( 香水工場の )
香る生活
調香師は朝、冴える
パフューマー(調香師)といっても香りを組むスタイルは人それぞれ、タバコやニンニクのように香りが強い嗜好品を避ける厳しい生活を自ら強いる方もいれば、調香の合間にベランダでタバコを吹かすネ(パフューマー)もいます。でも鼻は朝冴える方が多いようです。
(2006-04-21)
( 香水工場の )
香る生活
ローズ咲くバラ園で会おう2
かなり前にお知らせした「ローズの香りを創ろう」という初心者向けの調香セミナーの詳細をようやくお伝えできます。
バラが咲く季節にタイミングよくセミナーを開催できて、しかも気軽に参加いただけるように費用をかなり抑えていただいた京成バラ園さんには感謝いたします。
お近くの方、バラ園が好きな方、バラ園のバラを堪能し、ローズの香りを自分で制作し、自作のローズ・フレグランスを小さな小瓶に詰めてお持ち帰りいただくという趣向のイベントはいかがでしょうか?思い出に残る楽しいひとときになると思います。(京成バラ園:東京から電車で40分〜1時間程度)
セミナーには当社フレグランス・デザイナーの2名がジキジキにみなさまをご指導いたしますよ。日頃フローラル・フォーシーズンズをご愛用いただいている方には、香りの制作をしているスタッフと直接話ができるチャンスです。予約受付中です。定員になり次第締め切ります〜
日時:平成18年5月28(日)14:00〜15:30
場所:京成バラ園 ローズルーム
費用:おひとり1,000円(材料費込み、税込み)
定員:24名
予約:京成バラ園ローズショップまで->Tel.047-459-0106
詳細は...
●京成バラ園[一日体験セミナー「ローズの香り(香水)を創ろう」]
(このページの一番下)
●京成バラ園芸株式会社(KEISEI ROSE NURSERIES, INC.)
276-0046 千葉県
八千代市大和田新田755番地
京成バラ園芸株式会社
Tel.047-459-0106(ローズショップ)
http://www.keiseirose.co.jp/
・京成「八千代台駅」西口下車、東洋バス「八千代台中央駅」行き「京成バラ園」下車
・東葉高速鉄道「八千代緑が丘駅」から徒歩13分
(2006-04-20)
バラが咲く季節にタイミングよくセミナーを開催できて、しかも気軽に参加いただけるように費用をかなり抑えていただいた京成バラ園さんには感謝いたします。
お近くの方、バラ園が好きな方、バラ園のバラを堪能し、ローズの香りを自分で制作し、自作のローズ・フレグランスを小さな小瓶に詰めてお持ち帰りいただくという趣向のイベントはいかがでしょうか?思い出に残る楽しいひとときになると思います。(京成バラ園:東京から電車で40分〜1時間程度)
セミナーには当社フレグランス・デザイナーの2名がジキジキにみなさまをご指導いたしますよ。日頃フローラル・フォーシーズンズをご愛用いただいている方には、香りの制作をしているスタッフと直接話ができるチャンスです。予約受付中です。定員になり次第締め切ります〜
日時:平成18年5月28(日)14:00〜15:30
場所:京成バラ園 ローズルーム
費用:おひとり1,000円(材料費込み、税込み)
定員:24名
予約:京成バラ園ローズショップまで->Tel.047-459-0106
詳細は...
●京成バラ園[一日体験セミナー「ローズの香り(香水)を創ろう」]
(このページの一番下)
●京成バラ園芸株式会社(KEISEI ROSE NURSERIES, INC.)
