( 香水工場の )
香る生活
お客様からの頂き物(動画)
(2025/03/25)
動画の時代なので当社も作りたいのですがなかなか・・スキルもいるし時間も労力もかかる。外部に制作依頼すればお高いはず、現状の当社ではまだ手が出せない分野ですが、タイッツーのフォロワーさんが動画を作成してくれました。ありがたく公開させていただきます
(2025-03-25)
動画の時代
動画の時代なので当社も作りたいのですがなかなか・・スキルもいるし時間も労力もかかる。外部に制作依頼すればお高いはず、現状の当社ではまだ手が出せない分野ですが、タイッツーのフォロワーさんが動画を作成してくれました。ありがたく公開させていただきます
(2025-03-25)
( 香水工場の )
香る生活
香り高し、沈丁花
(2025/03/25)
( 周囲に漂う香りがすばらしい・・2025年3月24日 東京都国立市 )
取引先の商社さんに依頼していた原料が来たとの連絡を受け、昨日は隣町の国立市にピックアップに行きました。
JR中央線・国立駅前の並木道は桜の名所で開花するとたいへんな人出になる。そうなると落ち着いて歩けないほどですが、桜はちょうど咲きかけ前夜の風情で、まだまだひっそりとした、いつもの国立でした。
そんな中、民家のフェンスからはみ出したわわに咲いる沈丁花がありました。
足を止め香りを確認すると見事な香り。
花の周囲だけでなくそのお宅から道路一帯まで沈丁花で染まるかのような香りが漂う。
今年は寒かったせいか例年よりも長く開花してくれています、ありがたい。
当社にも『沈丁花』という香水がありますが、生花の香りは、やはり香水では再現不能・代替不能なレベル・・圧倒的階級差に撃沈した。
季節が来れば、匂い漂う生花の沈丁花を楽しみ、季節が過ぎれば武蔵野ワークスの沈丁花で雰囲気を追体験・・これくらいのご提案がよいのかな。


(2025-03-25)

香りがすばらしい沈丁花
取引先の商社さんに依頼していた原料が来たとの連絡を受け、昨日は隣町の国立市にピックアップに行きました。
JR中央線・国立駅前の並木道は桜の名所で開花するとたいへんな人出になる。そうなると落ち着いて歩けないほどですが、桜はちょうど咲きかけ前夜の風情で、まだまだひっそりとした、いつもの国立でした。
そんな中、民家のフェンスからはみ出したわわに咲いる沈丁花がありました。
足を止め香りを確認すると見事な香り。
花の周囲だけでなくそのお宅から道路一帯まで沈丁花で染まるかのような香りが漂う。
今年は寒かったせいか例年よりも長く開花してくれています、ありがたい。
季節が過ぎれば当社の『沈丁花』も存在異議あり
当社にも『沈丁花』という香水がありますが、生花の香りは、やはり香水では再現不能・代替不能なレベル・・圧倒的階級差に撃沈した。
季節が来れば、匂い漂う生花の沈丁花を楽しみ、季節が過ぎれば武蔵野ワークスの沈丁花で雰囲気を追体験・・これくらいのご提案がよいのかな。


(2025-03-25)
( 香水工場の )
香る生活
ダブルねりこ(白檀)
(2025/03/19)
( 写真で見ると大きく見えるが手に取ると案外小さい8g )
当社の練り香水=ねりこの商品開発をやり直すため (news) 今年末をもって、ねりこをいったん販売終了することになった。
先週工場からねりこ(白檀)2千個納品されたが、これまでの販売実績から計算すると年末までに2千個を売り切ることは不可能、そこで「ダブルねりこ(白檀)」なる企画となった。
「完全に企業側の事情かよ」と呆れる声が聞こえてきそうで恐縮する。しかし、ねりこ(白檀)が好きな人には悪い話でないので関心あればこの下も読んでほしい。
白檀自体がクセがあるニオイなのでとっても好きな人から具合が悪くなる人までいろいろである。
たとえば「何度か嗅いでたら吐き気が……。墨も樹木も好きかもーとぼんやり選んでしまったのが運の尽き。まったりこってり甘い感じが受け付けませんでしたね」(voice)といったかなりネガティブなコメントもいただいたことがある。
一方、リピートで何度も購入される人々も一定数存在する、とってもお好きだ方々だと想像している。
今回、上記の事情でねりこ(白檀)を放出することになった。立場上「たくさん売れてほしい!」と願っているが、一方で好き嫌いがあるのでその辺はご注意頂きたいと願っている。

