( 香水工場の )
香る生活
雑誌『香る生活』= 暮らしの中の香り
「香る生活」は当社が時々発行している香りの雑誌。「もう発行しないんですか?」とお客様からメールをいただきました。現状報告です (2018/08/26)
(『香る生活』の一例、Vol12 & Vol14の表紙)
昨年、当社は開業20周年を迎えました。
記念すべき年なので、20周年記念ページを作成し、オリジナル・フレグランスのリリースなど、ごくささやかなイベントを実施しました。
本当は『香る生活 特別版』を刊行することがいいのだが、と感じていました。
1990年代、香水通販を始めた当初から、香水だけを販売しても味気ないので、商品とともに"何か、香りの読み物、欲しい"と企画された雑誌でした。
構想は20年前ですが、実際に制作し通販の商品とともに入れるようになったのは2000年代初頭。
WEBで掲載すればいいのではという意見もありました。
いやいや、配達されてきた箱を開けて商品とともに入っている冊子が、いいんです。手作り感があるし。
当社スタッフが自分の足で集めてきた香りネタの話題に徹してきました。
『香る生活』は、ネタ集め・取材(インタビュー)・記事作成・編集レイアウト・印刷という雑誌発行・出版作業の全行程を、印刷所さんに入稿する印刷・製本以外は、すべて内製でやります。
それなりにパワーがいる作業なので、ちょっと忙しいこの頃、腰がやや重くなっています。そんなわけでこの二年間、発行されていません。
取り上げられたテーマは、香水容器の工場の話や、原料となるローズやハーブの原産地、ときに海外まで出かけていき、ネタを刈り取ってくるといった内容が多かった。
このテーマ、一般のお客様より、化粧品業界や香水業界、同業者や競合ライバルのみなさまに受けるようなディープなネタでした。
競合ベンダーさんから記事の内容について、教えて欲しいといった電話や訪問があったことも。
ディープすぎて、一般のお客様の関心とはややかけ離れた部分もあったかと反省しています。
もっと日常生活に根ざした暮らしの中の香り、これをテーマに練り直す時期に来ているようです。
二年間のブランクになっている『香る生活』ですが、断念していません。
より身近な「暮らしの中の香り」をコンセプトに、継続号をお届けできるよう計画しております。
(2017-08-26)
(『香る生活』の一例、Vol12 & Vol14の表紙)本当は20周年記念で出したかった『香る生活』
昨年、当社は開業20周年を迎えました。
記念すべき年なので、20周年記念ページを作成し、オリジナル・フレグランスのリリースなど、ごくささやかなイベントを実施しました。
本当は『香る生活 特別版』を刊行することがいいのだが、と感じていました。
『香る生活』とは?
1990年代、香水通販を始めた当初から、香水だけを販売しても味気ないので、商品とともに"何か、香りの読み物、欲しい"と企画された雑誌でした。
構想は20年前ですが、実際に制作し通販の商品とともに入れるようになったのは2000年代初頭。
紙を手で持って読みたい
WEBで掲載すればいいのではという意見もありました。
いやいや、配達されてきた箱を開けて商品とともに入っている冊子が、いいんです。手作り感があるし。
当社スタッフが自分の足で集めてきた香りネタの話題に徹してきました。
しばらく発行が止まっているものの・・
『香る生活』は、ネタ集め・取材(インタビュー)・記事作成・編集レイアウト・印刷という雑誌発行・出版作業の全行程を、印刷所さんに入稿する印刷・製本以外は、すべて内製でやります。
それなりにパワーがいる作業なので、ちょっと忙しいこの頃、腰がやや重くなっています。そんなわけでこの二年間、発行されていません。
記事ネタ
取り上げられたテーマは、香水容器の工場の話や、原料となるローズやハーブの原産地、ときに海外まで出かけていき、ネタを刈り取ってくるといった内容が多かった。
このテーマ、一般のお客様より、化粧品業界や香水業界、同業者や競合ライバルのみなさまに受けるようなディープなネタでした。
