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( 香水工場の )

香る生活


弱者の香水ビジネス2
今朝の関東地方は、冷たい雨が降っています。数日までの猛暑がウソのような涼しさです。急転直下このまま秋に突入?

一昨日の弱者の香水ビジネス続きです。

大手さんの豊潤な資金で開発され市場投入される香水の新作。一方、一人の無名の女性が自分のブランドを立ち上げます。

ミッシェル・ルドニッカという人名がでてきます。香水ファンは「うん?」と感じるかもしれません。ディオリッシモを調香したパフューマー、エドモン・ルドニッカさんの息子さんと思われます。

さっそく見ていきましょう:


「ジェシカ・ダンさん。32才。頑張って貯めた貯金から過去3年間で1千万円を拠出し、自らの香水ブランドEllieを立ち上げました。そして今年の6月には新作もリリースしました。」

「夫・小さな娘とシカゴで暮らすダンさんは、2005年に祖母の思い出をテーマにした香水を作ろうというプロジェクトに取り組むまで美容業界や化粧品業界には完全に無縁でした」

「しかし、彼女の決心と夢は揺るぎませんでした」

「彼女はフランス在住のミッシェル・ルドニッカ氏にコンタクトを求めます。ルドニッカはやがてダンの協力者となります。またペンシルベニアの実家の家族はフォーカスグループ(*1)として協力してくれました。友人は商品の箱をリボンで飾る作業をやってくれました」

「準備が完了すると、彼女は、ヘンリ・ベンデル(*2)の香水バイヤーであるクラウディア・ルーカルにコールドコール(*3)を入れ、自分のサンプルを見て欲しいと申し出ます」

*1:マーケティング用語。モニターリングを行い集団で意見や感想を言い合う一つの商品開発手法
*2:ニューヨーク五番街にあるマンハッタンを代表する世界的に有名な百貨店
*3:アポなし電話・飛び込み電話。見込み客に事前連絡なしに電話を入れる営業用語


続く・・・


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Jessica Dunne, 32, spent about $100,000 of her own hard-earned savings over the last three years to develop Ellie, her first perfume. In June, she introduced her second fragrance.

Ms. Dunne, who lives in Chicago with her husband and young daughter, had no connections to the beauty industry when she began her quest in 2005 to create a perfume in honor of her grandmother Eleanor.

But she did have determination and a dream.

She sought out Michel Roudnitska(ミッシェル・ルドニッカ), a perfumer who lives in France, to be her collaborator. Her family in her hometown of Villanova, Pa., served as her focus group. A friend volunteered to tie by hand the grosgrain ribbon bow that decorates each package. Then Ms. Dunne cold-called Claudia Lucas, the perfume buyer at Henri Bendel in Manhattan, and asked whether she could send a sample of the perfume.
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(2008-08-24)
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