( 香水工場の )
香る生活
5月の香りの花・ジャスミン
香りが良いだけでなく、とっても縁起がよい花 (2019/05/10)

( 可憐なジャスミンの花、近所で 05/08 )
いたるところで、ジャスミンの香りが漂っています。ジャスミンの香りはパワフルなので、よくわかります。
東京では、大型連休の前くらいから咲き始め、連休が終わった現在ピークは過ぎましたが、まだ香るお宅も多く、街中がジャスミン臭に覆われている感じです。
東京では、お庭の生け垣、玄関のフェンスにジャスミンをはわせるお宅も多く、5月初旬はジャスミンの街に変貌します。
(東京はコンクリート・ジャングルですが、郊外では、花を栽培するお宅も多く「花の街」とも言えなくない)
私は、集合住宅に住んでいて、草木を植えるスペースがありませんが、一戸建てのお宅がいろいろ植えてくれているので、通勤中や買い物などの生活の中でジャスミンの香りが堪能できます。
15年くらい前に、このブログで、ジャスミンにはインドールが含まれており「どこか、おしっこのニオイが」と書きました。
その頃、ネット内ではあまり書いていないことで、この記事は比較的話題を集めました。しかし、現在ではインドールやスカトール(どちらも大便臭のニオイ成分)が含まれると書いている記事がいっぱい、Google検索上位を占めています。
ですので、今日は、違った話題としてジャスミンの名前の由来を。
「Jasmine(ジャスミン)」は英語ですが、語源は古代ペルシャ語。
(知っていたかのような書き方ですが、完全に受け売り)
英語Wikipediaで確認しても、そう書いてあるので、たぶん、そうなんだろう。
ペルシャは、現在のイラン。
「ジャスミン」は、古代ペルシア語の「ヤスミン(Yasamin/Yasameen)」に由来し、ヤスミンは「神からの贈り物」という意味だそうです。
(意外にもすごい名前)
英語Wikiには「Yasamin」とは「Gift from God」「God's Gift」と書かれていました。
「ゴッズ・ギフト!」・・・パワフルなコトバですね~
香りもパワフルだけど、意味もパワフルなんですね。
どれだけ縁起がよい花なのかと。
当社にも「ジャスミン」というネーミングの香水があります。
この名前通りの製品で、ジャスミンそのままの香りです。
香水によく使用されるジャスミンには、Jasmine Sambac(サンバック)とJasmine Abs.(ジャスミン・アブソリュート)がありますが、当社の「ジャスミン」は、Jasmin Sambac。
(ジャスミンにも、いろいろな種類があるので、念のため)
多くの植物では、花から採取される香料は、多くの場合、花の香りとは違うモノが多い。
ですが、ジャスミンの場合、香料もジャスミンの花の香りのまま。ですので、この香料を配合すれば、素朴にジャスミンの香りなる。
案外、シンプルな処方で、すっきり制作した方が、ジャスミンらしく、ジャスミンの良さが出ます。
当社の「ジャスミン」は、そういうコンセプトです。
(世の中のジャスミン香水の場合は、いろいろで、当社のようなコンセプトは、むしろ少数派)
今年は、4月中旬から急に当社「ジャスミン」の販売数が伸びました。
私の周囲では、まだ花は咲いていませんでしたが、こういう時は、どこかで咲き出しているときです。
そして、現在でもよい売れ行きです。
街中に咲いているジャスミンの香りに触れ、「ジャスミンの香水ってないのかしら?」と探されるのでしょう。
ありがたいお話です。ありがとうございます。
最後に、ジャスミンの安眠効果について。
独ルール大学ハット教授(Prof Hatt of the Ruhr University in Bochum, Germany)のマウス実験によれば、ジャスミンの香りは肺から血液に吸収され大脳に伝えられるそうです。
(香りは鼻で感じるものですが、鼻から入る香りは嗅覚信号になるものの、香り成分そのものの吸収は、肺から入るケースが多いようです)
そして、血中の香り成分が大脳に伝わると、脳内では脳内ホルモンの一種 "GABA" が分泌されるそうです。GABA とはストレスを鎮める効果があり、これが安眠へと誘います。
そこで、考えつく応用がこれ → ジャスミンを鉢植えにしてお部屋で育てる
すると、香りが楽しめて、さらに安眠効果の恩恵も。
実際、このようなオススメ記事が、英語圏ではちらほら書かれています。
(そのうち、日本でも書かれるようになるのでしょう)
でもね、日光を好むジャスミン、やはりお日様の下の方が、ジャスミンにとってはうれしいだろう。
(2019-05-10)

