( 香水工場の )
香る生活
デザインは大切
デザインセンスをさりげなく訓練する習慣 (2018/08/22)

( 孫子風に言えば「デザインは企業の大事、存亡の道、軽んずべからず」 )
80年代、日本の製造業は世界津々浦々にとどろき「MADE IN JAPAN」は輝ける品質の証でした。
当時、ダイムラー・ベンツの社長が、日本車の部品の不良品率の少なさは「理論上考えられない」と言ったとか言わないとか、という時代です。
日本製は、米国やヨーロッパ製造業を次々と駆逐していきましたが、その日本製もかげりが。
現在、世界の家電製品は、もはや60%が「MADE IN CHINA」。日本製が米国家電を駆逐したように、現在は中国製が日本製・韓国製を駆逐中です。
80年代、製造業で日本に圧倒された米国やヨーロッパを見ると、その後、彼らは「金融・ソフトウェア・デザイン」へと進路を切り替えたというのが、私の持論です。
「金融」とは、カネを商品とする究極のビジネス、多くの産業が最終的に金融へ向うことは必至で、たとえば、日本でもソニーが、ソニー銀行やソニー保険で業績を伸ばしている例は、私的にはすごく自然なこと。
(Amazonも金融に向かうはずです)
「製造業の次に来るものが金融」という意見は、反対意見も少ないでしょうが、デザインも製造業の次に来るものと感じています。
(中国政府もデザイン関連機関の設立など、デザイン重視政策を矢継ぎ早に打ち出し中)
私はデザインに関してまったくの素人で、デザインをウンヌンできる人間ではありませんが、デザインの重要性は痛感しています。
企業で働く人は、すべての人がデザインに関心を抱くべきだと信じます。
それで、当社では、デザイナーが制作する作品は、全員で評価することを日課としています。
内部制作でろうと、外部委託であろうと、全員で見て、触ってブレインストーミングします。
上がってきたラフ案をブラッシュアップするためのミーティングですし、いくつかのデザイン案に分かれた際は、よりよい作品選択のためのミーティングです。
しかし、同時に社員一人一人が、デザインに関心を持ち、そして、意識を高めるための訓練にもなっています。
(どちらかといえば、後者の方が重要)
デザイナーではないけど、デザインに無関心ではいられないように全員で切磋琢磨、というねらいです。
ここからは国分が、デザインに関して考え方を変えるキッカケとなった思い出話です。
昔、故・小倉昌男氏の本を読んだことがあります。「宅急便」というコトバを生み出したヤマト運輸の先々代くらいの社長さまです。
事実上のオーナー社長さんで、個人向けの宅配事業を成功させた企業家・起業家。
非常におもしろくて、起業家スピリットに触れる思いで夢中でページをめくりました。
好きだった部分は、三越百貨店とのバトルと役人たちとのバトル。
(現在に至ってもヤマト運輸は、ある省庁から「敵」と見なされている)
しかし、一番記憶に残った部分は、クロネコヤマトのロゴ誕生話でした。
ここからの話は、私のうろ覚えです。
もしかしたら、経年の間に勝手に記憶がねじ曲げられ、妄想しているかもしれません。本の題名も忘れ、見直して書けばいいのですが、その変質したかもしれないままの生の記憶で書きます。
親ネコが子ネコをくわえて運んでいるロゴ、誰もが知っているあのロゴは、米国の運送会社「Allied Van Lines社」のロゴの派生バージョン。
え、パクリ?
いえいえ、業務提携先の Allied Van Lines社の社長が来日した際、ロゴに感銘していた小倉氏が、当社にも使わせてほしいと依頼し、その場で、快く許可をいただいたものだそうです。
今では考えられない話ですね。
1950年代、社長の権限が、投資家や株主に対して比較的強かった当時、またロゴやマークに対する権利意識もそれほど強くない時代ですので、社長同士のこのような即断も多かったと思います。
信頼関係があっての話ですよね。
小倉氏は自社のデザイナーにこのロゴの日本版制作を命じます。
このデザイナーさんの名前が出てきません。忘れてしまいました。このデザイナーさん、小倉氏の文面から伝わってくるイメージは、サラリーマン肌でなく、ややくたびれた感じの芸術家タイプ。
こんなデザイナーさんが企業の顔となるロゴデザインを担当しました。
相当苦悩してあのロゴは生まれたようです。

( 誰もが知っているロゴ )
ようやく完成した日、小倉氏はそのロゴのできばえに感心して「デザイナーを呼んでこい」と部下に命じると、彼は職場にはおらず、近所のそば屋で酒を飲んでいました。
勤務時間内でしたが、まさか社長に呼ばれるなど夢にも思わず、仕事上がりにほっと一杯やっていたのでしょう。
赤ら顔で、バツが悪そうにやってきたデザイナーに小倉氏は一時金を手渡しました。
このデザイナーさんは、その後、しばらくして亡くなりました。
亡くなった原因は明記されていません。
しかし、あの秀逸なロゴが彼の寿命を奪った気がしてならないのです。
以上が私が記憶している顛末です。
このときから私の中でデザインとは、人の命をすり減らすかもしれない何かというイメージに変わりました。
(2018-08-22)

( 孫子風に言えば「デザインは企業の大事、存亡の道、軽んずべからず」 )
追い詰められた日本の製造業
80年代、日本の製造業は世界津々浦々にとどろき「MADE IN JAPAN」は輝ける品質の証でした。
当時、ダイムラー・ベンツの社長が、日本車の部品の不良品率の少なさは「理論上考えられない」と言ったとか言わないとか、という時代です。
日本製は、米国やヨーロッパ製造業を次々と駆逐していきましたが、その日本製もかげりが。
