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( 香水工場の )

香る生活


(モニター結果) 香水軸の感想、ありがとう!
リアルなコメントいただきました (2020/12/21)

香水軸(スティックキャップ)
( テスト中の香水軸。プラスティックの種類によって香料耐性はある程度知られているが、実際にテストしてみないとわからない。写真はプラを溶かしやすいオレンジ精油成分リモネンでテスト中 )


香水軸とは?


4mLキューブボトルは、現在スプレー式。

ですが、若干のスプレートラブルがあり、スプレー式でない、お線香花火型の棒で、数滴を肌にのせるタイプの容器を検討中。

「香水軸」や「スティックキャップ」と呼んでいます。


香水軸モニター


11月のメルマガにてモニターを募集しました。

募集人数を超えたので、抽選で20名の当選者にご連絡した。

そして、約50%の人から感想をいただいた。


第三者の冷静な一言が役立つ


我々は、モノを手に取り、ああでもない、こうでもないとやっている。

すると、次第に一般の人々の感覚からズレが生じたりわからなくなる。

こんなとき、第三者の冷静な一言が、熱く偏狭になった人々をクールダウンさせてくれる。


香水軸への移行決定、来年6月リリース


香水軸に好意的な意見が多かった。

しかし、ネガティブな意見の方は、感想を返信されない可能性も高い。

だから、モニターさんのレビューだけで、香水軸への移行というわけではない。

だが、総合的な判断の最後の一押しになった感じ。

香水軸の製造は受注生産。

日本では、香水軸を採用した香水メーカーや香水ブランドはあまりない。世界でも少ない。

(香水軸製品をリリースしたら、香水軸香水の分野では、オンリーワンの香水メーカーになる?・・裏と出るか表と出るか、わからないが・・)

そもそも、海外では、香水たるもの、大容量で豪快にバーッとスプレーされるべきもの、香水軸など、しょぼすぎて、海外では売れないだろう。

香水軸の製造納期は5ヶ月、製品としてリリースできるのは、2021年6月あたりか。


モニターさんの感想例


どんな感想をいただいたか、全文ではないが、掲載します:

当社からモニターさんへの質問は、

「とくにお聞きしたい部分・・ 香水軸は、スプレーと違って、数滴の香水をお肌に落とす方式です。スプレー方式と比較すると香りの拡散性や即効的な楽しさが欠ける点が、当社が心配しているところです」



スプレー式の方が一度に出る量が多いのでワンプッシュでも香りがはっきりして、持続しますが、軸の方も手首に多めに塗るとふんわり香りました。

好みの問題ですが、香水軸の方が塗り直しが多くなります。その分、香水軸の方が長持ちするのですね。

ミニボトルの軸と違い、キューブボトルは軸の先端が丸くなっていたので塗りやすかったです。

スプレーと違い、蓋をあけたときに、ボトルを倒さないように気をつけます。




【良い点】
・ピンポイントでつけることができる。
・微妙な量の調整ができる。
・香水軸の部分がデザイン的にかわいい。

【マイナス点】
・スプレータイプは蓋を外して瓶が倒れても大丈夫ですが、香水軸は気をつけないといけない。
・軸の先を肌につけないよう垂らすのが意外と難しい。
・香りの持続性は弱く感じました。ただ一回スプレーする量と垂らす量が計れないので、単につける量が違っただけかもしれません。




○スプレー付の瓶と違い、香水軸を使っている間は瓶にふたの無い状態で置いておくことになるので、倒してしまうのが少し怖いです。

「香水軸は、スプレー方式と比較すると香りの拡散性や即効的な楽しさが欠ける点が、心配しているところです」

上記については問題ないと思いました。

事務所で香水軸を使ってつけてみたところ、2メートルほど離れたところに座っている同僚はすぐに気づき、「すごくいい香り」と言ってくれました。拡散性に欠けるというほどではないと思います。




アレルギーで肌が弱い方ですが、特に問題無く使えました。

隣に居た香水が苦手な母でも、ほのかな香りで気にならないらしく、香水軸だと周りの人に迷惑をかけずに、これからも使えそうで嬉しかったです。




スプレーの方が好きです。使ったときのふわっと香る瞬間がないのがとても残念。

もともと、香りが薄い所が気に入っているし使いやすいのですが、付けた瞬間のあの香りがテンションがあがります。




軸、スプレーより使いやすいなあとおもいます。

周りに飛び散らないので肌にピンポイントで付けられます。洋服につかないのもよい点ですね。

また量も調整できるのもいいところです。スプレーとの香りの違いについてはわかりかねますが。。。

気になる点は、他社のロールオンを使った時、肌の皮脂がボールにはいるのか汗ばむ時期に濁ったこともありました。

ロールオンよりは皮脂や汗が入り込みにくいかと思いますが。けどいい香りならすぐなくなるからその心配はないかもですね。

あ、あとキャップがめちゃ固かったです。小さいので余計に開けにくく、、、ゴム手袋はめて開けたらすぐ開きましたが。




スプレーよりもずっと良いと思いました。

手首に2滴使いましたが、部屋が匂わなかったので家族からの文句もありませんでした。

手首の近くは匂うので自分だけ楽しめて良かったです。

今3時間経って香りはなくなりましたが、私にはちょうどいいです。小さいボトルは香水軸がいいと思います。




・スプレー式よりも香水がつきすぎなくて私としてはありがたいです。スプレーした際に意図しないところに香水がつくのが・・

・香水をつける際に瓶を倒さないかちょっと心配になります。

・即効的な楽しさが欠けるということは私は感じませんでした。すぐにいい香りが楽しめました。



(2020-12-21)
( 香水工場の )