( 可憐なジャスミンの花、近所で 05/08 )
ジャスミン満開
いたるところで、ジャスミンの香りが漂っています。ジャスミンの香りはパワフルなので、よくわかります。
東京では、大型連休の前くらいから咲き始め、連休が終わった現在ピークは過ぎましたが、まだ香るお宅も多く、街中がジャスミン臭に覆われている感じです。
東京では、お庭の生け垣、玄関のフェンスにジャスミンをはわせるお宅も多く、5月初旬はジャスミンの街に変貌します。
(東京はコンクリート・ジャングルですが、郊外では、花を栽培するお宅も多く「花の街」とも言えなくない)
私は、集合住宅に住んでいて、草木を植えるスペースがありませんが、一戸建てのお宅がいろいろ植えてくれているので、通勤中や買い物などの生活の中でジャスミンの香りが堪能できます。
ジャスミン「らしからぬニオイ」とは?
15年くらい前に、このブログで、ジャスミンにはインドールが含まれており「どこか、おしっこのニオイが」と書きました。
その頃、ネット内ではあまり書いていないことで、この記事は比較的話題を集めました。しかし、現在ではインドールやスカトール(どちらも大便臭のニオイ成分)が含まれると書いている記事がいっぱい、Google検索上位を占めています。
ですので、今日は、違った話題としてジャスミンの名前の由来を。
ジャスミン、凄い意味
「Jasmine(ジャスミン)」は英語ですが、語源は古代ペルシャ語。
(知っていたかのような書き方ですが、完全に受け売り)
英語Wikipediaで確認しても、そう書いてあるので、たぶん、そうなんだろう。
ペルシャは、現在のイラン。
「ジャスミン」は、古代ペルシア語の「ヤスミン(Yasamin/Yasameen)」に由来し、ヤスミンは「神からの贈り物」という意味だそうです。
(意外にもすごい名前)
英語Wikiには「Yasamin」とは「Gift from God」「God's Gift」と書かれていました。
「ゴッズ・ギフト!」・・・パワフルなコトバですね~
香りもパワフルだけど、意味もパワフルなんですね。
どれだけ縁起がよい花なのかと。
当社のジャスミン香水
当社にも「ジャスミン」というネーミングの香水があります。
この名前通りの製品で、ジャスミンそのままの香りです。
香水によく使用されるジャスミンには、Jasmine Sambac(サンバック)とJasmine Abs.(ジャスミン・アブソリュート)がありますが、当社の「ジャスミン」は、Jasmin Sambac。
(ジャスミンにも、いろいろな種類があるので、念のため)
多くの植物では、花から採取される香料は、多くの場合、花の香りとは違うモノが多い。
ですが、ジャスミンの場合、香料もジャスミンの花の香りのまま。ですので、この香料を配合すれば、素朴にジャスミンの香りなる。
案外、シンプルな処方で、すっきり制作した方が、ジャスミンらしく、ジャスミンの良さが出ます。
当社の「ジャスミン」は、そういうコンセプトです。
(世の中のジャスミン香水の場合は、いろいろで、当社のようなコンセプトは、むしろ少数派)
咲き出すと売れる
今年は、4月中旬から急に当社「ジャスミン」の販売数が伸びました。
私の周囲では、まだ花は咲いていませんでしたが、こういう時は、どこかで咲き出しているときです。
そして、現在でもよい売れ行きです。
街中に咲いているジャスミンの香りに触れ、「ジャスミンの香水ってないのかしら?」と探されるのでしょう。
ありがたいお話です。ありがとうございます。
ジャスミンで安眠
最後に、ジャスミンの安眠効果について。
独ルール大学ハット教授(Prof Hatt of the Ruhr University in Bochum, Germany)のマウス実験によれば、ジャスミンの香りは肺から血液に吸収され大脳に伝えられるそうです。
(香りは鼻で感じるものですが、鼻から入る香りは嗅覚信号になるものの、香り成分そのものの吸収は、肺から入るケースが多いようです)
そして、血中の香り成分が大脳に伝わると、脳内では脳内ホルモンの一種 "GABA" が分泌されるそうです。GABA とはストレスを鎮める効果があり、これが安眠へと誘います。
そこで、考えつく応用がこれ → ジャスミンを鉢植えにしてお部屋で育てる
すると、香りが楽しめて、さらに安眠効果の恩恵も。
実際、このようなオススメ記事が、英語圏ではちらほら書かれています。
(そのうち、日本でも書かれるようになるのでしょう)
でもね、日光を好むジャスミン、やはりお日様の下の方が、ジャスミンにとってはうれしいだろう。
(2019-05-10)
( 香水工場の )
香る生活
5月の香りの花シリーズ・蜜柑の花
ミカンの花が咲くと初夏、夏の予感 (2019/05/10)