現在、世界の家電製品は、もはや60%が「MADE IN CHINA」。日本製が米国家電を駆逐したように、現在は中国製が日本製・韓国製を駆逐中です。
進化の方向
80年代、製造業で日本に圧倒された米国やヨーロッパを見ると、その後、彼らは「金融・ソフトウェア・デザイン」へと進路を切り替えたというのが、私の持論です。
「金融」とは、カネを商品とする究極のビジネス、多くの産業が最終的に金融へ向うことは必至で、たとえば、日本でもソニーが、ソニー銀行やソニー保険で業績を伸ばしている例は、私的にはすごく自然なこと。
(Amazonも金融に向かうはずです)
「製造業の次に来るものが金融」という意見は、反対意見も少ないでしょうが、デザインも製造業の次に来るものと感じています。
(中国政府もデザイン関連機関の設立など、デザイン重視政策を矢継ぎ早に打ち出し中)
意識すればデザイン力は上がる
私はデザインに関してまったくの素人で、デザインをウンヌンできる人間ではありませんが、デザインの重要性は痛感しています。
企業で働く人は、すべての人がデザインに関心を抱くべきだと信じます。
それで、当社では、デザイナーが制作する作品は、全員で評価することを日課としています。
内部制作でろうと、外部委託であろうと、全員で見て、触ってブレインストーミングします。
上がってきたラフ案をブラッシュアップするためのミーティングですし、いくつかのデザイン案に分かれた際は、よりよい作品選択のためのミーティングです。
しかし、同時に社員一人一人が、デザインに関心を持ち、そして、意識を高めるための訓練にもなっています。
(どちらかといえば、後者の方が重要)
デザイナーではないけど、デザインに無関心ではいられないように全員で切磋琢磨、というねらいです。
デザインで、ショックを受けた話
ここからは国分が、デザインに関して考え方を変えるキッカケとなった思い出話です。
昔、故・小倉昌男氏の本を読んだことがあります。「宅急便」というコトバを生み出したヤマト運輸の先々代くらいの社長さまです。
事実上のオーナー社長さんで、個人向けの宅配事業を成功させた企業家・起業家。
非常におもしろくて、起業家スピリットに触れる思いで夢中でページをめくりました。
好きだった部分は、三越百貨店とのバトルと役人たちとのバトル。
(現在に至ってもヤマト運輸は、ある省庁から「敵」と見なされている)
しかし、一番記憶に残った部分は、クロネコヤマトのロゴ誕生話でした。
ここからの話は、私のうろ覚えです。
もしかしたら、経年の間に勝手に記憶がねじ曲げられ、妄想しているかもしれません。本の題名も忘れ、見直して書けばいいのですが、その変質したかもしれないままの生の記憶で書きます。
ロゴに秘められた物語
親ネコが子ネコをくわえて運んでいるロゴ、誰もが知っているあのロゴは、米国の運送会社「Allied Van Lines社」のロゴの派生バージョン。
え、パクリ?
いえいえ、業務提携先の Allied Van Lines社の社長が来日した際、ロゴに感銘していた小倉氏が、当社にも使わせてほしいと依頼し、その場で、快く許可をいただいたものだそうです。
今では考えられない話ですね。
1950年代、社長の権限が、投資家や株主に対して比較的強かった当時、またロゴやマークに対する権利意識もそれほど強くない時代ですので、社長同士のこのような即断も多かったと思います。
信頼関係があっての話ですよね。
小倉氏は自社のデザイナーにこのロゴの日本版制作を命じます。
ロゴの完成
このデザイナーさんの名前が出てきません。忘れてしまいました。このデザイナーさん、小倉氏の文面から伝わってくるイメージは、サラリーマン肌でなく、ややくたびれた感じの芸術家タイプ。
こんなデザイナーさんが企業の顔となるロゴデザインを担当しました。
相当苦悩してあのロゴは生まれたようです。

( 誰もが知っているロゴ )
ようやく完成した日、小倉氏はそのロゴのできばえに感心して「デザイナーを呼んでこい」と部下に命じると、彼は職場にはおらず、近所のそば屋で酒を飲んでいました。
勤務時間内でしたが、まさか社長に呼ばれるなど夢にも思わず、仕事上がりにほっと一杯やっていたのでしょう。
赤ら顔で、バツが悪そうにやってきたデザイナーに小倉氏は一時金を手渡しました。
命に関わるデザイン
このデザイナーさんは、その後、しばらくして亡くなりました。
亡くなった原因は明記されていません。
しかし、あの秀逸なロゴが彼の寿命を奪った気がしてならないのです。
以上が私が記憶している顛末です。
このときから私の中でデザインとは、人の命をすり減らすかもしれない何かというイメージに変わりました。
(2018-08-22)
( 香水工場の )
香る生活
プルメリアの香り、調香中
プルメリア香水を試作しています、トロピカルな香りがたまりません (2018/08/19)

( 一輪だけ咲いていたプルメリア。日光が強いと香りが弱くなるような。神代植物公園、東京都調布市、2018年8月11日 )
ハワイのイメージと言えば、首にレイ(花輪)をかけた女性たちが踊るハワイアン。プルメリアは、あのレイの花としてよく使用されるそうです。
開放的な明るさを感じさせる花。香りは優雅でセクシー。
私がプルメリアを自分の目で見た体験は、数年前、ハワイ島のコーヒー園で偶然見つけたときでした。
観光客のためにコーヒー園が植樹したのでしょうが、偶然の遭遇でした。ハワイ島では、コーヒー園以外でもこのプルメリアに遭遇しました。
ハワイ島にはキラウエア火山という有名な火山があります。今年4月の大爆発でドロドロの溶岩は未だ流れ続けています。ハワイ島に行った理由の一つはキラウエア。