香る生活


(2020年) 冬期、販売休止アイテムのおしらせ
冬の風物詩・・ (2020/12/17)

雪の結晶
( オリは雪の結晶のように浮遊したり沈殿したり。雪の結晶ほどきれいでないが・・ )


「摩天楼」、しばし止まります


当社の香水製品の中には、冬、オリが発生するものがあります。

オリとは、液体中に生成する半固体や固体の物質。

オリで、有名な事例がワイン。市販されているワインでは、めったに見られないが、製造タンク内では必ず生成される。

異物と言えば異物なのでボトリングの際、フィルターで取り除くが、ここに栄養やおいしさが凝縮している場合があり、真のワインファンには悩ましい。


当社オリのメイン成分はローズオイル


当社の香水でオリが発生する製品は、多くの場合、ローズオイルが原因です。

ローズオイル中のワックス成分が、低温で固形化するケースが多い。

低温で水蒸気が凝固して生まれる雪の結晶に似ている。


見た目が悪魔なようなオリもある


オリにもいろいろな形態があり、ローズオイルのワックス由来は、吹雪のような感じで、まだかわいい。

しかし、樹脂(レジン)を含む精油の場合、タンパク質の塊であるレジノイドが生成されると、色彩も茶色や黒で、見た目が悪魔のような恐ろしさ・気持ち悪さになるケースもある。

そんなオリは、当社製品では少ないが、あるにはある。


冬期休止になりやすいアイテム


過去3年では、下記3種類を「冬期・販売休止アイテム」としてきました、今年も:

(1) 摩天楼
(2) ホワイトフリージア
(3) スリーピングミスト・ローズ


暖冬になりがちな近年、この制限も不要かもしれないが、今年は、とりあえず「摩天楼」が本日より、しばし、休止期間 (12/17 - 3/10) となりました。


それでも「摩天楼」ページも


なお、オリを承知の上で購入したいというお客様もおられる。

そういう方のために購入できるページも密かに準備している → それでも「摩天楼」


(2020-12-17)
( 香水工場の )

香る生活


12月ダブル・ベタガード、3日間延長
ダブルベタ最終日、まさかのサーバ障害 (2020/12/08)


( 買物カゴに商品を入れると、スマホには、こんなエラー画面が。驚かせてすみません! )


最終日エラー


12月のダブルベタは、12月1日~7日の日程で開催していましたが、なんと運悪く、最終日に、サーバー障害が発生しました。

「最後の駆け込みだったのに!」

とお怒りのお客様、申し訳ございません。

障害は今朝修復されております。

障害内容は、商品を買物カゴに入れると、上記画像のようなエラー画面が表示されます。

驚かせてすみません!

ウイルスやサイバー攻撃ではありません、また、「注文殺到でサーバーダウン」のたぐいのマーケティングでもありません。サーバー障害でした。


キャンペーン最終日を「12月10日まで」に


最終日の障害でしたので、キャンペーン期間を「12月10日まで」に延長いたします。

昨日購入予定で購入できなかった方、再度、ご検討ください。

ダブルベタ

(2020-12-08)
( 香水工場の )

香る生活


12月の配送は遅延しがち
クリスマスや誕生日に間に合わないこともある (2020/12/03)

ヤマト運輸アナウンス
( 「お電話がつながりにくい」・・2020年12月3日のヤマト運輸さんのアナウンス )


12月1日、お歳暮解禁


12月1日、日本中でお歳暮の荷物が急増します。

当社に集荷に来てくれるヤマト運輸のドライバーさんに聞いた話ですが、毎年「12月1日」は社員・スタッフ総出の日で、おそらく一年でもっとも忙しい日だとか。

で、この忙しさは一週間くらいで、いったんやや収束しても、それからクリスマス、年末年始の贈り物、おせち料理と怒濤の物量が流れる。


12月は一年最大の繁忙期


このように配送会社では、12月は一年最大の繁忙期になるわけですが、さらに悪いことに街中を走る車の量自体が急増する(そして、交通事故も増える)。

そのため、日本中が渋滞列島となり、さらに物流は滞る、その結果、配送の遅延が発生しがちです。


危険なイベント当日の時間指定


クリスマス・ケーキを、24日夕方指定で配送してもらうと、子供たちの悲しい顔を見る結果になるかもしれない。

誕生日プレゼントを、サプライズのつもりで、パーティー日時に指定すると、プレゼントが届かなくて、贈る側がサプライズすることになりかねない。

日本の配送は、指定時刻に届くことが多い、だから、ついつい、やってしまいがちですが、配送日時は、配送会社さんの努力目標、コミットされていない。

今月は、遅延が起きがち、と心得ていた方がリスクは低い。


(2020-12-03)
( 香水工場の )

香る生活


お花屋さんの香りの香水
・・を目指しています (2020/12/01)

お花屋さん
( お花屋さん [Shutterstock] )


お花屋さんのような香水、なぜ少ない?