競合ベンダーさんから記事の内容について、教えて欲しいといった電話や訪問があったことも。
暮らしの中の香り
ディープすぎて、一般のお客様の関心とはややかけ離れた部分もあったかと反省しています。
もっと日常生活に根ざした暮らしの中の香り、これをテーマに練り直す時期に来ているようです。
二年間のブランクになっている『香る生活』ですが、断念していません。
より身近な「暮らしの中の香り」をコンセプトに、継続号をお届けできるよう計画しております。
(2017-08-26)
( 香水工場の )
香る生活
夏の終わり、かすかにキンモクセイ香る
事務所近くで聞こえてくるセミの鳴き声は、気づけばツクツクボウシに変化しています。晩夏なんですね (2017/08/25)
(2017年8月25日撮影 毎日、まだ真夏の強烈な暑さが続いていますが、季節は移り変わりつつ)
同じ市内に住む知人は、毎年キンモクセイの香りをいち早く感じるタイプの人で、感じるとメールをくれます。
彼女の話によると花の姿は見えないけど「ニオイがしてくる」とのこと。
(私は彼女のことを"エスパー"と呼んでいます)
そのメールが、今年は、まだ8月というのに、数日前にきました。
「まさか」と思いました。
いつも早いことは早いのですが、まだ9月にもなっていないこの時期に。
今朝、早朝早起きして、公園に行きました。人もまばらな公園は、なんと、キンモクセイの香りが微かに満ちていました。
感じるられるか、感じられないか、のかすかな香りです。
香りの源はすぐにわかりました。公園入り口近くのウスギモクセイ。上の写真は、今朝撮影したモノです。すでに満開を超えて一部散り始めていました。
この散り具合から判断して、満開は数日前、まさにエスパーからのお告げの日のころ。
(地面を飾るウスギモクセイの花びら、早くも散り始めていました)
ウスギモクセイは、一般にキンモクセイよりも早く咲きますが、今年は例年と比較すると早すぎる気がします。おそらく二度咲きのパターンかもしれません。
このウスギモクセイの様子から考えると、この年のキンモクセイは早そうです。
東京のキンモクセイは、例年9月下旬から10月上旬ですが、今年は、もしかしたら中旬あたりから?
※余談ですが、早朝の公園は、いろいろな香りが漂っていました。昼間は暑すぎて近寄れないし、嗅覚が今ひとつパッとしませんが、早朝は、鼻の感覚は敏感なようです。季節の花が移ろいで行くことが香りの変化で感じられました。季節は確実に変化しているようです。
※薄黄木犀が満開
(2017-08-25)
(2017年8月25日撮影 毎日、まだ真夏の強烈な暑さが続いていますが、季節は移り変わりつつ)エスパー
同じ市内に住む知人は、毎年キンモクセイの香りをいち早く感じるタイプの人で、感じるとメールをくれます。
彼女の話によると花の姿は見えないけど「ニオイがしてくる」とのこと。
(私は彼女のことを"エスパー"と呼んでいます)
そのメールが、今年は、まだ8月というのに、数日前にきました。
「まさか」と思いました。
いつも早いことは早いのですが、まだ9月にもなっていないこの時期に。
今朝、早朝早起きして、公園に行きました。人もまばらな公園は、なんと、キンモクセイの香りが微かに満ちていました。
感じるられるか、感じられないか、のかすかな香りです。
香りの源はウスギモクセイ
香りの源はすぐにわかりました。公園入り口近くのウスギモクセイ。上の写真は、今朝撮影したモノです。すでに満開を超えて一部散り始めていました。
この散り具合から判断して、満開は数日前、まさにエスパーからのお告げの日のころ。
(地面を飾るウスギモクセイの花びら、早くも散り始めていました)ウスギモクセイは、一般にキンモクセイよりも早く咲きますが、今年は例年と比較すると早すぎる気がします。おそらく二度咲きのパターンかもしれません。
このウスギモクセイの様子から考えると、この年のキンモクセイは早そうです。
東京のキンモクセイは、例年9月下旬から10月上旬ですが、今年は、もしかしたら中旬あたりから?
