( 香水工場の )
香る生活
無添加化粧品のイメージと現実
「無添加化粧品」は法律にも化粧品業界にも定義がありません。
よって、薬事法による無添加化粧品に関する規制もありません。
無添加の一般的なイメージは合成着色料、合成香料、合成保存料、鉱物油、酸化防止剤、界面活性剤、安定剤あたりをさすケースが多いと思います。
しかし、定義がないのでそのどれかをいれていないだけで無添加と宣伝するメーカーは多いのです。
たとえば「合成着色料無添加、合成香料無添加、パラベン無添加」のケース。
パラベンは有名な防腐剤です。この場合は、だいたいパラベンの代わりに別の有名でない防腐剤、つまり防腐剤を連想しにくい成分、たとえばフェノキシエタノールなどを配合します。
それでも「無添加化粧品」ですので、確信犯的な行為です。
しかも、フェノキシはかなり高濃度に配合する必要があります。研究者の多くはパラベンの方が安全と考えています。
消費者の健康を本当に考え良心から「無添加」を追求している化粧品メーカーがあることは事実です。
しかし、マーケティングワードとして乱用されているケースが多いことも事実。
「無添加化粧品」のイメージに踊らされずに、賢く見極めていただきたいと願っています。
(2006-12-10)
よって、薬事法による無添加化粧品に関する規制もありません。
無添加の一般的なイメージは合成着色料、合成香料、合成保存料、鉱物油、酸化防止剤、界面活性剤、安定剤あたりをさすケースが多いと思います。
しかし、定義がないのでそのどれかをいれていないだけで無添加と宣伝するメーカーは多いのです。
たとえば「合成着色料無添加、合成香料無添加、パラベン無添加」のケース。
パラベンは有名な防腐剤です。この場合は、だいたいパラベンの代わりに別の有名でない防腐剤、つまり防腐剤を連想しにくい成分、たとえばフェノキシエタノールなどを配合します。
それでも「無添加化粧品」ですので、確信犯的な行為です。
しかも、フェノキシはかなり高濃度に配合する必要があります。研究者の多くはパラベンの方が安全と考えています。
消費者の健康を本当に考え良心から「無添加」を追求している化粧品メーカーがあることは事実です。
しかし、マーケティングワードとして乱用されているケースが多いことも事実。
「無添加化粧品」のイメージに踊らされずに、賢く見極めていただきたいと願っています。
(2006-12-10)
( 香水工場の )
香る生活
火を絶やさないガラス瓶工場
久しぶりにガラス工場の見学。
窯は、いったん火を落とすと使えるようになるまで数日を要するため窯の火は24時間、365日落とさない工場がほとんどです。
この写真は規模の小さな工場で、硝子瓶や香水ボトルが職人さんによる手作りで行われます。
窯の近くは40度くらいになり、夏場は職人さんの機嫌が悪いので見学はもっぱら冬場に行きます。
※若手職人の奥に見えるのが窯の窓。そこからガラス種を巻き取り、金型に入れ、火をかけながらビンを成形する。
※過去10年間、東京では硝子工場の閉鎖が相次いできました。若手の職人不足も深刻でしたが、このところ工房にようやく少し笑顔が戻り始めた印象を受けます。
(2006-12-09)
窯は、いったん火を落とすと使えるようになるまで数日を要するため窯の火は24時間、365日落とさない工場がほとんどです。
この写真は規模の小さな工場で、硝子瓶や香水ボトルが職人さんによる手作りで行われます。
窯の近くは40度くらいになり、夏場は職人さんの機嫌が悪いので見学はもっぱら冬場に行きます。
※若手職人の奥に見えるのが窯の窓。そこからガラス種を巻き取り、金型に入れ、火をかけながらビンを成形する。
※過去10年間、東京では硝子工場の閉鎖が相次いできました。若手の職人不足も深刻でしたが、このところ工房にようやく少し笑顔が戻り始めた印象を受けます。
(2006-12-09)
( 香水工場の )
香る生活
米国の香水禁止広告
米国では、香水で具合が悪くなる子供などが一時期報道されていました。
その結果、数年前から米国の「ある学校では香水禁止」、「ある教会では香水禁止」のようなニュースがちらほらでていました。
(小学生で香水をつけてくる子供の存在の方が日本人にはニュースになるかもしれません)。
それがニュースになるということは「香水禁止」が珍しいかったということですが、現在ではあまり聞かれなくなりました。
それだけ、香水禁止が普通になってきたのでしょうか。
きょうは、久しぶりに「香水禁止」派の「ヘビー香水やめよう」というニュースを見つけました。
DNR asking public to leave scents behind at its public meetings
「DNR、公共の場では強い香水を控えるようアピール」
米国には、州ごとにDNR(Department of Natural Resources=環境庁のような機関)があり、ラジオ放送なとを通して人々の環境に対する意識向上などのアドバタイズメントや啓蒙活動を行っています。
大きな影響力があるため「DNR、公共の場では強い香水を控えるようアピール」は米国のトレンドがヘビー香水排除に向けて動いている様子が読めます。
"refrain from using heavily scented personal care products in order to enhance accessibility for everyone."
