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( 香水工場の )

香る生活


2021年、香水業界・化粧品業界を振り返る・・SDGsや脱プラの動き
振り返るシリーズ第4弾 (2021/12/13)


ボン・ファブリック木綿布( 多少なりともプラ緩衝材を削減するために木綿布を一部利用中。お客様に再利用いただけると意味があるのですが・・ )


化粧品業界では「SDGs」が、なにかと話題


SDGs(持続可能な開発目標)は、お聞きになったことはありますか?

NHKニュースでも取り上げていたので、多くの方がコトバを聞いたことがあるかもしれません。

歴史は古くて、2015年国連サミットで採択された人類の17個の目標です。

壮大でしょう。

壮大なだけあって、「貧困をなくそう」「飢餓をなくそう」という一般的な目標が設定されいるのですが、その中で「気候変動をなんとかしよう」「海を守ろう」といった、今までの国連のテーマからは一段違った目標が取り上げられました。

海洋汚染や異常気象が、いよいよ深刻化していることを物語ります。


脱プラ


プラスティックによる海洋汚染は日増しに深刻さを増しています。

優れた素材であるプラを人類は使い過ぎる、という反省と意識が人々の間にかつてなく高まった一年だった気がします。

脱プラは、SDGsのごく一部ですが、化粧品業界では容器をアルミ素材にしたり、アルミパウチ製品での商品リリースも加速しました。

ローズジェル( 10年以上前にリリースしたブルガリア・ローズジェルはパウチでの製品化も実施。ハイクラス製品をパウチ化する事例は当時珍しかった。あまり人気はなかったが、今なら好意的に受け入れられただろうか?・・今はなきローズジェル )


コットン布のボン・ファブリック


当社も今年、商品発送資材の一部をプラから木綿布に変更しました。

宅急便でお買い物されたお客様には、見かけた方も多いかも知れません。

当社が緩衝材の一部を木綿布に代えたところで、社会全体に対する影響は誤差にもなりません。

事実上、気持ちの問題程度の効果ではありますが。

しかし、プラ緩衝材と天然の木綿布では、そのコスト差、50倍~100倍。

コスト的に、このまま木綿布を使い続けられるか、正直、自信がありません。

それに、自然素材として価値ある綿花製品を緩衝材として使うことにも疑問がないわけではない。

もし再利用されずに、そのまま捨てられたら、むしろ環境負荷を増やことにならないかという心配もあります。

ぜひ再利用いただければ幸いです。


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(2021-12-13)
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