※余談ですが、早朝の公園は、いろいろな香りが漂っていました。昼間は暑すぎて近寄れないし、嗅覚が今ひとつパッとしませんが、早朝は、鼻の感覚は敏感なようです。季節の花が移ろいで行くことが香りの変化で感じられました。季節は確実に変化しているようです。
※薄黄木犀が満開
(2017-08-25)
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香る生活
練り香水の歴史を考えてみた
練り香水とは?
「練り香水」とは、香料をクリーム状の基剤に混ぜて練り上げたフレグランス。ポマード状なのに「香水」という部分は若干の矛盾ですが。
英語では「ソリッドパフューム」。「固形状のパフューム」程度の意味。
練り香水の歴史は、香水より長い
練り香水は、少なくとも紀元前のギリシア時代には存在していました(香水の誕生は、少なくともアルコールが西洋で造られるようになった10世紀以降)。
ギリシア時代の遺跡からは、ローズマリーやラベンダーが含まれたクリーム壺(クリーム痕跡が残る壺)が出土しています。
スキンケアを保管した壺ですが、練り香水の壺とも言えます。
当時は「香水」という概念が存在せず、練り香水とスキンケアの境目が限りなくありません。
ですので「香水壺」と表現するのもおかしいのですが、香りを楽しんでいたとしてギリシアやイタリアの博物館では「香水壺」として展示されている遺品もあります。
聖書にでてくる「香油」って?
聖書には「香油」という言葉が出てきます。
香油の正体は不明です。おそらくオリーブ油やゴマ油などの植物油に、バラの花びらやハーブなどを漬け込んだオイルではないかと思われます。
私はこの香油も練り香水の仲間と見なします。
東方の三賢人が、誕生したばかりのイエスに「乳香(フランキンセンス)・没薬(ミルラ)・黄金」を捧げたという有名なシーンがあります。
「乳香」「没薬」はこの時代の代表的な香料です。
乳香と没薬を肌に塗布する際は、油に溶かし込んでいたでしょう。これらも香油のはずです。
これら香料が、宝物として描かれている点が、現代の感覚とは違いますが、そういう時代だったと言うことでしょう。
香油は、エジプトやメソポタミアの時代にも使用されておりましたので、練り香水はギリシア時代どころか、さらに古い時代にさかのぼります。
香油とスキンケアと練り香水
新約聖書の「香油」は、英語では「ointment」。「オイントメント」・・・日本語では「軟膏(なんこう)」と訳されます。
そうなんです。「香油」は実はハンドクリームやスキンケアクリームと同等のものと西洋では見なされているんですね。
このことから「練り香水」「スキンケアクリーム」「香油」は同一のモノと解釈できます。
香りに重点を置くと「練り香水」で、お肌のケアに重点を置くと「スキンケアクリーム」となるわけです。
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(2017/09/30)練り香水 (武蔵野ねりこ)
(2017/08/17)練り香水の歴史
(2017/08/15)最後の調整中
(2017/07/31)試作品プレゼント
(2017/06/06)アンケートの結果
(2017/05/23)試作中
(2017/01/08)練り、再参入プラン
【NEWS】
(NEWS)リリース予定
(2017-08-17)
( 香水工場の )
香る生活
新・練り香水の処方、最後の調整中
処方の最後の詰めを行っています(2017/08/15)
(シンプル&ナチュラルな方が、結局、長く愛されるものが多い気がする)
2017年10月1日リリースをアナウンスしました。
しかし、新・練り香水のリリースを目前に控え、ここにきて不安要素もちらほら。
一つは、容器のシルク印刷。
技術的な問題が判明しました。デザイナーがイメージした色彩と感触(テイスト)の再現に、実際のインクが対応できないかもしれないと試行錯誤中です。
もう一つは、「もっとサラサラ感が欲しい」というモニターさんや社内メンバーからの意見。
このタイミングで処方を大きく動かすと、逆にアリ地獄に陥ることは過去の教訓。
ただ、微調整ならOK、最後の調整を模索中です。
「パウダーイン」を検討しました。
あかちゃんの肌をベビーパウダーがサラサラにしてくれることは多くの人の共通体験です。「毛細管現象」による水分の吸い取りがその理由だそうです。
しかし、パウダーをコスメに入れるというアイデアは、あまりポピュラーではありません。技術メンバーと協議すると、2点問題を感じました。
ベビーパウダーのように、パウダーをパウダーのまま使用するのならいいのですが、コスメ(液体か半固形状態)にパウダーを入れるとすれば、溶解しないパウダーという条件が付きます。
ベビーパウダーの原料は、コーンスターチのようなデンプンが主流ですが、コスメ用パウダーは水やクリームに溶けないモノ。通常、マイカ(雲母)やシリカ(ケイ素)が利用されます、一言で言えばガラス素材です。
・パウダーは鉱物なので、皮膚を傷つけるリスクはないか?・・・粒子レベルで、いかにトゲがない球状整形されたものを選ぶか?