そのときはドロドロ溶岩は出ていませんでしたが、迫力のある山だそうで。空港でレンタカーを借りて向かいました。しかし、私は車の運転が不慣れ。しかも海外、右側通行、慣れません。
途中まで行ったものの、私の運転では無事に帰ってこれないと判断し、引き返しました。その帰り道、探検気分で、知らない山道に迷い込んだりしてハワイ島を満喫しました。
そんな山中でもプルメリアの花を見かけました。なので、ハワイでは、普通に咲いている花かもしれません。
花の香りですが、花に鼻を近づけて直接確認する機会にはなかなか恵まれません。
樹木は比較的大きものが多く、おおむね私の身長より高いところで咲いています。
そんなわけでハワイ島では、はっきりとした香りのイメージを頭にたたき込めませんでした。
無理矢理、花の枝を下に引き寄せると、いかにも花泥棒のようで、国際問題にもなりかねないと遠慮しました。
プルメリア、別名「インドソケイ」。
(文字通り読めば、「インドのジャスミン」の意味になりますが、インドとは直接関係がなく、インドと命名された由来も不明らしい)
「ソケイ」というからには、ジャスミンのような香りだろうか?同じソケイ属の仲間、たしかに似ている部分があります。
ただ、熱帯の香りの花は、ある程度、似ている香りが多いと思いませんか?
たとえば、チュベローズ、イランイラン、ジャスミン・・・これらは私の中では、夜になると、人知れず、セクシーで甘美な香りを周囲に満たす花々のイメージ。
"平和で穏やかな夢見る夜"といったトロピカル直球イメージ。
当社では現在、プルメリア香水の調香を行っています。
(私はパフューマーではありません、パフューマーによって制作された香りの評価ミーティングに参加する立場)
この妖艶な香りは、神秘の領域、このレベルに到達することは不可能です、しかし、香水として妖艶な気持ちになれる香りを目指しています。
(現状の試作では、トロピカルでフルーティな香り、元気がでる香り)
プルメリアの香りを見ておきたいと神代植物公園に行ってきました。ここの温室にプリメリアが咲いているのです。
開園9時半前にゲートに並び、オープンとともに温室へまっしぐら。
(卒倒しそうな猛暑の日、開園の9時半、誰もいないと思うでしょう?それなりにお客さんがいて驚き)
プルメリアの香りの習性はわかりませんが、プルメリアもおそらくジャスミンやチュベローズのように夜間香りを放つ可能性が高い。
太陽が昇ってしまう昼間は香りを確かめにくいのでは、と予想していましたが、どうやらそのようで。
温室に入った瞬間、地面を這うようにかすかにプルメリアの香りが漂っていました。温室のどこにプルメリアが植えられているか前情報ナシで来たがラッキー! 入り口に入ってすぐに香りを感じ、花を見つけました。
咲いている花は一輪のみ。
やはり遠くに伸びた枝の先にあり、自分の鼻を近づけることは不可能でしたが、かすかに満ちていたプルメリアの香りで雰囲気は感じ取れました。
香りは、入室した瞬間だけで、しばらく他の花を見て30分後戻ってみましたが、香りはまったく感じられなくなっていました。
鼻の嗅覚疲労もありますし、太陽のせいもあると思います。
プルメリア香水は、製品化できるか、まだ全然見えません。それどころか、試作をみなさまにお披露目できるかも不明です。試作だけでもお配りできるといいのですが。

( 神代植物園では複数の種類のプルメリアが植えられている。こちらは水生植物エリアのプルメリアで、こちらも直接香りを確かめる距離ではなかった )
(2018-08-19)

( 一輪だけ咲いていたプルメリア。日光が強いと香りが弱くなるような。神代植物公園、東京都調布市、2018年8月11日 )
ハワイで見たプルメリア
ハワイのイメージと言えば、首にレイ(花輪)をかけた女性たちが踊るハワイアン。プルメリアは、あのレイの花としてよく使用されるそうです。
開放的な明るさを感じさせる花。香りは優雅でセクシー。
私がプルメリアを自分の目で見た体験は、数年前、ハワイ島のコーヒー園で偶然見つけたときでした。
ハワイでは普通に咲いている花?
観光客のためにコーヒー園が植樹したのでしょうが、偶然の遭遇でした。ハワイ島では、コーヒー園以外でもこのプルメリアに遭遇しました。
ハワイ島にはキラウエア火山という有名な火山があります。今年4月の大爆発でドロドロの溶岩は未だ流れ続けています。ハワイ島に行った理由の一つはキラウエア。
そのときはドロドロ溶岩は出ていませんでしたが、迫力のある山だそうで。空港でレンタカーを借りて向かいました。しかし、私は車の運転が不慣れ。しかも海外、右側通行、慣れません。
途中まで行ったものの、私の運転では無事に帰ってこれないと判断し、引き返しました。その帰り道、探検気分で、知らない山道に迷い込んだりしてハワイ島を満喫しました。
そんな山中でもプルメリアの花を見かけました。なので、ハワイでは、普通に咲いている花かもしれません。
香りを確かめる
花の香りですが、花に鼻を近づけて直接確認する機会にはなかなか恵まれません。
樹木は比較的大きものが多く、おおむね私の身長より高いところで咲いています。
そんなわけでハワイ島では、はっきりとした香りのイメージを頭にたたき込めませんでした。
無理矢理、花の枝を下に引き寄せると、いかにも花泥棒のようで、国際問題にもなりかねないと遠慮しました。
甘く優雅な香り
プルメリア、別名「インドソケイ」。
(文字通り読めば、「インドのジャスミン」の意味になりますが、インドとは直接関係がなく、インドと命名された由来も不明らしい)
「ソケイ」というからには、ジャスミンのような香りだろうか?同じソケイ属の仲間、たしかに似ている部分があります。
ただ、熱帯の香りの花は、ある程度、似ている香りが多いと思いませんか?