お客様コメント:
2025/03/26 (Wed) 17:42:02
畏れながら申しあげます
・コメント:
練り香水が大好きです。香水・オーデコロン等アルコール希釈のものよりもふわわわ~んと漂うように香って、持続性があるような気もします。武蔵野ワークスさんのも金木犀とスノーミント以外の4つを買いました。
くちなしと沈丁花はとても好きです。しかし、1番期待していた白檀は、黴臭いような湿った土のような嫌~なニオイが白檀と並走している!!パチュリーの力ですか!?耐え難く、申し訳ないですが、処分しました。
「よい白檀精油を仕入れられる」と書いておられるのに何故、ナゼ、なぜに?
私には、せっかくのサンダルウッドが台無しになってるとしか…
むろん、香りの好みほど十人十色なものはないと理解しています。
でもお願いします、ねりこの新商品を開発なさる折には、墨臭の無い、白檀ねりこを考えてみてください。なにとぞ!
・・白檀好き
(2025-03-19)
( 写真で見ると大きく見えるが手に取ると案外小さい8g )
非レギュラーな企画「ダブルねりこ(白檀)」
当社の練り香水=ねりこの商品開発をやり直すため (news) 今年末をもって、ねりこをいったん販売終了することになった。
先週工場からねりこ(白檀)2千個納品されたが、これまでの販売実績から計算すると年末までに2千個を売り切ることは不可能、そこで「ダブルねりこ(白檀)」なる企画となった。
「完全に企業側の事情かよ」と呆れる声が聞こえてきそうで恐縮する。しかし、ねりこ(白檀)が好きな人には悪い話でないので関心あればこの下も読んでほしい。
ねりこ(白檀)の人気
白檀自体がクセがあるニオイなのでとっても好きな人から具合が悪くなる人までいろいろである。
たとえば「何度か嗅いでたら吐き気が……。墨も樹木も好きかもーとぼんやり選んでしまったのが運の尽き。まったりこってり甘い感じが受け付けませんでしたね」(voice)といったかなりネガティブなコメントもいただいたことがある。
一方、リピートで何度も購入される人々も一定数存在する、とってもお好きだ方々だと想像している。
お得なキャンペーン
今回、上記の事情でねりこ(白檀)を放出することになった。立場上「たくさん売れてほしい!」と願っているが、一方で好き嫌いがあるのでその辺はご注意頂きたいと願っている。