・パウダーがお肌から水分を奪う = スキンケアとしてはマイナスでは?
パウダーは現状、検証すべき問題が多く採用を見送りました。
シリコンとは、ここではガラス原料となるケイ素や半導体の素材ではなく、合成樹脂のシリコン樹脂(シリコーン)の意味で使用しています。
シリコンは、その特殊で優れた性質ゆえにコスメにはよく利用されます。
日常生活の中で一番利用される製品は何でしょう?たぶん、シャンプーやトリートメント。
髪の毛・ヘアケア製品にとって、もうシリコンなしでは済まされないほどデフォルト的存在。
ヘアケアの成分欄をご覧下さい。「シリコン」とは書かれていません。シリコンは総称で、成分名は:
・シロキサン
・シクロメチコン
・ジメチコン
・シクロペンタシロキサン
・・・
まだまだいっぱい。「シロ...」「シクロ..」「ジメチ...」と続く成分は、おおよそシリコン。
髪の毛のサラサラ感を演出できる成分で、シリコンに勝る、しかも安価な成分は、他にないでしょう。
サロンでの施術後に感じる「やはり、サロンさんは違う」の立役者は、シリコンリッチなトリートメント、とこの業界に詳しい友人は言っておりましたが、それもしかりと思います。
このシリコン、スキンケアやハンドクリームにも採用されています。
シリコンは、安全性が高く優れた成分で、さらさら感はでるのですが、肌に塗ると、ややつっぱり感がでます。
皮膜で保護されている部分は、そのよい効果ですが、樹脂皮膜と考えるとナチュラル感は薄れます。
私から見れば「ナチュラル感」と「さらさら感」は、シリコンのトレードオフの関係。
新・練り香水も、今からでもシリコンを追加すれば、サラサラ感が、私の感覚で20%くらい増すと思いますが、悩ましい選択です。
迷ったら、やはり、基本原則の「シンプル&ナチュラル」に返る、これがいいのではと感じています。
まだ微調整は続きますが、おろらくシリコンなしで行くことになろうかと思います。
これが、結局、長続きするような気がしています。
と当社メンバーが言っておりました。
これは料理の話ですが、料理以外のものにも共通しますよね。
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【NEWS】
(NEWS)リリース予定
(2017-08-15)
(シンプル&ナチュラルな方が、結局、長く愛されるものが多い気がする)リリース前の迷い
2017年10月1日リリースをアナウンスしました。
しかし、新・練り香水のリリースを目前に控え、ここにきて不安要素もちらほら。
一つは、容器のシルク印刷。
技術的な問題が判明しました。デザイナーがイメージした色彩と感触(テイスト)の再現に、実際のインクが対応できないかもしれないと試行錯誤中です。
もう一つは、「もっとサラサラ感が欲しい」というモニターさんや社内メンバーからの意見。
このタイミングで処方を大きく動かすと、逆にアリ地獄に陥ることは過去の教訓。
ただ、微調整ならOK、最後の調整を模索中です。
さらさら感の演出:パウダー??
