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( 香水工場の )

香る生活


『四季香水』セットの投票結果がでました
(2025/06/16)
『四季香水』セット
( 試作パッケージに収めた『四季香水』セット )

【関連記事】
投票結果 (本記事)
投票ページ
四季香水セット企画



「四季香水」セットって何だ?


「四季香水」という商品セットを作ることになった。ならば当社が考える四季香水でなくお客さまに広く選んでもらおうと、「最強『四季香水』セットを作ろう企画」という投票を実施した。

ありがたいことにたくさんの投票をいただく、そしてその結果は・・

・春 → 沈丁花
・夏 → 夏よ華
・秋 → 金木犀
・冬 → ヘルシンキ空港


同一人物による重複投票などもあるのでその辺の調整をしてみたが結果は同じだった。


四季香水セットの販売は10月1日~


いただいたセットをワンパッケージにした商品を制作し10月に限定販売予定です。

現在パッケージを考案中で上の写真はパッケージの手作りモックアップ。


コメントに感謝!


投票ではコメントは必須でなかったがたくさんのコメントをいただいた。その数360件。

全部読ませて頂いたがなかなか時間がかかった。そのため結果発表まで10日以上の日数を要したことお詫びします。

多くのお客さまにコメントをいただけることは幸せだなと、ありがたく感謝しています。しかもコメントの質の高さがしびれるなー(死語?)。

大企業さんだとこの品質のコメントは来ないのではなかろうか、むしろ荒れたコメントも多くなるだろう。

友好的なコメントが多かった理由は当社が小企業だからに違いない。

このレベルのコメントをもらえる間は、まだ当社も生き残れそうだと動物的な生存本能をくすぐる。


楽しい企画?


「この企画おもしろい!」という発言が多くうれしい、お世辞だとしても悪い気はしない。

でもお世辞でなく今回の投票は本当に楽しんでチョイスしている方もそれなりに多かったかもしれない。

というのはお客様のコメントを読むと、季節を気温や天候だけでなく、生活や暮らしの中の物語として感じているんだな~思わせる描写が多いんですね。

香水はモノやコモディティでなく生活に彩りを添える "何か特別なもの" のように扱われていて、香水に対する意識は高い、ありがたい。

香水はやっぱり物語なので。

製造原価に対していちじるしく高価格になりがちな欧米ハイブランドさんに対して、記者会見やインタビューで激高プライスの質問を突っ込むメディアさんも多いが、いつか聞いたブランド側の返答は「夢の対価に対するお値段」とのことだった。

私は笑ったが、自分たちの香水や時計やバッグを彼らがどう見ているのかよくわかる返答でとっても気に入った。彼らにとっても香水はやはり物語なのだと。


コメント紹介


いただいたコメントは全部ご紹介したいが多すぎるので、私の方でピックアップした。長文は勝手ながらオリジナル文から一部切り取って短くしたものも多数ある、お許しください:




・沈丁花の香りで春を知り、夏は柑橘が涼を呼び、秋は金木犀がほろほろと落ちる道を歩き、蝋梅の咲く頃に冬が終わる

・ろうばいは、ほんとに早春の空気の香り

・春のお花が、水仙、蝋梅、フリージア色々好き過ぎて選ぶの難しい

・個人的には春を告げるのは桜ではなく梅ですね

・春は(特に雨の日)なぜかすずらんをつけたくなる

・春が1番迷い、さくら、だとありきたりだなぁと。穏やかな始まりが良いし、式日も多いのでサイレンス(静寂)に

・春といえばやっぱり薔薇! ロサブランはローズ系の中で一番運命を感じた香り

・スイートピーは何故か紅茶のような香りを感じ、でも華やかさもあって春っぽい明るさを感じます

(国分) 春候補は花が多いので激戦区でした。日本の春といえば桜が一番スタンダードなコンセンサスですが、あえて外してこられるお客様が多かった点もおもしろい・・





・夏のスイカズラは、おすすめです!夏の草むらで遊んだ空気感を思い出させてくれる野生味ある香り。私にとってのズバリ夏

・廃盤ですが「紫陽花」を夏に入れたかった

・ヘルシンキ空港は夏と冬で悩みました。蒸し暑いなかですっとする時間と、冬のスッキリした空気の中で香る時間。私にとってはどちらも大切な時間

・蜜柑の花は初夏の季語

・夏のヘルシンキ空港は爽やかでなんだか涼しい気分でいられる

・スノーミントは夏の暑さを少しでも涼し気にしてくれる

・夏にサイレンスや夏よ華、秋には葛の花も捨てがたい

・夏にポロヌプリを選んだのは、白樺林を吹き抜ける清涼な風を感じて、じめじめした夏を快適に

・夏はシトラス系かなとも思うのですが(柑橘系と野ばらを愛用)最近は暑すぎて、無我の境地になれる白檀が第一候補

・くちなしの香りが大好き。湿度の高さを味方につける香りです

・夏はヘルシンキと迷いましたが、スノーミントの爽やかさ。秋の物悲しさは心をローズで満たしたい気分になります

(国分) 日本の夏の暑さ・湿度は熱帯雨林レベル。それだけに涼を求める香りがチョイスされがちでした。「暑すぎて、無我の境地になれる白檀」には笑ってしまった





・秋にピンとくるものが意外になかった

・秋、悩みました。悩んだ末、どの季節にも合いそうな「白檀」に!

・秋はちょっと選択肢が少なくて、金木犀に票が集中しそうです(しかし、正直東北の民にとって金木犀は馴染みがありません)

・「秋」がなかなか難しかったです。絶対王者の金木犀様がいらっしゃいますが、ここは敢えて「葛の花」で!

・「サイレンス」。秋の夜長や侘び寂びの世界に似合いそうな深みのある静かな香りは秋に似合う

・私の大好きな小望月も入れてください(秋?)

・秋の香りで迷いました。紅葉の香りとかあったらいいと思いました

(国分) 春・夏は花が多いのでイメージしやすいが、秋は・・確かに当社製品の選択肢が少なく難しい。昔、当社には秋の花として『秋桜(コスモス)』『藤袴(フジバカマ)』『菊』などあった。コメントを読んで「秋の花を減らしすぎたかも・・」と感じてしまった





・冬は重厚さのあるものを纏いたくなります

・一番迷ったのは冬。雪でしんしんとした感じに意外と樹海が合いそう

・冬にサイレンスを選びました。山奥雪降る日の静寂かなぁ

・冬は間違い無くポロヌプリ!暖かく感じるんです

・冬は迷いましたが、華道で12月から取り扱う花材の水仙をオススメいたします

・冬の清澄な空気感を詰めたような「ヘルシンキ空港」を。クリスマスの本場、フィンランドの地名を背負っているのも良い

・冬の沈香(重いかと思ったら使いやすい!安価な香り物になかなかないこの香りは何だ!という出会い)

・ろうばいは寒い冬に黄色い花がぽんぽんと咲くのがいっとう可愛らしい

(国分) 『樹海』『スノーミント』『ヘルシンキ』『ポロヌプリ』・・これらは雪がしんしんと降るイメージといえば、そう言えるが、夏のイメージと言えばそうも言える点がおもしろい・・最後の方の「ぽんぽん」という表現がステキ



楽しんで投票いただいたみたい



・他の方のチョイスも大変興味があり楽しみ

・考えるのが楽しかったです。とても面白い企画でした

・最強『四季香水セット』がどんなラインナップになるのか楽しみで仕方ないです

(国分) 今回の企画、やってよかった~と安心します



マーケティング的なご提案も



・四季香水セット企画、とても素敵だと思います!初めての人だけではなく、贈答用としても良さそう

・セット売りのギフト商品ならスリーピングミストも良い

・イメージカラー毎の4点セット(白×4、紫×4など)、季節毎の4点セット(初夏の花×4など)、香りの系統での4点セット(華やか×4、清楚×4、爽やか×4、渋め?×4)などが、小綺麗なパッケージに入っていたらプレゼントなどで活用しやすそう