お客様コメント:
2025/03/26 (Wed) 17:42:02
畏れながら申しあげます
・コメント:
練り香水が大好きです。香水・オーデコロン等アルコール希釈のものよりもふわわわ~んと漂うように香って、持続性があるような気もします。武蔵野ワークスさんのも金木犀とスノーミント以外の4つを買いました。
くちなしと沈丁花はとても好きです。しかし、1番期待していた白檀は、黴臭いような湿った土のような嫌~なニオイが白檀と並走している!!パチュリーの力ですか!?耐え難く、申し訳ないですが、処分しました。
「よい白檀精油を仕入れられる」と書いておられるのに何故、ナゼ、なぜに?
私には、せっかくのサンダルウッドが台無しになってるとしか…
むろん、香りの好みほど十人十色なものはないと理解しています。
でもお願いします、ねりこの新商品を開発なさる折には、墨臭の無い、白檀ねりこを考えてみてください。なにとぞ!
・・白檀好き
(2025-03-19)
( 香水工場の )
香る生活
サンダルウッド(白檀 ) のよもやま話
(2025/03/18)
( ニューカレドニアで見たサンダルウッドの畑 )
※「サンダルウッド=白檀」ですが、この記事では生きている樹木に対して「サンダルウッド」を使い、その他では「白檀」というワードをあてました
現在当社の過去の廃盤香水で復刻が可能なものを調べている。過去製品の復刻イベントをやろうというプランを検討中なのだ。
復刻イベントの件は後日改めてお話したいが、この調査で当社が制作していた香りに白檀製品が多かったことを改めて知った。今日は白檀トークにお付き合いください。
( 今はなき武蔵野ワークスの白檀香水群・・復刻イベントでは白檀香水の復刻はできない可能性が高い、原料が・・ )
当社が白檀香水を多く作った理由は思うに二点。
一つは「白檀香水」が市場に少ないこと。競合が少ないので当社にも生存の余地があった。
もう一つはよい白檀精油を仕入れられること。
香料取引の世界ではお金さえ出せばどんな原料も買えるというわけでない。白檀はその一例で当社は運良く信頼できる取引先さんとのお付き合いがある、感謝である。
ちゃんとした調達先がない新規参入の場合、一般ルートからの買い付けとなるが、グレードの低い物や偽物もあるので恐ろしい、こういう希少原料の取引はなかなか危険だしリスクがあるのだ。
上の写真はニューカレドニアでサンダルウッド・プランテーションを見学に行った際の写真。樹齢数年と思われる。ガイドさんにこれがサンダルウッドと言われないとわからないほど変哲もない樹木である。
遠くから見ても近寄って見てもやはりサンダルウッドかどうかわかりにくい。
(実は今でもあれがサンダルウッドの樹木だったのか自信がない・・)
花や種子ができるとサンダルウッドとわかりやすくなる点はクロモジとそっくり。
クロモジは近所の山々になにげに茂っているが、植物に詳しい人以外は、たいてい花が咲かないとたんなる灌木にしか見えない。
こんな何の変哲もないサンダルウッドだが、樹齢20年くらいから心材(樹木の中心部分)に白檀精油が含まれるようになる。
その精油が古今東西、人々を虜にしてきた。
サンダルウッドからよい精油を採るには樹齢50年以上の樹木がよいとされる。
現在オーストラリアやニューカレドニアではサンダルウッド・プランテーションが行われているが、このスパンの長さを考えるとビジネス的には非常に厳しい事業と思われる。
こんなサンダルウッドだが、実は紀元前5千年頃にはインドで香り目的で植樹されていたらしい、インダス文明の頃の話である。
「昔は貴重だった、珍重されていた」などの「昔は○○だった」というものは世の中に多いが、それが途絶えることなく現代にまで続いている点が凄い。
サンダルウッドは今や貴重な香木としてインド・東南アジア・中国・日本・中東・ヨーロッパまで人気が広がっている。
私たち日本人には、白檀は仏壇や仏像の原木に利用され、お線香の原料として寺院内を格調高い香りで満たしてきた、そのため荘厳で宗教的なイメージが強い。
中東・ヨーロッパでは宗教的なイメージにプラスして富裕層に愛される香りであり、ヨーロッパではさらにエキゾチックで性的興奮を誘発するセクシーなイメージもあるという。
あなたももしかしたら白檀に特別な記憶や体験、思い入れはないだろうか?・・あればぜひ話を聞かせてほしい~
→ (news) 白檀 香りの思い出 募集

(2025-03-18)