「公共の場ではすべての人が気持ちよく過ごせるために過度に強い香り物をお控えください」
この動きに対するクレームは来ていないそうです。
酒も香水もトレンドは「ヘビーからライトへ」。90年代初頭からの世界的潮流ですが、いまだ冷めやらず。
(2006-12-07)
その結果、数年前から米国の「ある学校では香水禁止」、「ある教会では香水禁止」のようなニュースがちらほらでていました。
(小学生で香水をつけてくる子供の存在の方が日本人にはニュースになるかもしれません)。
それがニュースになるということは「香水禁止」が珍しいかったということですが、現在ではあまり聞かれなくなりました。
それだけ、香水禁止が普通になってきたのでしょうか。
きょうは、久しぶりに「香水禁止」派の「ヘビー香水やめよう」というニュースを見つけました。
DNR asking public to leave scents behind at its public meetings
「DNR、公共の場では強い香水を控えるようアピール」
米国には、州ごとにDNR(Department of Natural Resources=環境庁のような機関)があり、ラジオ放送なとを通して人々の環境に対する意識向上などのアドバタイズメントや啓蒙活動を行っています。
大きな影響力があるため「DNR、公共の場では強い香水を控えるようアピール」は米国のトレンドがヘビー香水排除に向けて動いている様子が読めます。
"refrain from using heavily scented personal care products in order to enhance accessibility for everyone."
「公共の場ではすべての人が気持ちよく過ごせるために過度に強い香り物をお控えください」
この動きに対するクレームは来ていないそうです。
酒も香水もトレンドは「ヘビーからライトへ」。90年代初頭からの世界的潮流ですが、いまだ冷めやらず。
(2006-12-07)
( 香水工場の )
香る生活
どこかおかしい、と感じている人もいる
業界の話です。化粧品メーカーの技術部門は、ほとんどの人間が何かおかしいヨ、と感じているものです。
また、そんな高額商品が「目標の2倍の売上げ」のような「自称成功プレスリリース」を広報部さんが流す。
流す。
流す。
流す。
「自称バカ売れプレスリリース」には何らかの自主規制をしようという動きもありますが、そこは熾烈な競争を繰り広げるメーカー間、チャンスさえあれば「ちょいフライング」も日常茶飯事です。
(2006-12-06)
また、そんな高額商品が「目標の2倍の売上げ」のような「自称成功プレスリリース」を広報部さんが流す。
流す。
流す。
流す。
「自称バカ売れプレスリリース」には何らかの自主規制をしようという動きもありますが、そこは熾烈な競争を繰り広げるメーカー間、チャンスさえあれば「ちょいフライング」も日常茶飯事です。
(2006-12-06)
( 香水工場の )
香る生活
お肌が敏感な方が年々増えている
1割くらいの人?
正確な調査を行ったわけではありませんが、経験的に大人の女性の10%くらいの方が化粧品の成分によってお肌に異常を感じ、使用する化粧品の成分に神経を使っておられます。そして、このような方が年々増えているような印象を受けます。
決定的対処法がない皮膚トラブルと付き合う
先日、お電話いただいた方は、アトピーで、毎年夏場になるとお肌がヒビ割れ、それが始まると、それはもう忍の一字、じっとたえるしかないそうです。他の季節には他のトラブルがあるそうです。
皮膚科にも通っているとのことですが、ステロイド剤を処方してもらう程度で決定打ではないという話をされました。聞くに痛々しいお話ですが、話し方はいたってパワフルで明るい女性の方でした。
使える化粧品がほとんどないという状態だそうです。要件は『コンシンのジェル』は自分に使えるかどうか購入する前に話を聞きたいという内容でした。なんとも返答に窮しました。うまく行くことを祈ります。
(2006-12-05)
( 香水工場の )
香る生活
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