市販香水には、お花屋さんのような自然な香りの香水は少ない。

なぜ?

理由は、二つあると思うんです。

一つは、植物が生命活動として生み出す香りと、人が作る香水の違い、技術的な理由。

もう一つは、世界のハイブランドさんが、そういう方向をあまり目指さないから。

今日は、ハイブランドさんは、なぜお花屋さんのような自然な香りを目指さないのか、について書いてみたい。

ここでは「目指さない」と言い切っているが、比較的目指さないところが多いという意味で、目指しているブランドさんもある。

また、自然な香りを目指さないハイブランドさんでも、天然の原料は、よく使うことは、明記しておきたい。


世界の中で大切な顧客層


香水に限らず、世界のブランド製品のメジャーな顧客層は、現在では、日本を除くアジア・中東の20代~30代となってきている。

好まれる香水の傾向として、拡散性と持続性があり、パワフルかつ華やかに香ること。


香水はパワフルであるべき?


空港の免税店の前を通るときに、はっきりわかるあのパワーが、高級ブランド香水の証しのような印象だ。

香水を付けた人の歩いた後が、導線のように、追えるくらい強烈な残り香(のこりが)、それがよい香水の条件と考える人も少なくない。

また、パフューマー自身にも、拡散性と持続性は、香水に求められる理想の姿という思想が強いようだ。

欧米の香水を先輩とし、学んできた日本の多くのパフューマーさんたちにもこの思想は、受け継がれている。


日本は香水未開発国か?


世界では、パワフルな香水が評価されるし、売れている。

日本では、なぜ世界が認める香水が売れないのか?・・これが香水業界の長年のナゾだった。

一部のパフューマーや香水関係者は、日本の香り文化が未熟で未開発だからと分析した。

そんなことはあるはずがない。

しかし、大雑把にデフォルメして言えば、過去30年間、これが欧米から見た日本の香水市場だった。

そのうち、日本の経済力は陰り、もはや欧米ブランドにとって日本市場はどうでもよいという雰囲気が漂いはじめている。

いろいろ言う人も少なくなってきた。

ここでも「ジャパン・バッシング」から「ジャパン・ノシング」か、残念である。


強すぎる香りにお疲れな人々


日本人の香水体験は、こんな感じの人が多い・・高校生や大学生の頃、背伸びして使ってみた有名ブランド香水、すごく合う人もいるけど、いつのまにか使わなくなる人の方が多い。

この国では、強すぎる香りに疲れを感じる人が多いようだ。

だから、お花屋さんのような自然の香りを探し始める人が出てくるのだろう、みんな、香りは、もともと好きだから。

香りの強さ・持続力の強さとナチュラルさは、トレードオフの関係。

どちらかを優先すれば、もう一方は犠牲になる。

それに、ナチュラル志向のマーケットは小さい、あきらかにニッチな分野、大手ブランドさんたちには魅力が薄い。

しかし、欧米の新興の香水ブランドは、このニッチな分野にフォーカスするところも増えてきている。

当社も、そういうニッチにフォーカスしたい、なぜなら・・


好きなものしか作れない


正直なところ、作る側の私たち自身が、強い香りに疲れるタイプという部分もある。

巨大ブランドなら、マーケットが求めるものを量産するが、小ブランドだと、結局、自分たちが好きなものしか作れない。


(2020-12-01)
( 香水工場の )

香る生活


「香りがしない」というAmazonレビューが増加中
米国の話ですけどね (2020/11/30)


( 米国Amazonでは香り製品で「香りがしない」というレビューが増えているらしい。
棒グラフは左から1月、2月・・右端の10月、11月にさらに急増 )



Amazonレビューの変化


Twitterで見た話題ですが、米国Amazonでは、アロマキャンドルの評価が今年年初より下がる傾向にあるとか。

評価を下げているメインの理由が「香りがしない」(lack of scent, no-scent reviews)というもの。

この「香りがしない」という評価は今年10月・11月さらに増加傾向にある。

それを示しているのが上のグラフ。

右端2列が、10月・11月。

コロナ感染の自覚症状がないまま、香りが感じられなくなっている人が増加中ということか?


日本ではどうか?


このツイートを見て、日本のAmazonでも同じか、ちらっと見てみた。

しかし、「香りがしない」というレビュー自体があまりなく、米国Amazonのような傾向はないように見えた。

総人口に対する感染者率が、日本は相当低い、だからか。

しかし、日本でも自覚症状がないまま、香りを感じなくなってきている人が、ひそかに増えている可能性はありそう。



(2020-11-30)
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