※「サンダルウッド=白檀」ですが、この記事では生きている樹木に対して「サンダルウッド」を使い、その他では「白檀」というワードをあてました
復刻イベント
現在当社の過去の廃盤香水で復刻が可能なものを調べている。過去製品の復刻イベントをやろうというプランを検討中なのだ。
復刻イベントの件は後日改めてお話したいが、この調査で当社が制作していた香りに白檀製品が多かったことを改めて知った。今日は白檀トークにお付き合いください。
( 今はなき武蔵野ワークスの白檀香水群・・復刻イベントでは白檀香水の復刻はできない可能性が高い、原料が・・ )当社が白檀香水を多く作ってきた理由とは?
当社が白檀香水を多く作った理由は思うに二点。
一つは「白檀香水」が市場に少ないこと。競合が少ないので当社にも生存の余地があった。
もう一つはよい白檀精油を仕入れられること。
香料取引の世界ではお金さえ出せばどんな原料も買えるというわけでない。白檀はその一例で当社は運良く信頼できる取引先さんとのお付き合いがある、感謝である。
ちゃんとした調達先がない新規参入の場合、一般ルートからの買い付けとなるが、グレードの低い物や偽物もあるので恐ろしい、こういう希少原料の取引はなかなか危険だしリスクがあるのだ。
サンダルウッド=最初は特徴のない樹木
上の写真はニューカレドニアでサンダルウッド・プランテーションを見学に行った際の写真。樹齢数年と思われる。ガイドさんにこれがサンダルウッドと言われないとわからないほど変哲もない樹木である。
遠くから見ても近寄って見てもやはりサンダルウッドかどうかわかりにくい。
(実は今でもあれがサンダルウッドの樹木だったのか自信がない・・)
花や種子ができるとサンダルウッドとわかりやすくなる点はクロモジとそっくり。
クロモジは近所の山々になにげに茂っているが、植物に詳しい人以外は、たいてい花が咲かないとたんなる灌木にしか見えない。
こんな何の変哲もないサンダルウッドだが、樹齢20年くらいから心材(樹木の中心部分)に白檀精油が含まれるようになる。
その精油が古今東西、人々を虜にしてきた。
サンダルウッド=魔性の樹木
サンダルウッドからよい精油を採るには樹齢50年以上の樹木がよいとされる。
現在オーストラリアやニューカレドニアではサンダルウッド・プランテーションが行われているが、このスパンの長さを考えるとビジネス的には非常に厳しい事業と思われる。
こんなサンダルウッドだが、実は紀元前5千年頃にはインドで香り目的で植樹されていたらしい、インダス文明の頃の話である。
「昔は貴重だった、珍重されていた」などの「昔は○○だった」というものは世の中に多いが、それが途絶えることなく現代にまで続いている点が凄い。
サンダルウッドは今や貴重な香木としてインド・東南アジア・中国・日本・中東・ヨーロッパまで人気が広がっている。
私たち日本人には、白檀は仏壇や仏像の原木に利用され、お線香の原料として寺院内を格調高い香りで満たしてきた、そのため荘厳で宗教的なイメージが強い。
中東・ヨーロッパでは宗教的なイメージにプラスして富裕層に愛される香りであり、ヨーロッパではさらにエキゾチックで性的興奮を誘発するセクシーなイメージもあるという。
白檀の香り 体験談募集
あなたももしかしたら白檀に特別な記憶や体験、思い入れはないだろうか?・・あればぜひ話を聞かせてほしい~
→ (news) 白檀 香りの思い出 募集