( 可憐なミカンの花、近所で撮影 05/08 )
ミカンの花が咲き出しました。こちらは数日前に撮影した近所のお宅のミカンの花。
無風状態だと周囲 2メートルほどに香りが漂っていて、近くを歩くだけで花の存在の気づきます。
ジャスミンの香りは、ロマンチックで甘美ですが、ミカンの花は同じく甘美な香りながら、若干、爽やかさを伴う点が特徴ですよね。
怪しいセクシーな香りが潜んでいる点は、ジャスミンと同じで、このモヤっとした怪しさがミカンの花の魅力を高めています。
(ミカンの花 = セクシー&ミステリアス)
当社製品には「蜜柑の花」があります。
職業病的な習慣ですが、ミカンの花をみつけると無意識に当社「蜜柑の花」との香りを比較します。
今年も上記写真のミカンの花の香りを嗅ぎました。やはり当社「蜜柑の花」は、それなりによくできていると思います。自社製品だからヨイショする点は、たしかにバイアスがかかりますが。
しかし、それを差し引いても、フェアな気持ちで「蜜柑の花」はオススメしたい。とくに練り香水の「蜜柑の花」ですね、機会がありましたらお試し下さい。
しかし、注意いただきたい点も。
世の中、柑橘系の香水を探されている方、非常に多い。
当社製品なら、私は、迷わず「柑橘系」をオススメ。
何の話かわかる方も多いのですが、初めての読者に説明します、当社には「柑橘系」という名の柑橘系の香水があるのです。
わかりにくいので、ちょっと違ったネーミングにすればよかったのですが、当時、気合い入りすぎて「この製品は、真に柑橘のニオイだから『柑橘系』でいいじゃないか」と押し切った名前。
製品名に普通名詞を採用すると、ちょっとわかりにくいシチュエーションがあることは、その後、すぐに感じました。
(スタッフには言えませんが)
柑橘系の香りを探されている方が、「蜜柑の花」を購入されるケースをチラホラお見受けします。
果皮と果実からほとばしるフレッシュな香り、カラダの内部を駆け抜ける爽快感を期待されると、ちょっと違います。
「蜜柑の花」は、果皮や果実でなく花の香り。
だから、爽快感よりも、フローラル感や健康的なセクシーさが前面に来ますので、予想外の香りになるでしょう。
ご注意ください。
(2019-05-10)