たとえば、チュベローズ、イランイラン、ジャスミン・・・これらは私の中では、夜になると、人知れず、セクシーで甘美な香りを周囲に満たす花々のイメージ。
"平和で穏やかな夢見る夜"といったトロピカル直球イメージ。
プルメリア香水、調香中
当社では現在、プルメリア香水の調香を行っています。
(私はパフューマーではありません、パフューマーによって制作された香りの評価ミーティングに参加する立場)
この妖艶な香りは、神秘の領域、このレベルに到達することは不可能です、しかし、香水として妖艶な気持ちになれる香りを目指しています。
(現状の試作では、トロピカルでフルーティな香り、元気がでる香り)
プルメリアの香りを見ておきたいと神代植物公園に行ってきました。ここの温室にプリメリアが咲いているのです。
神代植物園で香るプルメリア
開園9時半前にゲートに並び、オープンとともに温室へまっしぐら。
(卒倒しそうな猛暑の日、開園の9時半、誰もいないと思うでしょう?それなりにお客さんがいて驚き)
プルメリアの香りの習性はわかりませんが、プルメリアもおそらくジャスミンやチュベローズのように夜間香りを放つ可能性が高い。
太陽が昇ってしまう昼間は香りを確かめにくいのでは、と予想していましたが、どうやらそのようで。
温室に入った瞬間、地面を這うようにかすかにプルメリアの香りが漂っていました。温室のどこにプルメリアが植えられているか前情報ナシで来たがラッキー! 入り口に入ってすぐに香りを感じ、花を見つけました。
咲いている花は一輪のみ。
やはり遠くに伸びた枝の先にあり、自分の鼻を近づけることは不可能でしたが、かすかに満ちていたプルメリアの香りで雰囲気は感じ取れました。
香りは、入室した瞬間だけで、しばらく他の花を見て30分後戻ってみましたが、香りはまったく感じられなくなっていました。
鼻の嗅覚疲労もありますし、太陽のせいもあると思います。
プルメリア香水
プルメリア香水は、製品化できるか、まだ全然見えません。それどころか、試作をみなさまにお披露目できるかも不明です。試作だけでもお配りできるといいのですが。

( 神代植物園では複数の種類のプルメリアが植えられている。こちらは水生植物エリアのプルメリアで、こちらも直接香りを確かめる距離ではなかった )
(2018-08-19)
( 香水工場の )
香る生活
シワ関連コスメの複雑な話
シワ取りコスメがあったら夢のような話ですが、なかなか (2018/08/05)

( 切実な瞬間 )
「シワ」の英語は「リンクル」(Wrinkle)。近年、このリンクルケア(シワ取り)関連のコスメが人気です。
ちょっと気になりだした人には、気になる部分。
リンクルケアは、最近では男性にとっても気になる分野です。目の下のたるみ・シワをケアする男性用の化粧品広告もよく目にするようになりました。
(私が中年男性だからか、webでは、追いかけてくるように男性用の目の下たるみ広告が表示される、ターゲティング広告、うっとうしいな)
ところで、リンクルケア化粧品って、シワをなくしてくれる何かといったイメージですが、本当にシワは消えるのでしょうか?