(2025-03-18)
( 香水工場の )
香る生活
醤油工場で体感、お醤油の香り
工場見学でアロマな体験 (2025/03/13)
( 千葉県野田市にある工場、そびえ立つタワーが迫力。発酵タンクかな?と思っていましたが大豆や小麦を貯蔵するサイロとのこと )
今回はキッコーマン野田工場を見学させてもらいました。
取引先さんではありません、一般観光客として参加しました。
東京都内から1時間程度とアクセスが良く、休館日を除いて毎日複数回のツアーが開催されているという便利さ、しかも無料。
今回は工場内のお醤油の香りを体験できないかと期待して参りました。
大企業さんの工場見学は一見観光客用に整備された観光コースを回るだけのところが多く工場内部までは見せてもらえないものですが、ちらりとも本物を見ることができました、感謝ですね。
規模こそ違えど私たちも製造業をやっているので工場のあるべき姿は多少心得ています。
工場とはモノ作りに最適化された形状・レイアウト・設備があり、最短最適なモノの動線と人の動線が設定されているのですが、そこにモノ作りとは無関係な観光客向けのルートを設置することは製造効率上、衛生管理上、またセキュリティ上、たいへんな負担。
そんな大きなコスト・労力・人員を割いてなぜ観光客を受け入れるのか?・・当然、広報・広告活動でありブランド構築の一環と推測されますが、効果検証もしにくい分野だしペイするのかな?と余計な心配も心中沸いておりました。
しかし受け入れてもらえる観光客側の私たちからすれば、敷地内に入れてもらえ、わずかな部分とはいえ工場内や設備の端々を拝見できたことは人生の宝となりました。
このブログ記事にキッコーマン関係者の読者はおられないと思いますが、この場を借りて感謝御礼申し上げます。
私の関心は工場設備やタンク設備もありますが、やはり今回は香りを拝見しに来ているのでニオイに精神を集中してきました。
運がいいことに香りサンプルも展示されていました。
(予想外の幸運)
醤油製造の最初のプロセスである「醤油麹(しょうゆこうじ)」、そこに食塩水を混ぜた「もろみ」、そして発酵・熟成が進んで「醤油」になった段階のニオイサンプル。これは興味深い!
「醤油麹」は腐れたニオイでした。カビのような湿気を伴う臭さ(これが麹というものか!)う~ん、たまりません。
「もろみ」になると麹菌の活動が収まり醤油麹の腐敗的な香りにまろやかさが加わります。あえて言えば熟した果物からムワと立ち上がるエステルのようなニオイが混じる。
そして発酵が進み熟成した「醤油」へと変化すると私たちがよく知っているあのお醤油のニオイとなっていました。
ガイドさんはお醤油のニオイに対して「アロマ」というワードを使っておられました。
(そうかキッコーマンの人にとって、お醤油の香りは「アロマ」なんだな~)
私自身はお醤油のニオイに特別に心惹かれるわけでなく、今までお醤油の香水を作りたいと考えたことはありません。
しかし今まで醤油の香りに対して評価を見誤っていた気になりました。よ~く嗅げばたしかに多彩なアロマが含まれる・・
工場見学の後、駅周辺を歩き回りました。キッコーマン創業家に由来する建物や美術館・博物館なども点在しておりキッコーマン城下町の雰囲気が味わえます。
(歴史に裏打ちされた街の風格というか、優雅さがある街ですね・・ただしひっきりなしに行き交うタンクローリーは歩行者には怖い)
このへんは漂う空気もうっすらお醤油の香りに満たされています。
成田空港を降り立つ外国人は空港で醤油のニオイを感じるという、あの有名な話を思い出しました。
この野田市駅周辺で感じるお醤油の香りは成田空港で醤油を感じる外国人の気持ちや驚きと似ているかも。
お醤油を布袋に入れて絞る作業場も一部見せてもらえました。
絞られたお醤油は生醤油と呼ばれ清澄(せいちょう)タンクで3日間保管されるとのこと。
そのタンク内で「オイル・生醤油・澱(オリ)」の三層分離しているレプリカが置いてありました(撮影禁止だったので私の手書きで)

商品化される部分=お醤油は真ん中の部分。上澄みとして上がってきたオイルは燃料に。一番下のオリは家畜の飼料へと。
これはおそらくおいしいヤツで栄養が豊富なのでは?と空想した。醤油澱煎餅(しょうゆ・おり・せんべい)なんか作れそうな気がした。
実はこの三層構造は香水の調合と似ている。香水の場合は「オイル・澱(オリ)」の二層構造になり、オイルだけを商品として利用することになる。
(香水の製造と似ているな~)
内心思いながら拝見しました。
※今日の記事は醤油への敬意を込めて「お醤油」というワードを多用しましたが、たんに「醤油」と呼ぶ箇所もあります。特に意味に差はなくそのときの気分で呼んでおります。