「パウダーイン」を検討しました。
あかちゃんの肌をベビーパウダーがサラサラにしてくれることは多くの人の共通体験です。「毛細管現象」による水分の吸い取りがその理由だそうです。
しかし、パウダーをコスメに入れるというアイデアは、あまりポピュラーではありません。技術メンバーと協議すると、2点問題を感じました。
ベビーパウダーのように、パウダーをパウダーのまま使用するのならいいのですが、コスメ(液体か半固形状態)にパウダーを入れるとすれば、溶解しないパウダーという条件が付きます。
ベビーパウダーの原料は、コーンスターチのようなデンプンが主流ですが、コスメ用パウダーは水やクリームに溶けないモノ。通常、マイカ(雲母)やシリカ(ケイ素)が利用されます、一言で言えばガラス素材です。
・パウダーは鉱物なので、皮膚を傷つけるリスクはないか?・・・粒子レベルで、いかにトゲがない球状整形されたものを選ぶか?
・パウダーがお肌から水分を奪う = スキンケアとしてはマイナスでは?
パウダーは現状、検証すべき問題が多く採用を見送りました。
さらさら感の演出:シリコン??
シリコンとは、ここではガラス原料となるケイ素や半導体の素材ではなく、合成樹脂のシリコン樹脂(シリコーン)の意味で使用しています。
シリコンは、その特殊で優れた性質ゆえにコスメにはよく利用されます。
日常生活の中で一番利用される製品は何でしょう?たぶん、シャンプーやトリートメント。
髪の毛・ヘアケア製品にとって、もうシリコンなしでは済まされないほどデフォルト的存在。
ヘアケアの成分欄をご覧下さい。「シリコン」とは書かれていません。シリコンは総称で、成分名は:
・シロキサン
・シクロメチコン
・ジメチコン
・シクロペンタシロキサン
・・・
まだまだいっぱい。「シロ...」「シクロ..」「ジメチ...」と続く成分は、おおよそシリコン。
髪の毛のサラサラ感を演出できる成分で、シリコンに勝る、しかも安価な成分は、他にないでしょう。
サロンでの施術後に感じる「やはり、サロンさんは違う」の立役者は、シリコンリッチなトリートメント、とこの業界に詳しい友人は言っておりましたが、それもしかりと思います。
やはり、シンプル&ナチュラルで
このシリコン、スキンケアやハンドクリームにも採用されています。
シリコンは、安全性が高く優れた成分で、さらさら感はでるのですが、肌に塗ると、ややつっぱり感がでます。
皮膜で保護されている部分は、そのよい効果ですが、樹脂皮膜と考えるとナチュラル感は薄れます。
私から見れば「ナチュラル感」と「さらさら感」は、シリコンのトレードオフの関係。
新・練り香水も、今からでもシリコンを追加すれば、サラサラ感が、私の感覚で20%くらい増すと思いますが、悩ましい選択です。
迷ったら、やはり、基本原則の「シンプル&ナチュラル」に返る、これがいいのではと感じています。
まだ微調整は続きますが、おろらくシリコンなしで行くことになろうかと思います。
シンプル&ナチュラル
これが、結局、長続きするような気がしています。
色々と手を加えた凝った料理も美味しいですが
毎日飽きずに美味しく食べられるものは、
シンプルでナチュラルなもの、かな
と当社メンバーが言っておりました。
これは料理の話ですが、料理以外のものにも共通しますよね。
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【NEWS】
(NEWS)リリース予定
(2017-08-15)
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香る生活
新・練り香水、プレプロダクション版のプレゼント企画
2017年秋冬リリース予定の新練り香水シリーズ、準備が大詰めを迎えています、試作品の一部をプレゼント(2017/07/31)
(2017年秋冬リリース予定の新練り香水シリーズのプレプロダクション版)
わかりません。中途半端な試作品をプレゼント?・・・危惧する企業さんの方が圧倒的に多いでしょう。
その気持ちはわかります。責任問題もありますし、製品版が売れなくなるという心配も。
また、お客様も「試作品の配布? 喜ぶ人いるのかな?」とネガティブな印象を抱かれる方もおられるでしょう。
しかし、当社レベルの会社なら顧客数も限られており、お客様の理解も得られやすいわけで、「廃棄されるくらいなら、配布すべし!」