(国分) 内心このへんも狙いたいところだが、まあしかし当社があまりお金儲けにギロギロだとお客様もドン引きでしょうから、不自然にならない程度に商売に励みたい



その他のコメント



・冬の鋭い冷たさで映えるのは、言うまでもなくヘルシンキ空港が際立って好ましい

(国分) 「言うまでもなく」の強い口調に吹き出した。既成事実化がお早い・・



・投票結果を先に見てしまい、樹海がオールシーズンで投票されていることに驚きました。私はあのシンとした香りは冬の朝やろ!と思っていました

(国分) 『樹海』の「夏」vs「冬」対決は案外多かった




・四季を代表するとなると結局「四大香木」がしっくりきます

(国分) 白檀や沈香などの香木はおおむね熱帯育ちで植物として季節感は薄いが、日本では季節のイメージに合わせてもしっくり来ちゃう点がいいですよね・・日本の風土と文化の妙なるワザなんでしょう・・




・武蔵野ワークスさんの香りへの取り組み方が好きで、日本人としても誇らしく思っています

(国分) 日本の看板を背負うには弱小すぎる企業だが、そこまで言って頂くとうれしいを超えてなんか強くなった気分になります・・頑張るゾー!




・先日、20年ぶりに購入しました!ラインナップがずいぶん変わっていて驚きましたが、大好きだった香りのひとつの沈丁花は健在だったのがとっても嬉しかったです。ベタガードを使い始めましたが、すごくいいです!

(国分) 20年ぶりの再訪!ありがたく感涙~ 再訪くださる方々のおかげで当社はなんとか生き延びられると感じます、しかし次の再訪はぜひ10年以内にお願いします。当社はあと10年(2037年まで)はなんとか持ち堪える覚悟をしているのですが、その後はやや不安・・




・(武蔵野ワークスの香水を使うようになって)空気の匂いや温度、湿度に敏感になりました。

(国分) 当社スタッフにとってとっても誇らしい気持ちになるコメント、ありがとうございます




・季節の香り…って意外と難しいですね! その時期に咲いてる花の香りが必ずしもその季節のイメージの香りになるわけではないんだな、と…

(国分) 今回のお題目は「四季(春・夏・秋・冬)にもっともオススメな香水」だったのですが、このテーマを突き詰めて考えるとその季節に咲く花とは違ってくる場合もあり哲学的な沼問答になる、それが恐ろしいのでさらっと印象だけでテーマの意味や定義にはあまり触れないようにしていましたが、やはり問う方はでてきますね・・




・自分の人生に香水なんて縁がないと思っていたところに、ほのかにつけやすく、種類豊富でお手頃価格・・とても良かったです。人生がほんの少し豊かになりました。

(国分) 「人生がほんの少し豊かに」・・香りに多くの人の運命を左右する影響力があるとは思いませんが、ほんの少し人を幸福にする力はあります。当社にはこの上なきうれしいコメント・・




・ストレートに「花の香」でそろえました。香り=叙情だと思います。

(国分) 「香り=叙情」・・我が意を得たり




・こういう投票をたびたび企画してくださるところとか、ブログとかメルマガとか、アットホームな感じの距離感が好きです。

(国分) 「買って!買って!」オーラを全開にしないように心がけていますが、それがよかったのかな?・・これくらいの距離感で今後もぜひお付き合いください



※最後におしらせ。今回の企画は参加者の中から抽選で20名さまに『Summer』4mLキューブボトルをプレゼントします。投票内容やコメントには無関係にプログラムでランダムに抽選します。当選者には数日以内に個別にメールにてお知らせします。





(2025-06-16)
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