の香水ビジネス1
穏やかならざるタイトルで誤解を招きそうですが、ニューヨークタイムズに掲載されたタイトルを上手く訳せずにこんな言い回しになりました。

An Underdog Pursues the Scent
(香りを追い求めるアンダードッグ)


アンダードッグとは「弱者」や「敗者」という意味。この記事では「大資本企業」に対する「個人事業」の意味で使用されています。

「大手のビューティーブランドやファッションブランドが香水で大ヒット商品を放とうと10億単位で投資する時代です」という書き出しから始まりますが、預金をくずして自分の香水ブランドを立ち上げたある個人の女性にスポットを当てます。

おもしろかったです。

というのは、当社は一般のお客さまから「パフューマーになるには?」や「調香師として働くには?」「自分の香水ブランドを立ち上げるには?」というお問い合せを受けることがありますので実感があります。

アメリカにもそういう方が多数おられ、一部の方は果敢に挑戦し、そして成功されています。アメリカンドリームはまだまだ続いています。しかし、その陰には失敗に終わる大多数の存在も当然ながらあります。

ニューヨークタイムズ社が、今回自分のブランドで香水ビジネスに挑戦する人を取り上げました。何回かに分けてご紹介します。パフュームビジネスを志す方には参考になりそうです。

最初の出だしから刺激的な書き方です。「concocting an exotic back story」(大企業が、商品用にエキゾチックな裏話をでっちあげる)という表現は皮肉たっぷり、アメリカのマスコミさんはけっこうダイレクトでおもしろいです。著者の「大手さんは、やりすぎなんだよ!」という声が聞こえてきそうです。

「大企業や大手ブランドがフレグランスの大型商品を市場投入するには10億から20億円程度投下します。著名なパフューマーを起用し、様々な商品試作を行い、フォーカスグループによるテストを繰り返し、マスコミ用にエキゾチックなバックストーリーをでっち上げて、大がかりで派手な広告とマーケティングで消費者への商品知名度の浸透をはかり、全世界の数千にも及ぶショップの棚をその商品で満たします」

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WHEN a major beauty or fashion company wants to create a blockbuster fragrance, it might spend $10 million to $20 million on expenses: hiring a master perfumer to produce several dozen variations of a scent; testing the iterations on focus groups; concocting an exotic back story for the press; introducing the scent with saturation advertising and marketing; and stocking it on shelves in 2,000 stores nationwide.
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(2008-08-22)
<弱者の香水ビジネス2 | 映画学校・夜間コース>
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