シワとは、皮膚が乾燥し水分が失われ、一部の表皮の細胞が線上に失われた状態です。
問題は、局地的な細胞の損失ではなく、皮膚全体のコラーゲンやセラミドが失われ、皮膚を構成する層が全体的にシュリンクし薄くなっている点。
加齢に伴う自然な現象(老化)ですので、これを何とかするとしたら大変なこと。
こんな皮膚を、もう一度、赤ちゃんの肌のように再生する!となると、これは、もはや再生医療の分野で、iPS細胞(多能性幹細胞)がどうのこうの、といった話。
化粧品では、できない分野・領域なんです。
化粧品は、医薬品や医療行為に関わる分野とは明確に線引きすることが、薬事法によって明記されていますから、本格的なシワ取りは、法的にも無理なんです。
そんなわけで、できてしまったシワをコスメでなんとかするという奇跡は、やはり、厳しい。
現実的には、リンクルケア化粧品に求められる機能は下記ではないでしょうか:
(1) 予防 → これ以上シワを増やさない・広げない・深くしない
(2) 遅延 → シワの拡大を、なるべく遅らせる・穏やかにする
(3) メイクアップ → 見た目、シワを見えなくする or 目立たなくする
この中で、メイクアップは、完全にシワ治療やアンチエイジングとは無縁で、とりあえず、目先、見えなくしてほしいという願いを満たすためのコスメ。
即効性がある点で、一番、現実的なリンクルケアと私は考えます。
洗顔で元に戻りますが、重要な機能です。
そんなわけで、リンクルケア化粧品は、「シワ予防・遅延」と「メイクアップ」を総合的に包括した製品が多いと思います。
ところで、医療分野ならシワ取りはできるかという話ですが、一般人が気軽にiPS細胞というわけにもいきません。
技術も未確立ですし、そもそも肌を衰えさせないという不老(アンチエイジング)技術が確立されるか不明です。
なので、医療分野でも、現実的なシワ取りの選択肢は多くありませんが、たとえば、ヒアルロン酸注射などは即効性があり、多くの事例があります。
ボツリヌス菌注射も有名ですよね。
しかし、これらは人の体が自分で生み出した成分でありませんし、定期的に注入し続ける(頻度や注入量の変化も)というというマイナス面もあり賛否は両論。
(外部成分に依存すると、自身が持っている肌自体の耐老化力は、むしろ衰える、というジレンマが微妙)
というわけで、医療分野でも厳しいシワ取り、医薬品でも厳しい、まして化粧品でなんとかするという話は、なかなか厳しい。
化粧品では商品名に「シワ」「リンクル」というコトバは使用できません。
シワ取りという医療分野の効果効能をイメージさせるためです。
もし使う場合は、最低でも"化粧品"からワンランク難度上げして"医薬部外品"にしなければいけません。
これは、お金がかかります。
臨床データや決められた資料を厚生労働省に提出し許可・承認を受けるというプロセスが必要。
医薬部外品は、特に近年、資金的に中小のコスメ会社にとって、なかなか手が届きにくいカテゴリーになっています。
というわけで、私たちには、リンクルケアの開発製造は限界がありますので、せめてアイクリームを作ることにしました。
アイクリームは、文字通り読めば「眼のクリーム」ですが、一般市場での慣用上のイメージは「目の周辺に塗るクリーム」。
(複雑でしょ?)
すでに何度か試作しました。少数のモニターさまにもお配りしましたが、私自身、まだ全然納得できないレベルです。
完成度が上がってきたら、多めに試作品を制作して、希望者にお配りする予定です。
(冬かな?)
この製品の特徴は、ただ一点、ローズマリーエキスを配合すること。
(それを入れたいがために、アイクリームの開発が始まったという経緯が実情)
関心ある方は、ご期待下さい。
("小さめ"にご期待下さい、でも配布は本当です、それを励みに試作中ですので)
(2018-08-08)

( 切実な瞬間 )
人気のリンクルケア
「シワ」の英語は「リンクル」(Wrinkle)。近年、このリンクルケア(シワ取り)関連のコスメが人気です。
ちょっと気になりだした人には、気になる部分。
リンクルケアは、最近では男性にとっても気になる分野です。目の下のたるみ・シワをケアする男性用の化粧品広告もよく目にするようになりました。
(私が中年男性だからか、webでは、追いかけてくるように男性用の目の下たるみ広告が表示される、ターゲティング広告、うっとうしいな)
シワに効く化粧品?
ところで、リンクルケア化粧品って、シワをなくしてくれる何かといったイメージですが、本当にシワは消えるのでしょうか?
シワとは、皮膚が乾燥し水分が失われ、一部の表皮の細胞が線上に失われた状態です。
問題は、局地的な細胞の損失ではなく、皮膚全体のコラーゲンやセラミドが失われ、皮膚を構成する層が全体的にシュリンクし薄くなっている点。
加齢に伴う自然な現象(老化)ですので、これを何とかするとしたら大変なこと。
こんな皮膚を、もう一度、赤ちゃんの肌のように再生する!となると、これは、もはや再生医療の分野で、iPS細胞(多能性幹細胞)がどうのこうの、といった話。
化粧品では、できない分野・領域なんです。
化粧品は、医薬品や医療行為に関わる分野とは明確に線引きすることが、薬事法によって明記されていますから、本格的なシワ取りは、法的にも無理なんです。
リンクルケア、現実的な目標
そんなわけで、できてしまったシワをコスメでなんとかするという奇跡は、やはり、厳しい。
現実的には、リンクルケア化粧品に求められる機能は下記ではないでしょうか:
(1) 予防 → これ以上シワを増やさない・広げない・深くしない
(2) 遅延 → シワの拡大を、なるべく遅らせる・穏やかにする
(3) メイクアップ → 見た目、シワを見えなくする or 目立たなくする
即効性があるメイクアップ
この中で、メイクアップは、完全にシワ治療やアンチエイジングとは無縁で、とりあえず、目先、見えなくしてほしいという願いを満たすためのコスメ。
即効性がある点で、一番、現実的なリンクルケアと私は考えます。
洗顔で元に戻りますが、重要な機能です。
そんなわけで、リンクルケア化粧品は、「シワ予防・遅延」と「メイクアップ」を総合的に包括した製品が多いと思います。
肌の不老技術はできるのか?