( 可憐なミカンの花、近所で撮影 05/08 )
ミカンの花が咲いた
ミカンの花が咲き出しました。こちらは数日前に撮影した近所のお宅のミカンの花。
無風状態だと周囲 2メートルほどに香りが漂っていて、近くを歩くだけで花の存在の気づきます。
ジャスミンの香りは、ロマンチックで甘美ですが、ミカンの花は同じく甘美な香りながら、若干、爽やかさを伴う点が特徴ですよね。
怪しいセクシーな香りが潜んでいる点は、ジャスミンと同じで、このモヤっとした怪しさがミカンの花の魅力を高めています。
(ミカンの花 = セクシー&ミステリアス)
当社製品には「蜜柑の花」があります。
職業病的な習慣ですが、ミカンの花をみつけると無意識に当社「蜜柑の花」との香りを比較します。
今年も上記写真のミカンの花の香りを嗅ぎました。やはり当社「蜜柑の花」は、それなりによくできていると思います。自社製品だからヨイショする点は、たしかにバイアスがかかりますが。
しかし、それを差し引いても、フェアな気持ちで「蜜柑の花」はオススメしたい。とくに練り香水の「蜜柑の花」ですね、機会がありましたらお試し下さい。
しかし、注意いただきたい点も。
「柑橘系」という名の香水
世の中、柑橘系の香水を探されている方、非常に多い。
当社製品なら、私は、迷わず「柑橘系」をオススメ。
何の話かわかる方も多いのですが、初めての読者に説明します、当社には「柑橘系」という名の柑橘系の香水があるのです。
わかりにくいので、ちょっと違ったネーミングにすればよかったのですが、当時、気合い入りすぎて「この製品は、真に柑橘のニオイだから『柑橘系』でいいじゃないか」と押し切った名前。
製品名に普通名詞を採用すると、ちょっとわかりにくいシチュエーションがあることは、その後、すぐに感じました。
(スタッフには言えませんが)
柑橘系の香りを探されている方が、「蜜柑の花」を購入されるケースをチラホラお見受けします。
「柑橘系」と「蜜柑の花」の違い
果皮と果実からほとばしるフレッシュな香り、カラダの内部を駆け抜ける爽快感を期待されると、ちょっと違います。
「蜜柑の花」は、果皮や果実でなく花の香り。
だから、爽快感よりも、フローラル感や健康的なセクシーさが前面に来ますので、予想外の香りになるでしょう。
ご注意ください。
(2019-05-10)
( 香水工場の )
香る生活
5月の香りの花シリーズ・藤の花
「紫色」系の香りが楽しめる藤の花 (2019/05/10)

( 藤の花、甘い香りが降りてきます、近所の公園で 05/08 )
東京の藤の花は、以前は、大型連休中にピークを迎えることが多かったのですが、ここ10年くらいは、大型連休前に咲き、連休の頃は、早々に散った後、という状態でした。
(温暖化の影響と思う)
今年は、4月に寒い日も多かったせいか、この数年にしては、やや遅めで連休中に咲いている樹木もありました。
藤の花の香りは、スミレや葛の花のように紫の花に共通した、紫色系の香りが特徴ですよね。
香水業界や香水に詳しい人の間では「パウダリックな」と表現されます。
「パウダリック」と言えば、"こういう香り" というコンセンサスができています。
追加して、さらに表現すれば、藤の花の香りは「雅な香り」なんです。
優雅で伝統的な香りなんですよね。
この感覚、純粋に嗅覚だけの印象ではなく、おそらく、奈良・平安時代より続く、藤原氏に代表される貴族文化の影響も大きいのかな。
日本人に共通した感覚のようにも感じています。
今日は、私が藤の花のイメージを一変させた思い出話でおつきあいください。
東京には、有名な藤の大木があります。
東京都/西多摩郡/日の出町/大久野坊平の「大久野(おおぐの)のフジ」がそれ。
東京都は、山深い山林地帯から東京湾の近未来的ウォーターフロントまで、案外東西に長いのですが、この藤の大木は、東京の西端の山の中にあります。
樹齢400年の野生の藤の大樹で、実際に見に行くと"藤の花"のイメージが一変します。
(私だけかな?)
ニシキヘビがスギの大木に巻き付いて絞め殺そうとしているかのような光景。
怖い・恐ろしいという感情がわいてくる。
普通、藤の花は、花を見て可憐だなと感じ、幹や枝はあまり見ないか、見ても、ツルが巻き付いているね、くらいである。
しかし、こちらの藤の大樹は、高木だから最初に目に入る姿は花ではない。
薄暗い地面を大蛇が、猛り狂ったようにはっている世界、地獄絵図のような不気味さなんですよね。


(ムソルグスキー「禿げ山の一夜」のよなイメージ ※写真は webryblog の記事から直リンクしたもの)
藤の花は、山の高所に一段登って、そこから見下げるように見ることができますが、身近に見ることができない。
なので、花の印象よりニシキヘビのようなイメージだけが焼き付いて帰路につきました。
そのとき、写真を取り忘れたので、ネット内で公開されている写真を直リンクで引いてきているものです。こんな感じでした。
ところで、当社のオードパルファム「藤」ですが、一年近く在庫切れになったまま、まだ再開できません。
重要な原料の世界的枯渇で、入手できない状態が続いています。
その原料流通の再開は、徐々にはじまりかけているという情報も入ってきていますが、明確な日程は未定です。
しかし、1~2ヶ月以内ではないかと推測しています。
これが来たらすぐに再開します。
しかし、上の "大久野の藤の大木" 見たら、買いたい気持ちも、ちょっと萎えました?
(2019-05-10)