276-0046 千葉県
八千代市大和田新田755番地
京成バラ園芸株式会社
Tel.047-459-0106(ローズショップ)
http://www.keiseirose.co.jp/
・京成「八千代台駅」西口下車、東洋バス「八千代台中央駅」行き「京成バラ園」下車
・東葉高速鉄道「八千代緑が丘駅」から徒歩13分
(2006-04-20)
( 香水工場の )
香る生活
香水と香辛料・・・カレーのプーさん
香水の原料である香料は、もともと香辛料と同源で、生産地はインドや東南アジア、中国。
古くは絹の道を通じて西はアラビアや西洋へ、東は日本へと運ばれてきました。近世になれば絹の道にプラスして海洋航路で香辛料は東西へと運ばれます。
その価値は金銀にまさるともいわれ大変高価な産物でした。香辛料はその一部が肌に付けるフレグランスや香水へと分離していきます。
だから、香水メーカーである当社は、香辛料の塊であるカレーにも興味があります・・と、近所に香辛料が抜群に効いたカレー屋さんがあり、香料と香辛料を無理矢理関係づけて取材したい、という内容で電話しました。
地元ではかなり有名な「カレーのプーさん」です(クローブが凄い)。快くOKいただきました。どんな香辛料が入っているのかしっかりリサーチしてきます。
(2006-04-19)
古くは絹の道を通じて西はアラビアや西洋へ、東は日本へと運ばれてきました。近世になれば絹の道にプラスして海洋航路で香辛料は東西へと運ばれます。
その価値は金銀にまさるともいわれ大変高価な産物でした。香辛料はその一部が肌に付けるフレグランスや香水へと分離していきます。
だから、香水メーカーである当社は、香辛料の塊であるカレーにも興味があります・・と、近所に香辛料が抜群に効いたカレー屋さんがあり、香料と香辛料を無理矢理関係づけて取材したい、という内容で電話しました。
地元ではかなり有名な「カレーのプーさん」です(クローブが凄い)。快くOKいただきました。どんな香辛料が入っているのかしっかりリサーチしてきます。
(2006-04-19)
( 香水工場の )
香る生活
変性アルコール、政治的に変性されたアルコール
前のブログ記事からの続きです。香水の成分を見ると「変性アルコール」が含まれているケースがあるかと思います。
「変性アルコール」とは、エタノールにメタノールなど変性剤が混入されたもので(*)、特に化粧品の場合は香料変性剤による変性アルコールが使用されます。
変性剤を混ぜる理由は「飲用(醸造アルコール)でない」ことを明示するためです。そうすれば工業用アルコールとなり「酒税」を免れます。管轄も財務省から経済産業省に移ります。
免税を受けるための政治的アルコールといえます。
香水に使用されるエタノールは醸造用アルコールと成分的に同じとはいえ、用途的には明らかに工業用です。
しかし、お酒に転用されないように「飲用防止額」という名目で酒税相当が加算されます。結果的に「変性アルコール」と飲用防止加算額を課せられた「エタノール」では価格差が10倍にも拡がります。
実は、エタノールでも合法的に酒税相当分を免除される仕組みが準備されており近年その許可取得のハードルは低くなってきています。
そのためわざわざ変性アルコールを使用する理由がなくなりつつあり、今後変性アルコールは下火になっていくと予想されます(実際、流通量は減少の一途だそうです)。
アルコールは長い間、政府の専売物資であり、過去5年間NEDO(ネドー)の独占に移り、そして今年4月1日からNEDOアルコール事業部は「日本アルコール産業株式会社(J-Alco)」という民間企業に変身しました。
アルコール事業は一応の自由化を見ましたが、行政や省庁、省庁お抱え企業の既得利権が絡むドロドロの産業で一般庶民にはわかりにくい物資になっています。
*経済産業省のパンフによれば、変性アルコールの変性剤の種類と配合量については現在数十種類程度が認められているようです。
http://www.meti.go.jp/policy/alcohol/4siyoutebiki.pdf
(2006-04-19)
「変性アルコール」とは、エタノールにメタノールなど変性剤が混入されたもので(*)、特に化粧品の場合は香料変性剤による変性アルコールが使用されます。
変性剤を混ぜる理由は「飲用(醸造アルコール)でない」ことを明示するためです。そうすれば工業用アルコールとなり「酒税」を免れます。管轄も財務省から経済産業省に移ります。
免税を受けるための政治的アルコールといえます。
香水に使用されるエタノールは醸造用アルコールと成分的に同じとはいえ、用途的には明らかに工業用です。
しかし、お酒に転用されないように「飲用防止額」という名目で酒税相当が加算されます。結果的に「変性アルコール」と飲用防止加算額を課せられた「エタノール」では価格差が10倍にも拡がります。
実は、エタノールでも合法的に酒税相当分を免除される仕組みが準備されており近年その許可取得のハードルは低くなってきています。