ところで、医療分野ならシワ取りはできるかという話ですが、一般人が気軽にiPS細胞というわけにもいきません。
技術も未確立ですし、そもそも肌を衰えさせないという不老(アンチエイジング)技術が確立されるか不明です。
なので、医療分野でも、現実的なシワ取りの選択肢は多くありませんが、たとえば、ヒアルロン酸注射などは即効性があり、多くの事例があります。
ボツリヌス菌注射も有名ですよね。
しかし、これらは人の体が自分で生み出した成分でありませんし、定期的に注入し続ける(頻度や注入量の変化も)というというマイナス面もあり賛否は両論。
(外部成分に依存すると、自身が持っている肌自体の耐老化力は、むしろ衰える、というジレンマが微妙)
というわけで、医療分野でも厳しいシワ取り、医薬品でも厳しい、まして化粧品でなんとかするという話は、なかなか厳しい。
シワというコトバも御法度
化粧品では商品名に「シワ」「リンクル」というコトバは使用できません。
シワ取りという医療分野の効果効能をイメージさせるためです。
もし使う場合は、最低でも"化粧品"からワンランク難度上げして"医薬部外品"にしなければいけません。
これは、お金がかかります。
臨床データや決められた資料を厚生労働省に提出し許可・承認を受けるというプロセスが必要。
医薬部外品は、特に近年、資金的に中小のコスメ会社にとって、なかなか手が届きにくいカテゴリーになっています。
というわけで、私たちには、リンクルケアの開発製造は限界がありますので、せめてアイクリームを作ることにしました。
我らのアイクリーム製造予定
アイクリームは、文字通り読めば「眼のクリーム」ですが、一般市場での慣用上のイメージは「目の周辺に塗るクリーム」。
(複雑でしょ?)
すでに何度か試作しました。少数のモニターさまにもお配りしましたが、私自身、まだ全然納得できないレベルです。
完成度が上がってきたら、多めに試作品を制作して、希望者にお配りする予定です。
(冬かな?)
この製品の特徴は、ただ一点、ローズマリーエキスを配合すること。
(それを入れたいがために、アイクリームの開発が始まったという経緯が実情)
関心ある方は、ご期待下さい。
("小さめ"にご期待下さい、でも配布は本当です、それを励みに試作中ですので)
(2018-08-08)
( 香水工場の )
香る生活
柔軟剤の香り、強すぎない?
6、7年くらい前から、人々の衣服のニオイが強く強烈に。その原因は柔軟剤 (2018/08/08)

(私の周囲では、最近の柔軟剤は香りが強すぎるという人が圧倒的に多いのですが、世間の人々はそうでもないようです)
世間の人々の衣服から漂う柔軟剤の香りに対して、私は、よい香りという認識はあまりなく、むしろ、気分が悪くなる香りが多い。
こんな強い香りを人々は求めているのだろうか?とずっと疑問に思っていますが、売れ続けている現状を考えれば、これが一般的に好まれる香りなんでしょう。
一方で、香りが強すぎる柔軟剤に苦しんでいる人々も増えています。
私は香水メーカーでフレグランスの開発や販売を担当している人間なので、他社さまの香りにケチを付けられる立場ではありません。
しかし、現在の柔軟剤は、やりすぎな製品もあると感じます。
思い返してみれば、以前の世間の風潮は「無香料・無臭・微香」が長いこと主流でした。
1990年代は「無香・無臭」が好まれており、メーカー側もそれをウリにしていた時代です。
コスメやトイレタリー製品には、『無香・微香』といった文字が躍っていたものです。
(若い世代には信じられないかも)
この時代の香りのトレンドは、バブルがはじけた後ですので、自然回帰的な傾向もあり、香水もナチュラルな香りが好まれました。
植物精油の香りを楽しむアロマブームも大いに盛り上がりを見せた時代です。
とはいっても、コスメもトイレタリーも、無香・無臭に近づけるために、逆に多めの香料を使った製品も散見され、本末転倒な製品も多かったものです。
しかし、とりあえず人々の間に、プンプンにおわせることをよしとする風潮はありませんでした。
無香・無臭トレンドの時代、当社のような香水メーカーは、肩身が狭い思いをしていましたが、2000年に入ると、状況は徐々に変化。
香りは楽しい、香りがほしいという人々も増えてきて、化粧品やトイレタリーへの香り付けも復活基調を感じましたね。
このまま穏やかによい香りへの回帰が進めば、当社のような香水メーカーには追い風になると期待したものです。
しかし、強烈なニオイの柔軟剤が売れ始めると、私には、世間は、突然、不自然なニオイへの突進してしまったような印象でした。
(どうして、こうも真逆へ?)
現在、一部の人々からは、香水やフレグランスは悪者と見なされることもあり、現在も肩身が狭く感じることがあります。
無香・無臭がよかった時代から、真逆トレンドへ振れる理由は何なのか?