( 藤の花、甘い香りが降りてきます、近所の公園で 05/08 )
「紫色」系の香り
東京の藤の花は、以前は、大型連休中にピークを迎えることが多かったのですが、ここ10年くらいは、大型連休前に咲き、連休の頃は、早々に散った後、という状態でした。
(温暖化の影響と思う)
今年は、4月に寒い日も多かったせいか、この数年にしては、やや遅めで連休中に咲いている樹木もありました。
藤の花の香りは、スミレや葛の花のように紫の花に共通した、紫色系の香りが特徴ですよね。
香水業界や香水に詳しい人の間では「パウダリックな」と表現されます。
「パウダリック」と言えば、"こういう香り" というコンセンサスができています。
追加して、さらに表現すれば、藤の花の香りは「雅な香り」なんです。
優雅で伝統的な香りなんですよね。
この感覚、純粋に嗅覚だけの印象ではなく、おそらく、奈良・平安時代より続く、藤原氏に代表される貴族文化の影響も大きいのかな。
日本人に共通した感覚のようにも感じています。
大久野の藤の花
今日は、私が藤の花のイメージを一変させた思い出話でおつきあいください。
東京には、有名な藤の大木があります。
東京都/西多摩郡/日の出町/大久野坊平の「大久野(おおぐの)のフジ」がそれ。
東京都は、山深い山林地帯から東京湾の近未来的ウォーターフロントまで、案外東西に長いのですが、この藤の大木は、東京の西端の山の中にあります。
樹齢400年の野生の藤の大樹で、実際に見に行くと"藤の花"のイメージが一変します。
(私だけかな?)
ニシキヘビがスギの大木に巻き付いて絞め殺そうとしているかのような光景。
怖い・恐ろしいという感情がわいてくる。
普通、藤の花は、花を見て可憐だなと感じ、幹や枝はあまり見ないか、見ても、ツルが巻き付いているね、くらいである。
しかし、こちらの藤の大樹は、高木だから最初に目に入る姿は花ではない。
薄暗い地面を大蛇が、猛り狂ったようにはっている世界、地獄絵図のような不気味さなんですよね。


(ムソルグスキー「禿げ山の一夜」のよなイメージ ※写真は webryblog の記事から直リンクしたもの)
藤の花は、山の高所に一段登って、そこから見下げるように見ることができますが、身近に見ることができない。
なので、花の印象よりニシキヘビのようなイメージだけが焼き付いて帰路につきました。
そのとき、写真を取り忘れたので、ネット内で公開されている写真を直リンクで引いてきているものです。こんな感じでした。
当社の香水「藤」
ところで、当社のオードパルファム「藤」ですが、一年近く在庫切れになったまま、まだ再開できません。
重要な原料の世界的枯渇で、入手できない状態が続いています。
その原料流通の再開は、徐々にはじまりかけているという情報も入ってきていますが、明確な日程は未定です。
しかし、1~2ヶ月以内ではないかと推測しています。
これが来たらすぐに再開します。
しかし、上の "大久野の藤の大木" 見たら、買いたい気持ちも、ちょっと萎えました?
(2019-05-10)
( 香水工場の )
香る生活
5月の香りの花シリーズ・つつじの花
ツツジの甘い花の香り、感じますか? (2019/05/10)

( ツツジの花が満開 2019/05/05 )
我が家のベランダに植えられているツツジは、もはや、ピークを過ぎましたが、この一週間思う存分咲き誇っておりました。
我が家は集合住宅で、同じマンションにツツジ栽培に詳しい人(しかも熱い人)がいて、「立派なツツジを咲かせる方法」の指南を数年間受けました。
それで平均的なお宅より我が家エリアは豪華なツツジを咲かせるようです。
さて、その香りですが、私はツツジの香りをほぼ感じません。
鼻は生来、敏感でも繊細でもなく、平均的な感度レベルではないかと思いますが、Facebookに
「ツツジの花が咲きました、パフューマーはよい香りと言いますが、あまり感じませんね」
といった投稿をしたところ、
あれ!
仕事柄、香りには意識が行きます。意識的にニオイを確かめますが、まあ、嗅覚の識別能力は、伸びないようです、私の場合。
(2019-05-10)