お客様コメント:
2025/05/19 (Mon) 15:00:02
九州でお醤油といえば…
・コメント:
キッコーマン醤油工場見学の話、面白く読みました。かけ醤油には九州の甘い醤油にも馴染んできましたが、料理にはキッコーマン醤油をつかっています。大分臼杵のフンドーキン醤油は、日本最大の木製樽で醤油製造をしてるんですよ。
・・梅雨の晴れ間
(2025-03-15)

もっと早く行くべきだったキッコーマン野田工場見学
今回はキッコーマン野田工場を見学させてもらいました。
取引先さんではありません、一般観光客として参加しました。
東京都内から1時間程度とアクセスが良く、休館日を除いて毎日複数回のツアーが開催されているという便利さ、しかも無料。
今回は工場内のお醤油の香りを体験できないかと期待して参りました。
大企業さんの工場見学は社会奉仕?
大企業さんの工場見学は一見観光客用に整備された観光コースを回るだけのところが多く工場内部までは見せてもらえないものですが、ちらりとも本物を見ることができました、感謝ですね。
規模こそ違えど私たちも製造業をやっているので工場のあるべき姿は多少心得ています。
工場とはモノ作りに最適化された形状・レイアウト・設備があり、最短最適なモノの動線と人の動線が設定されているのですが、そこにモノ作りとは無関係な観光客向けのルートを設置することは製造効率上、衛生管理上、またセキュリティ上、たいへんな負担。
そんな大きなコスト・労力・人員を割いてなぜ観光客を受け入れるのか?・・当然、広報・広告活動でありブランド構築の一環と推測されますが、効果検証もしにくい分野だしペイするのかな?と余計な心配も心中沸いておりました。
しかし受け入れてもらえる観光客側の私たちからすれば、敷地内に入れてもらえ、わずかな部分とはいえ工場内や設備の端々を拝見できたことは人生の宝となりました。
このブログ記事にキッコーマン関係者の読者はおられないと思いますが、この場を借りて感謝御礼申し上げます。
興味深い香り
私の関心は工場設備やタンク設備もありますが、やはり今回は香りを拝見しに来ているのでニオイに精神を集中してきました。
運がいいことに香りサンプルも展示されていました。
(予想外の幸運)
醤油製造の最初のプロセスである「醤油麹(しょうゆこうじ)」、そこに食塩水を混ぜた「もろみ」、そして発酵・熟成が進んで「醤油」になった段階のニオイサンプル。これは興味深い!
「醤油麹」は腐れたニオイでした。カビのような湿気を伴う臭さ(これが麹というものか!)う~ん、たまりません。
「もろみ」になると麹菌の活動が収まり醤油麹の腐敗的な香りにまろやかさが加わります。あえて言えば熟した果物からムワと立ち上がるエステルのようなニオイが混じる。
そして発酵が進み熟成した「醤油」へと変化すると私たちがよく知っているあのお醤油のニオイとなっていました。
アロマな香り、醤油香水?
ガイドさんはお醤油のニオイに対して「アロマ」というワードを使っておられました。
(そうかキッコーマンの人にとって、お醤油の香りは「アロマ」なんだな~)
私自身はお醤油のニオイに特別に心惹かれるわけでなく、今までお醤油の香水を作りたいと考えたことはありません。
しかし今まで醤油の香りに対して評価を見誤っていた気になりました。よ~く嗅げばたしかに多彩なアロマが含まれる・・
キッコーマン城下町、街の香り
工場見学の後、駅周辺を歩き回りました。キッコーマン創業家に由来する建物や美術館・博物館なども点在しておりキッコーマン城下町の雰囲気が味わえます。
(歴史に裏打ちされた街の風格というか、優雅さがある街ですね・・ただしひっきりなしに行き交うタンクローリーは歩行者には怖い)
このへんは漂う空気もうっすらお醤油の香りに満たされています。
成田空港を降り立つ外国人は空港で醤油のニオイを感じるという、あの有名な話を思い出しました。
この野田市駅周辺で感じるお醤油の香りは成田空港で醤油を感じる外国人の気持ちや驚きと似ているかも。
清澄タンクの話
お醤油を布袋に入れて絞る作業場も一部見せてもらえました。
絞られたお醤油は生醤油と呼ばれ清澄(せいちょう)タンクで3日間保管されるとのこと。
そのタンク内で「オイル・生醤油・澱(オリ)」の三層分離しているレプリカが置いてありました(撮影禁止だったので私の手書きで)