長い間、自分の中のテーマですが、原因はよくわかりません。
景気がよくなると女性のスカートが短くなる、とかよく言われます。
香りも経済状況と関連があるかもと考えたりします。
2012年アベノミクス始まると、株価は急上昇。我々の実質的な所得は別として、国全体の景気は、拡大した時代です。
もしかしたら、ブル経済に入ると強いイケイケな香りが好まれて、ベア経済局面では逆になるのか、たとえば、1990年代はバブル後の清貧の時代、たしかにトレンドは無香・無臭でした。
現在、世界経済は、米中貿易バトルの勃発で不透明感を増していますし、国内の産業基盤と市場を失い続ける日本経済の将来性は、もはや誰の目にもはっきり・くっきり。
そろそろ景気も曲がり角かなと思うこの頃です。
(株価は依然強いですが)
そうなると香りトレンドも曲がる頃かな、と動向を見守っています。
(香りが不自然に長く持続することを強調するテレビCMは、減少傾向にある気もします)
(2018-08-08)

(私の周囲では、最近の柔軟剤は香りが強すぎるという人が圧倒的に多いのですが、世間の人々はそうでもないようです)
柔軟剤の香りへの賛否
世間の人々の衣服から漂う柔軟剤の香りに対して、私は、よい香りという認識はあまりなく、むしろ、気分が悪くなる香りが多い。
こんな強い香りを人々は求めているのだろうか?とずっと疑問に思っていますが、売れ続けている現状を考えれば、これが一般的に好まれる香りなんでしょう。
一方で、香りが強すぎる柔軟剤に苦しんでいる人々も増えています。
私は香水メーカーでフレグランスの開発や販売を担当している人間なので、他社さまの香りにケチを付けられる立場ではありません。
しかし、現在の柔軟剤は、やりすぎな製品もあると感じます。
昔は、無香・無臭が主流だったのに
思い返してみれば、以前の世間の風潮は「無香料・無臭・微香」が長いこと主流でした。
1990年代は「無香・無臭」が好まれており、メーカー側もそれをウリにしていた時代です。
コスメやトイレタリー製品には、『無香・微香』といった文字が躍っていたものです。
(若い世代には信じられないかも)
この時代の香りのトレンドは、バブルがはじけた後ですので、自然回帰的な傾向もあり、香水もナチュラルな香りが好まれました。
植物精油の香りを楽しむアロマブームも大いに盛り上がりを見せた時代です。
とはいっても、コスメもトイレタリーも、無香・無臭に近づけるために、逆に多めの香料を使った製品も散見され、本末転倒な製品も多かったものです。
しかし、とりあえず人々の間に、プンプンにおわせることをよしとする風潮はありませんでした。
今も昔も肩身は狭い
無香・無臭トレンドの時代、当社のような香水メーカーは、肩身が狭い思いをしていましたが、2000年に入ると、状況は徐々に変化。
香りは楽しい、香りがほしいという人々も増えてきて、化粧品やトイレタリーへの香り付けも復活基調を感じましたね。
このまま穏やかによい香りへの回帰が進めば、当社のような香水メーカーには追い風になると期待したものです。
しかし、強烈なニオイの柔軟剤が売れ始めると、私には、世間は、突然、不自然なニオイへの突進してしまったような印象でした。
(どうして、こうも真逆へ?)
現在、一部の人々からは、香水やフレグランスは悪者と見なされることもあり、現在も肩身が狭く感じることがあります。
トレンド変化の原因は?
無香・無臭がよかった時代から、真逆トレンドへ振れる理由は何なのか?
長い間、自分の中のテーマですが、原因はよくわかりません。
景気がよくなると女性のスカートが短くなる、とかよく言われます。
香りも経済状況と関連があるかもと考えたりします。
2012年アベノミクス始まると、株価は急上昇。我々の実質的な所得は別として、国全体の景気は、拡大した時代です。
もしかしたら、ブル経済に入ると強いイケイケな香りが好まれて、ベア経済局面では逆になるのか、たとえば、1990年代はバブル後の清貧の時代、たしかにトレンドは無香・無臭でした。
今後の予想
現在、世界経済は、米中貿易バトルの勃発で不透明感を増していますし、国内の産業基盤と市場を失い続ける日本経済の将来性は、もはや誰の目にもはっきり・くっきり。
そろそろ景気も曲がり角かなと思うこの頃です。
(株価は依然強いですが)
そうなると香りトレンドも曲がる頃かな、と動向を見守っています。
(香りが不自然に長く持続することを強調するテレビCMは、減少傾向にある気もします)
(2018-08-08)
( 香水工場の )
香る生活
コンビニ決済は「後払い」が便利
先月のブログ記事「なりすまし注文」は、お客さまからの反応があり、意外にも関心を引いたので、その第二弾 (2018/08/08)

( ネット通販黎明期からあるコンビニ決済、当初は「後払い」のみでした )
クレジット番号の入力をためらう方には、コンビニ決済は、安心で便利な決済方法です。
誰が発明したのか、コンビニ決済は、ネット通販の勃興期から存在していました。
現在のコンビニ決済は、"前払い"が主流ですが、以前は"後払い"しかありませんでした。
"後払い"のメリットは、購入者には大きいのですが、販売側にとっては、払ってもらえないリスクがあります。
そのため"前払い"の仕組みが生まれ、通販会社に普及していったと推測します。
当社は、現在も "後払い" にこだわっています。
自分が買い物する立場だったら?・・・"後払い"の方が断然便利だから。
買いたいと思っても、まずはコンビニに行って支払手続き?となると、ちょっとお買い物の気持ちが萎えるかも。
それを思うと"後払い"の方が便利だし、当社も購入してもらえる確率が上がってビジネス的にも有利と判断しています。
一方、多くの通販会社は、コンビニ"後払い"のリスクに非常に敏感です。
ある他社の営業マンから、当社がコンビニ"後払い"派であることを知って、未回収率を質問されました。「3%以下」と答えると、それは奇跡とか言って驚いていました。
海外では、後払いは、成立しない形態でしょう。
たとえば、モスクワで通販事業をしていた商事会社の人(日本人)と話したことがありますが、「クレジットカードでも信用できない」と。
モスクワのスーパーマーケットでは、バッグや鞄は、入り口備え付けのビニールでぐるぐる巻きにしないと入れてくれないお店がいっぱいあります。
(黒服の人が立っていて、怖い印象)
それだけ万引きが多く、犯罪も多いわけで、後払いなどロシアでやったら「取られ放題!」という感じですかね。
しかし、ここ日本では成立します。
そして、特に当社はフェアなお客さまに恵まれていると感謝しています。
しかし、ごくごく希ですが、最初からそれが目的で商品購入する人間もいないわけではない。
そういう人々の特徴は明確です。
最初の注文では検知できませんが、犯罪に成功すると、繰り返す傾向があります。
そのときに特徴が出ます:
・氏名やメールアドレスが変化しており、同一人物であることが特定しにくい
・住所も微妙に変わっている
・電話番号も、読者のみなさまの予想通りです、着信拒否か虚偽の番号
たとえば、住所が違うと商品が届かないはず。
これが届くのです、なぜか?