そのためわざわざ変性アルコールを使用する理由がなくなりつつあり、今後変性アルコールは下火になっていくと予想されます(実際、流通量は減少の一途だそうです)。
アルコールは長い間、政府の専売物資であり、過去5年間NEDO(ネドー)の独占に移り、そして今年4月1日からNEDOアルコール事業部は「日本アルコール産業株式会社(J-Alco)」という民間企業に変身しました。
アルコール事業は一応の自由化を見ましたが、行政や省庁、省庁お抱え企業の既得利権が絡むドロドロの産業で一般庶民にはわかりにくい物資になっています。
*経済産業省のパンフによれば、変性アルコールの変性剤の種類と配合量については現在数十種類程度が認められているようです。
http://www.meti.go.jp/policy/alcohol/4siyoutebiki.pdf
(2006-04-19)
( 香水工場の )
香る生活
飲むと「目散る(メチル)アルコール」
エタノールは穀物などを発酵させてできるアルコールと、ひとつまえのブログに書きました。似た名前に「メタノール」というアルコールもあります。
メタノールは戦後の闇市で出回った「バクダン」の材料になります。別名メチルアルコール。通常は燃料用などとして利用されます。飲むには、非常に危険で劇薬と言ってもよいでしょう。
「目散アルコール」というシャレが付いているとおり、飲むと目がチラチラする、過ぎると失明したり時に死に至ることも。
味はエタノールとほぼ同じなのに、製造方法が簡単で、酒税の対象にならないことから、経済危機になると燃料用などのメタノールが「お酒」として出回るという歴史が繰り返されてきました。
カポネでお馴染み禁酒法時代の米国、戦後の日本、ペレストロイカ時のロシア、そして現在でもどこかの国で流行っていると思います。 (2006-04-19)
メタノールは戦後の闇市で出回った「バクダン」の材料になります。別名メチルアルコール。通常は燃料用などとして利用されます。飲むには、非常に危険で劇薬と言ってもよいでしょう。
「目散アルコール」というシャレが付いているとおり、飲むと目がチラチラする、過ぎると失明したり時に死に至ることも。
味はエタノールとほぼ同じなのに、製造方法が簡単で、酒税の対象にならないことから、経済危機になると燃料用などのメタノールが「お酒」として出回るという歴史が繰り返されてきました。
カポネでお馴染み禁酒法時代の米国、戦後の日本、ペレストロイカ時のロシア、そして現在でもどこかの国で流行っていると思います。 (2006-04-19)
( 香水工場の )
香る生活
風が吹けば桶屋が儲かる・・・エタノール自動車
今日は「エタノール」の話。エタノールは穀物などを発酵させてできるお酒成分です。
エタノールはエッセンシャル・オイルや植物エッセンスの重要な溶媒です。溶かしやすく変質しにくく、そして安全と3拍子そろったスグレモノです。
香水をお持ちならラベルを見てください。成分には「エタノール、水、香料」と書いてあるはずです。
え?「変性アルコール」と書いてありますか?まあ、エタノールの一種と考えてください。しかし、変性アルコールは飲めません、念のために。
この飲物としても植物エッセンスの溶媒としてもすぐれたエタノールが、昨今話題です。
中国やインドなどの爆発する原油需要、アラブ諸国の政情不安を受け、世界のエネルギー源の一部がガソリンからエタノールへシフトし始めています。
少し前、ブラジルではエタノール自動車の普及が著しいというテレビ報道を見て「公害も少ないし、いいことだ」と他人事のように感心していました。
したら、実は当社が仕入れるエタノールにもジワジワと価格高騰の兆しが見えてきました。
見積を取って真っ先に思い浮かんだ言葉が「風が吹けば桶屋が儲かる」...エタノール自動車がこんなところに影響を...
(2006-04-18)
エタノールはエッセンシャル・オイルや植物エッセンスの重要な溶媒です。溶かしやすく変質しにくく、そして安全と3拍子そろったスグレモノです。
香水をお持ちならラベルを見てください。成分には「エタノール、水、香料」と書いてあるはずです。
え?「変性アルコール」と書いてありますか?まあ、エタノールの一種と考えてください。しかし、変性アルコールは飲めません、念のために。
この飲物としても植物エッセンスの溶媒としてもすぐれたエタノールが、昨今話題です。
中国やインドなどの爆発する原油需要、アラブ諸国の政情不安を受け、世界のエネルギー源の一部がガソリンからエタノールへシフトし始めています。
少し前、ブラジルではエタノール自動車の普及が著しいというテレビ報道を見て「公害も少ないし、いいことだ」と他人事のように感心していました。
したら、実は当社が仕入れるエタノールにもジワジワと価格高騰の兆しが見えてきました。
見積を取って真っ先に思い浮かんだ言葉が「風が吹けば桶屋が儲かる」...エタノール自動車がこんなところに影響を...
(2006-04-18)
search