( ツツジの花が満開 2019/05/05 )
ツツジの花の香り
我が家のベランダに植えられているツツジは、もはや、ピークを過ぎましたが、この一週間思う存分咲き誇っておりました。
我が家は集合住宅で、同じマンションにツツジ栽培に詳しい人(しかも熱い人)がいて、「立派なツツジを咲かせる方法」の指南を数年間受けました。
それで平均的なお宅より我が家エリアは豪華なツツジを咲かせるようです。
さて、その香りですが、私はツツジの香りをほぼ感じません。
鼻は生来、敏感でも繊細でもなく、平均的な感度レベルではないかと思いますが、Facebookに
「ツツジの花が咲きました、パフューマーはよい香りと言いますが、あまり感じませんね」
といった投稿をしたところ、
ツツジ良い香りですね
道路脇の植栽なんて、自転車で走ってても甘い香りがしますよ
ありますあります!甘い蜜のような香り。心地よくて癒されます
うんうん、結構香り強いと思います。朝から昼にかけて、気温がぐっとあがるタイミングが特に強く感じられます。
甘い香りだと思います。蜜を吸った記憶の匂いかも
あれ!
仕事柄、香りには意識が行きます。意識的にニオイを確かめますが、まあ、嗅覚の識別能力は、伸びないようです、私の場合。
(2019-05-10)
( 香水工場の )
香る生活
ペット用の香水やフレグランス
作る予定はありません、影響が未知数なので (2019/05/10)

( ペット用のフレグランスってどう? イヌたちが話せたなら本音を聞き出せるのだが・・ )
以前、お取引していた化粧品会社さんがありまして、ある日、社長さんから「ペット用フレグランス、作りませんか?」と聞かれました。
ペット用品市場って凄い勢いで伸びてますから、経営の安定にもなりますよ、といった軽い気持ちでの会話だったと思うのですが、「さあ、どうでしょう」と言葉を濁して、それ以上、この話題には触れませんでした。
人の嗅覚って、他の動物と比較すると「退化した器官」とよく言われます。
それどころか、おそらく全ほ乳類動物の中で、もっとも退化し無能化した動物に入るのでは?
毎日、香水を製造して販売してという生活を送っている私が感じることは、人の嗅覚(きゅうかく)って、とにかく「頼りない・不安定」。
ニオイを感じる力が弱いだけでなく、その日の体調や気分や思い込みだけで、違ったニオイに感じられることは、プロのパフューマーにも見受けられる現象なんです。
もともと嗅覚は、食物の安全性と自分に適した異性を発見するための強力なツールとして進化したもの。
私的に表現すれば、生命に直結する "純・本能系器官"。
ですが、大脳皮質が大いに発達した人間では、知識や情報に基づく判断ができるようになったため、かなり退化したと言われています。
たとえば、イヌの嗅覚は、ヒトの「100万倍」とも「1億倍」とも。
(たとえば、100万倍に薄めたオシッコ。判別できる人間はいないが、イヌならできてしまう)
イヌはヒトよりも、ニオイを強く感じ、遠くから感じられるし、ヒトには感じられないニオイまでわかる。
そんなニオイ超感度の嗅覚を駆使している動物用に、人が「ペットちゃんが喜ぶであろう」と思い込みで制作した香水やフレグランスを与える・付けるといった行為は、ちょっとリスキーです。
まして、ペットを自分好みの香りに変えるために、自分の好きな香りをペットに付けるなど、ちょっと痛々しく感じてしまう。
(ペット、大丈夫かな?)
香水やフレグランスのペットへの影響を研究している人も少ないし、情報もあまりないので、何が起きるか未知数と私は感じています。
【関連記事】
・ペットのフレグランス (2020年)
・ペット用の香水やフレグランス (2019年)
(2019-05-10)