調べると住所は違っていても、現地の配送センターまで届けば、ドライバーさんが「この人の荷物はここに届ける」という暗黙の仕組みができあがっているケースもありました。
商品詐取が目的の人々は、当社の製品が好きで購入しているわけでなく、「通販 コンビニ後払い」などのワードで検索して、そういう通販会社をターゲットに来店していると推測されます。
(こうやって詐取された商品が、メルカリで売られていることを発見したことがありますが、悲しかったな)
余談ですが、Amazonや楽天では「食品 後払い」というワードでの検索が多数あるとか、こちらは詐取などではなく切実な予感が。
2年くらい前から、本当に悪質な人は対策すべきという方針になり、検知体制を強化しました。
先月、なりすまし注文の記事を投稿したら、あるお客さまから「コンビニ後払いは、実績があるリピーターさん限定にしたらどうですか?」という暖かいアドバイスをいただきました。
しかし、リピーターさんかどうかの判定が、ネット通販では、なかなか難しくて厳しいようです。
今後も、コンビニ"後払い"、可能な限り続けていくつもりです。
(2018-08-08)

( ネット通販黎明期からあるコンビニ決済、当初は「後払い」のみでした )
コンビニ決済のメリット
クレジット番号の入力をためらう方には、コンビニ決済は、安心で便利な決済方法です。
誰が発明したのか、コンビニ決済は、ネット通販の勃興期から存在していました。
現在のコンビニ決済は、"前払い"が主流ですが、以前は"後払い"しかありませんでした。
"後払い"のメリットは、購入者には大きいのですが、販売側にとっては、払ってもらえないリスクがあります。
そのため"前払い"の仕組みが生まれ、通販会社に普及していったと推測します。
当社は、現在も "後払い" にこだわっています。
なぜ"後払い"を維持したい?
自分が買い物する立場だったら?・・・"後払い"の方が断然便利だから。
買いたいと思っても、まずはコンビニに行って支払手続き?となると、ちょっとお買い物の気持ちが萎えるかも。
それを思うと"後払い"の方が便利だし、当社も購入してもらえる確率が上がってビジネス的にも有利と判断しています。
一方、多くの通販会社は、コンビニ"後払い"のリスクに非常に敏感です。
ある他社の営業マンから、当社がコンビニ"後払い"派であることを知って、未回収率を質問されました。「3%以下」と答えると、それは奇跡とか言って驚いていました。
フェアなお客さまに恵まれている現状
海外では、後払いは、成立しない形態でしょう。
たとえば、モスクワで通販事業をしていた商事会社の人(日本人)と話したことがありますが、「クレジットカードでも信用できない」と。
モスクワのスーパーマーケットでは、バッグや鞄は、入り口備え付けのビニールでぐるぐる巻きにしないと入れてくれないお店がいっぱいあります。
(黒服の人が立っていて、怖い印象)
それだけ万引きが多く、犯罪も多いわけで、後払いなどロシアでやったら「取られ放題!」という感じですかね。
しかし、ここ日本では成立します。
そして、特に当社はフェアなお客さまに恵まれていると感謝しています。
意図的な犯罪
しかし、ごくごく希ですが、最初からそれが目的で商品購入する人間もいないわけではない。
そういう人々の特徴は明確です。
最初の注文では検知できませんが、犯罪に成功すると、繰り返す傾向があります。
そのときに特徴が出ます:
・氏名やメールアドレスが変化しており、同一人物であることが特定しにくい
・住所も微妙に変わっている
・電話番号も、読者のみなさまの予想通りです、着信拒否か虚偽の番号
たとえば、住所が違うと商品が届かないはず。
これが届くのです、なぜか?
調べると住所は違っていても、現地の配送センターまで届けば、ドライバーさんが「この人の荷物はここに届ける」という暗黙の仕組みができあがっているケースもありました。
検索でターゲットを探す人々
商品詐取が目的の人々は、当社の製品が好きで購入しているわけでなく、「通販 コンビニ後払い」などのワードで検索して、そういう通販会社をターゲットに来店していると推測されます。
(こうやって詐取された商品が、メルカリで売られていることを発見したことがありますが、悲しかったな)
余談ですが、Amazonや楽天では「食品 後払い」というワードでの検索が多数あるとか、こちらは詐取などではなく切実な予感が。
現在は対策を立てています
2年くらい前から、本当に悪質な人は対策すべきという方針になり、検知体制を強化しました。
先月、なりすまし注文の記事を投稿したら、あるお客さまから「コンビニ後払いは、実績があるリピーターさん限定にしたらどうですか?」という暖かいアドバイスをいただきました。
しかし、リピーターさんかどうかの判定が、ネット通販では、なかなか難しくて厳しいようです。
今後も、コンビニ"後払い"、可能な限り続けていくつもりです。
(2018-08-08)
( 香水工場の )
香る生活
シール配布中
シールでできあがりました、本日より配布を開始しました (2018/08/03)
先日のブログにて、お伝えした「マステ生地の fragrance.co.jp 記念シール」が入荷しました。
さっそく本日より配布します。
今月末(8月末)まで、すべてのお買い物のお客さまに同梱します。
(2018-08-05)
記念シール、できました
先日のブログにて、お伝えした「マステ生地の fragrance.co.jp 記念シール」が入荷しました。
さっそく本日より配布します。
今月末(8月末)まで、すべてのお買い物のお客さまに同梱します。
(2018-08-05)
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