環境的にもグッドですし、自分がもらう立場なら、商品開発過程の試作品って、ちょっとマニアックしくて、うれしいと感じる方なので、そんなお客様もおられると信じて。
現在、10月1日の新「練り香水シリーズ」リリースに向けて準備中です。
10年間、静かに続けてきた練り香水を完全刷新します。処方もフィックスし8月にプレプロダクションを行います。
プレ・プロダクションとは、映画制作の前段階の準備を差すイメージですが、量産や本生産に入る前の、本生産に近い状態で試作すること。
もちろん、これまで試作は行ってきましたが、それらは数個レベルのビーカーワーク。ある程度ボリュームを増した際の影響を見るための制作です。
今回のプレプロダクションで制作される製品を小さな容器(1g)に小分けして、フルボトルをお買い上げのお客様にプレゼントされることになりました。
製品版でないので容器もラベルも手作り感ありアイテム。
アイテムは「白檀」のみ。白檀に関心ない方は、どうでもよいプレゼント企画ですが、チャンスがあればお試し下さい。
8月20日のご注文から在庫限り。私の推測では、9月いっぱいお付けできると予想しております(間違ったらお許し下さい)。
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(2017/05/23)試作中
(2017/01/08)練り、再参入プラン
【NEWS】
(NEWS)リリース予定
(2017-07-31)
(2017年秋冬リリース予定の新練り香水シリーズのプレプロダクション版)試作品プレゼントは喜ばれるか?
わかりません。中途半端な試作品をプレゼント?・・・危惧する企業さんの方が圧倒的に多いでしょう。
その気持ちはわかります。責任問題もありますし、製品版が売れなくなるという心配も。
また、お客様も「試作品の配布? 喜ぶ人いるのかな?」とネガティブな印象を抱かれる方もおられるでしょう。
しかし、当社レベルの会社なら顧客数も限られており、お客様の理解も得られやすいわけで、「廃棄されるくらいなら、配布すべし!」
環境的にもグッドですし、自分がもらう立場なら、商品開発過程の試作品って、ちょっとマニアックしくて、うれしいと感じる方なので、そんなお客様もおられると信じて。
練り香水、10年目の新シリーズ
現在、10月1日の新「練り香水シリーズ」リリースに向けて準備中です。
10年間、静かに続けてきた練り香水を完全刷新します。処方もフィックスし8月にプレプロダクションを行います。
プレプロダクションとは?
プレ・プロダクションとは、映画制作の前段階の準備を差すイメージですが、量産や本生産に入る前の、本生産に近い状態で試作すること。
もちろん、これまで試作は行ってきましたが、それらは数個レベルのビーカーワーク。ある程度ボリュームを増した際の影響を見るための制作です。
プレゼント企画(8月20日から)
今回のプレプロダクションで制作される製品を小さな容器(1g)に小分けして、フルボトルをお買い上げのお客様にプレゼントされることになりました。
製品版でないので容器もラベルも手作り感ありアイテム。
アイテムは「白檀」のみ。白檀に関心ない方は、どうでもよいプレゼント企画ですが、チャンスがあればお試し下さい。
8月20日のご注文から在庫限り。私の推測では、9月いっぱいお付けできると予想しております(間違ったらお許し下さい)。
・プレゼント内容:新・練り香水「白檀」(プレプロダクション版)
・容量:1g
・8月20日からフルボトルお買い上げのお客様で希望される方に
※お買い物ごと1個(当社サイトでのお買い物に限る)
・容量:1g
・8月20日からフルボトルお買い上げのお客様で希望される方に
※お買い物ごと1個(当社サイトでのお買い物に限る)
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(2017/05/23)試作中
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(NEWS)リリース予定
(2017-07-31)
( 香水工場の )
香る生活
国際化を感じるこの頃
今日は香水の話ではありません。職場のなにげない日常生活の話題(2017/07/31)