( ペット用のフレグランスってどう? イヌたちが話せたなら本音を聞き出せるのだが・・ )
ペット用フレグランス?
以前、お取引していた化粧品会社さんがありまして、ある日、社長さんから「ペット用フレグランス、作りませんか?」と聞かれました。
ペット用品市場って凄い勢いで伸びてますから、経営の安定にもなりますよ、といった軽い気持ちでの会話だったと思うのですが、「さあ、どうでしょう」と言葉を濁して、それ以上、この話題には触れませんでした。
人のニオイ感覚は実に頼りない
人の嗅覚って、他の動物と比較すると「退化した器官」とよく言われます。
それどころか、おそらく全ほ乳類動物の中で、もっとも退化し無能化した動物に入るのでは?
毎日、香水を製造して販売してという生活を送っている私が感じることは、人の嗅覚(きゅうかく)って、とにかく「頼りない・不安定」。
ニオイを感じる力が弱いだけでなく、その日の体調や気分や思い込みだけで、違ったニオイに感じられることは、プロのパフューマーにも見受けられる現象なんです。
ニオイは生命に直結した感覚
もともと嗅覚は、食物の安全性と自分に適した異性を発見するための強力なツールとして進化したもの。
私的に表現すれば、生命に直結する "純・本能系器官"。
ですが、大脳皮質が大いに発達した人間では、知識や情報に基づく判断ができるようになったため、かなり退化したと言われています。
たとえば、イヌの嗅覚は、ヒトの「100万倍」とも「1億倍」とも。
(たとえば、100万倍に薄めたオシッコ。判別できる人間はいないが、イヌならできてしまう)
ニオイ超感度のペットたち
イヌはヒトよりも、ニオイを強く感じ、遠くから感じられるし、ヒトには感じられないニオイまでわかる。
そんなニオイ超感度の嗅覚を駆使している動物用に、人が「ペットちゃんが喜ぶであろう」と思い込みで制作した香水やフレグランスを与える・付けるといった行為は、ちょっとリスキーです。
まして、ペットを自分好みの香りに変えるために、自分の好きな香りをペットに付けるなど、ちょっと痛々しく感じてしまう。
(ペット、大丈夫かな?)
香水やフレグランスのペットへの影響を研究している人も少ないし、情報もあまりないので、何が起きるか未知数と私は感じています。
【関連記事】
・ペットのフレグランス (2020年)
・ペット用の香水やフレグランス (2019年)
(2019-05-10)
( 香水工場の )
香る生活
キューブボトルが絵になる・・・
アート作品、ありがとうございます (2019/04/18)

( Figaro’s mumさんのイラスト 当社のキューブボトルをキュートに描いてもらいました )
私はアートに疎いので、あまりいろいろ言うとお里が知れますが、イラストって物語が伴うなと感じます。
描いてもらった香水は、当社のキューブボトル。
日本の香水メーカーの日本の香りなんですが、この絵だと、ちょっぴりヨーロピアンな懐かしさ・親近感を感じてしまう。
作者さんの許可を得てここにアップさせていただきました。
ありがとうございます。
当社でも、細々、SNSへ参加しています。
Facebook、チョロチョロ・・
Twitter、かすかに・・
Instagram、ほぼ無・・
マーケ担当の私・国分が、今ひとつ、SNSに乗れない。だから、当社の広報活動は、ブログ・メルマガが主流です。
しかし、はたと気づけば、SNSで写真やネタを投稿してくださる方がちらほらおられます。
今後は、スタッフのサポートも動員して、SNSでのライトなコミュニケーションにも前向きに、と決意を新たに。
まずは、この場を借りて、製品の写真やネタや作品を投稿やツィートしてくだる方々へ、御礼申し上げます!
(2019-04-18)

( Figaro’s mumさんのイラスト 当社のキューブボトルをキュートに描いてもらいました )
Twitterで投稿いただいた作品
私はアートに疎いので、あまりいろいろ言うとお里が知れますが、イラストって物語が伴うなと感じます。
描いてもらった香水は、当社のキューブボトル。
日本の香水メーカーの日本の香りなんですが、この絵だと、ちょっぴりヨーロピアンな懐かしさ・親近感を感じてしまう。
作者さんの許可を得てここにアップさせていただきました。
ありがとうございます。
写真や話題を投稿いただくお客様へ、感謝!
当社でも、細々、SNSへ参加しています。
Facebook、チョロチョロ・・
Twitter、かすかに・・
Instagram、ほぼ無・・
マーケ担当の私・国分が、今ひとつ、SNSに乗れない。だから、当社の広報活動は、ブログ・メルマガが主流です。
しかし、はたと気づけば、SNSで写真やネタを投稿してくださる方がちらほらおられます。
今後は、スタッフのサポートも動員して、SNSでのライトなコミュニケーションにも前向きに、と決意を新たに。
まずは、この場を借りて、製品の写真やネタや作品を投稿やツィートしてくだる方々へ、御礼申し上げます!
(2019-04-18)
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