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( 香水工場の )

香る生活


弱者の香水ビジネス4
「弱者の香水ビジネス」が続いています。今日は四回目。あと3〜4回行けそうです。

私の場合、海外でビジネスを展開したことがないので、ヘンリ・ベンデルの"OPEN SEE"は驚きでした。ビジネスマンとしては常識かもしれませんが、転職組の私には流通はまだまだ未知の世界です。香水に限らずファッションでも電気製品でも食品でもニューヨークで自分のブランドを立ち上げるには「まずは老舗百貨店に電話するんだな」が私の発見です。

さて、きょうのセグメントでは、ダンさんの香水がうまくヘンリ・ベンデルの棚に収まった背景が分析されます。では・・・

「ニッチフレグランスの強豪の中にあって、約2万円の香水がすでに数百本も売れた香水。一人で何でもやる『ドゥ・イット・ユワセルフ フレグランス・ハウス』(do-it-yourself fragrance house)としては快挙なサクセスストーリーです。ペンシルベニア州の片田舎から、アメリカで最も目利きの効くと評されるヘンリ・ベンデルの香水カウンターに商品を並べるまでの軌跡は、努力と幸運とクチコミと、そして絶妙なタイミングのなせる技」

「Ellieにとって幸運だったことは最近の美容トレンドの変化です。消費者は今や他人や友人がつけていないニッチな香水を捜していますし、ノスタルジックなものへの憧れも強くなっています」

「『安心感を感じさせるノスタルジック志向テイストやフィーリングを持ったフレグランスに惹かれる女性が増えてきました』と市場調査会社NPDグループのビューティ部門シニアアナリストであるグタントさんは分析します。『こんな不安定な時代ですから。人々の心理が古き良き時代に回帰していることがうかがえます』」

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Indeed, even among such rarefied(希薄な) fragrances, the advent of a one-woman do-it-yourself fragrance house that has already sold several hundred $180 bottles of perfume is an unlikely success story. Ms. Dunne’s trajectory(弾道) from Villanova to the shelves of one of America’s most discerning perfume counters is a tale of pluck, luck, word of mouth and exquisite timing.

Fortuitously for Ellie, it plays into two recent beauty trends: consumers looking for niche products their friends don’t have; and scent nostalgia, the fragrance equivalent of comfort food.

“Women are gravitating toward fragrances that have a nostalgic feel, that have a bit more comfort,” said Karen Grant, the senior beauty analyst at the NPD Group, a market research firm that tracks cosmetics sales. “In unstable times, people go back to things that are more familiar.”
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(2008-08-27)
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