商品化される部分=お醤油は真ん中の部分。上澄みとして上がってきたオイルは燃料に。一番下のオリは家畜の飼料へと。
これはおそらくおいしいヤツで栄養が豊富なのでは?と空想した。醤油澱煎餅(しょうゆ・おり・せんべい)なんか作れそうな気がした。
実はこの三層構造は香水の調合と似ている。香水の場合は「オイル・澱(オリ)」の二層構造になり、オイルだけを商品として利用することになる。
(香水の製造と似ているな~)
内心思いながら拝見しました。
※今日の記事は醤油への敬意を込めて「お醤油」というワードを多用しましたが、たんに「醤油」と呼ぶ箇所もあります。特に意味に差はなくそのときの気分で呼んでおります。

お客様コメント:
2025/05/19 (Mon) 15:00:02
九州でお醤油といえば…
・コメント:
キッコーマン醤油工場見学の話、面白く読みました。かけ醤油には九州の甘い醤油にも馴染んできましたが、料理にはキッコーマン醤油をつかっています。大分臼杵のフンドーキン醤油は、日本最大の木製樽で醤油製造をしてるんですよ。
・・梅雨の晴れ間
(2025-03-15)
( 香水工場の )
香る生活
「春の香りまつり」はいかがでしたか?
(2025/03/15)
( 先週開催し終了したイベント「春の香りまつり」 )
今年は「春の香りまつり」というイベントを先週(3月上旬)開催しました。
春が来た → 春だから何か楽しい企画・・という趣旨でした
結果的に、まずまず喜んでもらえたようでほっとしております。
当社にとってはバックアップなどのために保管していた良品在庫を廃棄処分することなく配布できて環境的な意味でもありがたいですね。
お客様側から見たメリットは「自分では買わないけどもらったら使ってみる」という新しい香りとの出会いがあるかもという期待。
ここ数日でいただいた voice を拝見するとそんな出会いがあったお客様もおられたようです。
この点も当社にとって恵まれた企画となりました(またやりたいと早くも考えております)
voice から数点紹介:

(2025-03-15)
( 先週開催し終了したイベント「春の香りまつり」 )ぼやっとした企画名でしたが・・
今年は「春の香りまつり」というイベントを先週(3月上旬)開催しました。
春が来た → 春だから何か楽しい企画・・という趣旨でした
結果的に、まずまず喜んでもらえたようでほっとしております。
当社にとってはバックアップなどのために保管していた良品在庫を廃棄処分することなく配布できて環境的な意味でもありがたいですね。
新しい香りとの偶然の出会いは?
お客様側から見たメリットは「自分では買わないけどもらったら使ってみる」という新しい香りとの出会いがあるかもという期待。
ここ数日でいただいた voice を拝見するとそんな出会いがあったお客様もおられたようです。
この点も当社にとって恵まれた企画となりました(またやりたいと早くも考えております)
voice から数点紹介:
キャンペーンの頂き物。水仙という花に思い入れがあまりなかったので今回の中では一番リアルに香りを再現したもの、に感じられた
野ばら…こちらは特典でおまけとして戴いたものです。個人的にフローラルの香りは苦手、特にローズ系は重くて好きではないのですが、こちらの野ばらはローズなのに重さが無く、小さな白いお花のようなイメージ
木蓮:キャンペーンで来ました。レモンティーそのもの、後半は透明感のある落ち着いたフローラルです。紅茶の香水は人気でたくさんありますがこんなレモンティーそのものの香り

(2025-03-15)
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