(東京郊外のマクドナルド。テーブルが広く窓からの眺めが開放的)
近年、街にも職場にも普通に外国人が多くなりましたよね。この流れは止まらない予感・・・
当社は畑も緑も残る東京郊外の閑静な住宅街の中にあります。静かさが気に入っています。
が、問題はランチ。食べ物屋さんがあまりないので、自転車で5分のマクドナルドに行くことも少なくありません。
郊外のマックなので、テーブルが広く、それに窓が大きくてホテルのロビーから外を眺めているようなマックなんです。
しばし休憩するには心地よいところが気に入っています。
このマック周辺は、小学校から高校まで、学校のちょっとした密集地帯で、日によっては子供たちで混み合います。
ある日、このマックに行くと何かの行事で早退したのか、子供たちで溢れ返っていました。
"子供たちだけで集うマック"
これが幸せなんでしょうね。喧噪な笑い声・奇声が飛び交うアニマルハウス状態ですが、幸せそうな雰囲気は嫌いではありません。
と浸っておりましたら、私の前の席、小学生高学年の男女6~7人が集うテーブルから
「おれ、ポテト買ってくる!」
と一人の男の子が、おもむろに立ち上がり、ポケットの小銭を探りながら歩き出しました。追加ポテトのようです。
すると「ベンジャミン、もういいよ」「もうお腹いっぱいだから」と、数人の女の子から呼び戻す声が。
この子たちを、見るとも見ないとも観察していましたが「ベンジャミン!」の掛け声で、内心
「おまえ、ベンジャミンっていうの!?」
まじまじと男の子を見ました。典型的な日本人の男の子。
「なんというか・・・ベンジャミンには見えない」と心中つぶやきました。
男の子が外国人だったのか日本人だったのか、今でもわかりません。ふざけて名前だけ外国人ニックネームにしているだけかも。
しかし、なんとなく国際化の波を感しました。
実際、学校では外国人の親御さんが、普通に多くなっていますよ、と当社で働くママさん方も言っておりました。
こんなところにも押し寄せてきているんだな、としみじみ。
(2017-07-31)
(東京郊外のマクドナルド。テーブルが広く窓からの眺めが開放的)何気なく国際化の波
近年、街にも職場にも普通に外国人が多くなりましたよね。この流れは止まらない予感・・・
緑豊かな東京郊外
当社は畑も緑も残る東京郊外の閑静な住宅街の中にあります。静かさが気に入っています。
が、問題はランチ。食べ物屋さんがあまりないので、自転車で5分のマクドナルドに行くことも少なくありません。
郊外のマックなので、テーブルが広く、それに窓が大きくてホテルのロビーから外を眺めているようなマックなんです。
しばし休憩するには心地よいところが気に入っています。
アニマルハウス
このマック周辺は、小学校から高校まで、学校のちょっとした密集地帯で、日によっては子供たちで混み合います。
ある日、このマックに行くと何かの行事で早退したのか、子供たちで溢れ返っていました。
"子供たちだけで集うマック"
これが幸せなんでしょうね。喧噪な笑い声・奇声が飛び交うアニマルハウス状態ですが、幸せそうな雰囲気は嫌いではありません。
と浸っておりましたら、私の前の席、小学生高学年の男女6~7人が集うテーブルから
「おれ、ポテト買ってくる!」
と一人の男の子が、おもむろに立ち上がり、ポケットの小銭を探りながら歩き出しました。追加ポテトのようです。
すると「ベンジャミン、もういいよ」「もうお腹いっぱいだから」と、数人の女の子から呼び戻す声が。
この子たちを、見るとも見ないとも観察していましたが「ベンジャミン!」の掛け声で、内心
「おまえ、ベンジャミンっていうの!?」
まじまじと男の子を見ました。典型的な日本人の男の子。
「なんというか・・・ベンジャミンには見えない」と心中つぶやきました。
男の子が外国人だったのか日本人だったのか、今でもわかりません。ふざけて名前だけ外国人ニックネームにしているだけかも。
しかし、なんとなく国際化の波を感しました。
実際、学校では外国人の親御さんが、普通に多くなっていますよ、と当社で働くママさん方も言っておりました。
こんなところにも押し寄せてきているんだな、としみじみ。
(2017-07-31)
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